こんにちは。
神武天皇にまつわる東征ルートのお話をするために、わたしはついに南九州に出かけます😅←仕事は休むぜ
それが終わると、いよいよ畿内に移るので、2024年は楽しみですね✨
どうもネットでは、ユダヤ同祖論が流行っているみたいで、神武天皇は架空の存在だと言われている模様…。
伊勢神宮もうんざりしているでしょうが、神さまもうんざりしているようですよ😅
と言うことで、今日は日本人の起源についてです。
昨今はDNA研究がとても進んでおりますが、日本人というのは、同一DNAではないのです😅
歴史でわかるように、一度も滅びていない世界最古の国家ですが、
一万年前から続いていた縄文人と、
稲作文化が広まった弥生人以外に、
もうひとつのDNAが入り込んでいるのです。
あ、ユダヤじゃありませんよ🤣🤣
それが、
古代海人族(あまぞく)、なのです。
詳しく書くと、江南〜インドネシア〜琉球の海の民で、全国各地にある「一宮」と呼ばれる神社の祭神でもあり、古代豪族のルーツともなっている方々です。
以前に、「都会が好きな神さまと田舎が好きな神さま」という記事を書きましたが、
民俗学の巨匠である柳田國男氏は、「山地に住む縄文人と、平地に住む弥生人」と称しました。
ですが、昨今はDNA研究が進んでおりまして、そんな単純なものでもなかった、ということがわかっております😅
さて、縄文人というのは、比較的火山のそばに住んでいましたが、
渡来人として技術を伝えてきた弥生人は、火山から離れて、平地に住むようになり、その圧倒的な技術によって、日本に文化革命を起こしております。
縄文の神は、火であり、炎の神であったのですね🔥
火山は脅威であり、尊い資源を生み出してくれたからです。
そして、自然のすべてには神が宿ると言う、精霊信仰がありました。
そして弥生の神は、豊かさを増殖させることができる、太陽☀️であります。
そう、日の神です。
火は日であり、霊(ヒ)であり、わたしたちはヒノモト日本🇯🇵に住んでいるのですね。
しかし、豊かさを追求すればするほど、なぜか争いが生まれることになります。
なぜなら、定住すると、土地の所有の概念が生まれ、人と争うようになるからなのです。
そんな縄文人と弥生人ですが、わたしたち日本人には、第三の血脈があったのです。
それは、なんと縄文人と並行して血脈が今でも、わたしたちの中に続いているのです。
それが、「海人(あま)」なのです。
その海人族たちの古代の都はいったいどこにあったのでしょう?
なんとなんと、
紀伊半島なのです😅
紀伊半島というのは、パンダと空海さんを思い浮かべる人もいらっしゃると思いますが、
この紀伊半島〜伊勢志摩というのは、古代の海人族の到達地点、だったのですね。
※外宮
まさに、そこにあるのが伊勢神宮の外宮と内宮でありますね。
紀伊半島というのは、奈良のヤマトからだと、裏側に位置しており、陸路からだと深い山があってなかなか難しいのですが、
海から見ると、黒潮を主軸とした海流のため、行き来しやすいのです。
九州の日向・薩摩〜土佐〜阿波〜淡路島と、
関東の房総半島〜伊勢志摩〜駿河〜尾張の、
中継地点が紀伊半島だったのですね。
この紀伊国には、一宮が三つもあるのは、偶然ではありません。
紀伊国一宮 日前宮
紀伊国一宮 伊太祁曽神社
紀伊国一宮 丹生都比売神社
縄文時代から、この地域は特別な場所であり、日本全国の海辺や川辺に一宮と呼ばれる神社があるのは、それだけ古代はそこが栄えていたということなのです。
このブログは、2020年終わりに「海の安全を守れ!」という謎のメッセージを受けて、2021年は海辺の神社を参拝しており、そこから古代の歴史に向けて逆走しております😅
なお、わたしは四国生まれで、中央構造線の真上で育っていますが、四国には渓流がとても多いのは、断層の境目だからなんです。
渓流生まれの子供は、人魚のように泳げるようになります😅
なぜなら、溺れると死ぬからです💦
あの渓流のヒヤッとする冷たさと、一気に突き進む川の流れが、文明を継承していったのですね。
その、海人族の全身にほどこした入れ墨が、
鬼👹
のように見えたのでしょうね😅←デカい
海や川に残る伝承に、「鬼の○○」が多いのは、それは村人からはそんな奇怪なものに見えたに違いありません。
この海人族と神社にはとても強いつながりがあり、紀州が一大拠点であったことで、海辺に今も強力な一宮が現存しているのです。
そんな海の王者、海人族の血統は公式には20くらいなのですが、のちの時代に、「国造(くにのみやつこ)」として古代の称号を得ております。
そうそうたる大社でもあります。
ちょっと一部のみ書いてみますね。
宇佐神宮、
出雲大社、
熱田神宮、
宗像大社、
住吉大社、
赤城神社、
気多大社、
籠神社、
三島大社、
氷川神社、
大國魂神社、
水無神社、
諏訪大社、
吉備津神社、
阿蘇神社、
熊野本宮、
日前宮、
は、海人族が祖先を祀るために建立しており、その概念がとても新鮮だったのですね。
海人族は、のちの水軍、今で言う保安庁と海上自衛隊のルーツとなっており、まさに海を統括して発展してきたのです。
その伝説の舞台は、日前(ひのくま)宮であろうと思います。
ここは、伊勢神宮とともに、特別な場所として、ヤマト朝廷は神階を送っておりません。
そう、神社本庁に属していないのは、伊勢神宮と同格だから、なのです。
ここは、アマテラスの岩戸伝説で作られた鏡がご神体となっております。
神武天皇はまさに日向から、ここを制した海の王者、でもあったのですね。
そんな海人族が、
神だと崇めていたのが、
月🌕
であります。
これが月読命(ツクヨミ)であり、アマテラスやスサノオよりももっと古い、縄文の神でもありますね✨