縄文と弥生の共生を示す祭祀 | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは🌸

わたくし昨日の夕方に、九州の阿蘇に到着しまして、今月末まで南九州にいる予定です✨

どうも竜宮城に迷い込んだようで…

次回もまたまた九州ですね、これは😅



※阿蘇山



今日の記事は書こうとした瞬間にスマホが固まった内容です😅💦

さて、この地球上の生物は目に見えない微生物も含めて共生共存しているのですが、皇室行事にも縄文と弥生の共生を示す、一世一代の祭祀があるのです。

それが、




大嘗祭




ですね。

冬至に行うとされている太陽神の復活祭で、天皇の代替わりに伴って行われます。





これ以上ないほどの重要な祭祀で、わたしはこの内容を詳しく伊勢神宮の神職さんからお聞きしましたが😅

めっちゃすごい内容で、あらゆる方面でものすごく熱意を費やして行っているのです。

なんと献上品を作られる方に警備がつくというのを初めて知りました😅💦

この祭祀は、




縄文人と弥生人の共生





を示しています。

これは神にささげる神饌(神前に供える食物)でもわかります。

「粟(アワ)」と「稲」を献納するのですが、




アワ…縄文時代の主食





イネ…弥生時代以降の主食




ですね😅

奇しくも、アワの国は徳島県で、大宜津比売(オオゲツヒメ)という食の女神の神話が語り継がれております。



※昨夜の宿



さて、去年、考古学の結果、この稲作の伝来が引き伸ばされまして、おおよそ3000年前まで弥生時代となりました😅

従来の2500年前と何が違うのかと言うと、





稲作が伝来しても、自然破壊に手を付けなかった、




のが500年もあったのですね。

破壊と書くと難しいですが、これは、治水工事だったり、森を切り崩して土地を開拓するといったことが必要だったのですが、それを古代日本人はなかなかしなかった、ということであります。

なぜなら、





自然こそ、神だったからです。





涙なしでは語れない、この大転換期😭



※池山水源


この、なかなかできなかったのが、月を信仰する一族だったのです。

細々と稲作を育てていたようですが、そのたびに荒れ狂う災害や天災に翻弄される日々でした。





だから、





アワの国(徳島県)の大宜津比売(オオゲツヒメ)は殺された、のですね。





そこからは豊穣な大地となっていった日本の歴史。

それらを抱きしめる大嘗祭❗️




豊かさとは、一体何なのでしょうか?





なお、大嘗祭では神に捧げる反物も、




あらたえ…の織物




にぎたえ…の織物




でして、この麻の織物も、徳島県の阿波忌部の直系から献上されるのです。

にぎたえは三河国(愛知県)から献納されますよ。




なお、御神酒も果実酒と清酒です😅

皆さん、赤ワインと日本酒、どちらが好きですか?

それだけでDNAがわかってくるかもしれないですね💦





この大嘗祭とは、天皇が神に神饌をささげ、みずからも共食することで、このために斎場が臨時に建設されるのです。

大嘗祭というのは、今上天皇が皇位を継承するとともに、天照大御神の魂を引き継ぐ、のですね。

そのために、




アワとイネを共食し、




麻と絹を共装するのです。



※「もののけ姫」よりシシガミさま




ジブリ映画「もののけ姫」でも、ラストはシシガミさまは死んでしまいますが、アシタカの呪いを解いてくれました。

アシタカもまた、ふたつの種族の架け橋となった人物で、そういった者たちには配慮する、といった感じでしょうか。




ということで、ぜひ、分断されし二元論を超越してみてください‼️

それを超えた先に見える景色があるはずです😆✨