神の住まう「ヒモロギ」の強い生命力 | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは。

三連休が終わりましたが、世界では大変な事件が勃発しております。

これが水瓶座に入っていこうとする冥王星と、まもなく29度を迎える天秤座火星の凶角の威力、なのかもしれないですね。

なお、明日(10月11日)が本番でございます😅

色んなエラーが勃発するかもしれませんが、余裕を持って行動していきたいですね。



 


 

さて、昨日は日本人の起源は「縄文人+弥生人+海人族」だよ〜という記事を書きましたが、

わたしたちはもっとも古き縄文の血を今でも宿しており、縄文時代からの聖地は現代へと引き継がれているのですね。



 

 

植物には神が宿る…という言い伝えがあります。

そこから派生したのが、神が住まう鎮守の森です。



 


神社として社が作られたのはずいぶんと後の話で、霊地として崇敬されていたのは、大きく深い鬱蒼とした森なのです。

なお、「うっそうとした」という古語が、クマとなりますよ。


 

※熊野大社上の宮

 

 

さて、下関市にある川棚のクスの森という公園に、樹齢千年の大楠があります。

 

 

 

かの源平合戦もなんとか切り抜けて、国の天然記念物となっております。


 

※川棚のクスノキ(2017年撮影)

 

 

 

川棚のクスノキは、公園化による盛り土による整備のため、突然枯れ始めてしまい、

 

 

 

現在では下関市と山口県が共同で再生作業が行われています。

 

※「ずっと見守っています」

 

 

 

一度完全に葉を落としたのですが、そこからなんとか再生を初めて、今ではこのようなお姿です。

 

 


 

 

テレビのBS番組「神様の木」で、川棚のクスノキの経緯が特集されていたのですが、

そのテレビのナレーターで、

 

 

 

 

「これが御神木の生命力なのです」

 

 

 

 

と説明しておりました。

その通りだと思いました。

自然霊が宿る御神木は、強い生命力をほこり、あたり一帯を特別な場所に変えていくのですね。

 




森には神が住んでいる。

 

 

 

わたしたちの懐かしい山には、古代から守られてきた鎮守の森があるのです。

この神の依代である樹木を、ヒモロギと言います。

 

 

 

漢字で書くと、「神籬」なのですが、日本の古い神社の御神体は、

 

 

 

 

ヒモロギ(御神木)、

 

 

 

カンナビ(神の山)

 

 

 

イワクラ(磐座…鉱物に宿る神)、

 

 

 

 

があるのですが、弥生のご神体はとなるのですね。




やはり弥生時代は所有争いが起こりましたので、剣は力の象徴であり、魔除けのシンボルでもあるのです。

なお、各地にある一宮と呼ばれる大きな神社の御神体は、縄文時代から残るものはほとんどがカンナビとなります。

 


 


破壊ではなく、継承をしていく。

 

 

 

縄文人の素朴な精神を受け継いでいきたいですね✨




なお、縄文時代からのヒモロギは、どうしても数が少ないのです😅

これは、御神木はやはり寿命に制限がある、ということかもしれません。

 

 

 

 

しかし、樹木はこうやって再生し、枝から新しい芽を吹き出すのです。

鎮守の森。

森は恵みの宝庫であり、たくさんの命を育ててくれたのですね。

これの現代の姿が、家の近くにある氏神神社となります。

 



そんな数少ない、日本が誇る縄文時代からのヒモロギとは、

 

 

 

 

京都の賀茂御祖神社(下鴨神社)の「糺の森」と、

 

 

 

 

三重県の伊勢神宮の別宮である「滝原宮」でございます。

滝原宮は、神宮の元宮でもありますね。





賀茂御祖神社(下鴨神社)の祭神はタマヨリヒメであり、賀茂のタケツノミの娘です。

この系統が海人族と一体化して、オオヤマツミ神ともなったのですね✨

水軍のルーツはまさにタケツノミであり、この糺の森がその壮大な歴史を内包しております。




 

滝原宮は、ヤマトヒメが八咫鏡を抱いてこの地を訪れたときには、まだ社殿はありませんでした。

この森の中に宮を作り、アマテラスとともに、ヤマトヒメは留まったのですね。

 

 

※大山祇神社奥の院

 

 

神は森に棲んでいる。

そんな日本に、多くの樹木を植えてくれたのが、スサノオの御子である、八王子のひとり、五十猛(イソタケル)です。

 

 

 

 

さすが和歌山~三重は「木の国」であります✨

わたしたちの恵みの種は、海からやってきたのかもしれません。