コマツ:北陸のエクセレントカンパニー | オヤジのおもちゃ箱

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行く川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず・・・・・・

 

一泊二日の北陸長距離ドライブ。

最初に訪れたのは「こまつの壮」です。

二度目の訪問になりまして

初回の時は工場の建物がまだ残っていました。

「こまつの壮」はコマツの情報発信基地。

創業100周年にあたる今年の6月にリニューアルされています。

JR北陸本線の小松駅に隣接した場所で

小松市はコマツの企業城下町です。

 

 

ここで圧巻なのは“930E”というオフロードトラック。

最大積載量が290トンを超える巨大ダンプで

チリや豪州の露天掘鉱山で活躍しています。

生産は北米で行われており

日本ではここでしか目にする事が出来ません。

全高は7.3メートルといいますから

二階建ての住宅より高く

重量の202トンは大型ダンプ20台分です。

正に圧巻也!

 

 

普段は運転席を見学できるのですが

この日は見る事が出来なかった。

運転席まで続く見学用の階段が

この建機の大きさを物語っています。

 

 

並外れた積載量を支えるタイヤ。(↑)

ブリヂストンの手によるもので

タイヤの重さは4トンを超え

一本で80トンまでの重量を支える事が出来る。

パンクしたらタイヤ交換が超大変ですよね?

 

ちなみに930Eはディーゼルで発電し

モーターを駆動させて走行するハイブリッド。

バカデカいトルクは内燃機関よりも電気モーターの方が出し易いのでしょう。

 

 

930Eの隣はPC4000という油圧ショベル。

重量は400トン弱で高さは3階建ての住宅を超えます。

更にバケットの容量がなっ!なんと40トン!

すげ~な~!!叫び

 

930EもPC4000も最新のデジタル技術で武装しています。

かつてはロータスやウィリアムズといった

F1コンストラクターにもコマツのデジタル技術が採用されていました。

確認はしていませんが

重機の制御技術に関して言えば

コマツは世界ナンバーワンだと思う。

 

 

今年でコマツは創業100周年。

「こまつの壮」には創業時の旧社屋が再現されています。

創業者は竹内明太郎という人で

実はこの人、吉田茂のお兄さんにあたる。

吉田茂も竹内明太郎も土佐藩士の子息で

茂は吉田家に養子に出されました。

 

明太郎は鉱山開発を手掛けており

採掘機械の生産を目的に設立したのがコマツという訳。

 

 

戦後コマツのジャンピングボールになったのはブルドーザーでした。

売り上げの50%前後を占めていたそうです。

 

ところで、現在のコマツの戦略は

「無人ダンプトラック運転システム」や「コムトラックス」

そして「スマートコンストラクション」です。

その中から「無人ダンプトラック運行システム」の動画を貼り付けておきます。

世界的にIOT(Internet of Things)が注目されていますが

コマツは建設機械の分野ではダントツにIOTが進んでいると思う。

 

こういう会社は創業者精神が生きてるんだよなぁ~わんわん

いつか、株主になりたい!