富士山の祭神にまつわる謎 | 運の良い座敷童子的な生き方

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こんにちは。

長岡花火祭りを見ながら、更新しております😆

素晴らしかった、三尺玉‼️





昨夜の明け方の夢に、電車に乗っていると、「次は富士山~富士山~浅間大神に到着いたします」と目の前に座っていた男性が突然車掌さんになり、はっと目が覚めたのです。

 

 


 

ということで、今日の記事は「富士山のご祭神の謎に迫ろう!」です😅

今週の土曜日に廿日市で座談会があるのですが、なんと来られる4名のうちの半分が静岡県!

静岡と言えば、やっぱり富士山✨

日本は東西がフォッサマグナと呼ばれる巨大な溝に引き割かれているのですが、このフォッサマグナの心臓部が富士山となります。


※富士山(旦那撮影)

 


さて、以前の記事でも書きましたが、日本の2000年以上さかのぼる古社というのは、断層の真上にあるのですね😅

これは、「荒ぶる神を鎮めている」のだろうと思いますが、その古社にはズラリと「一宮」が付いております。

 




鹿島神宮(常陸国一宮)

諏訪大社(信濃国一宮)

砥鹿神社(三河国一宮)

伊勢神宮

伊太祁曽神社(紀伊国一宮)

丹生都比売神社(紀伊国一宮)

日前宮(紀伊国一宮)

大麻比古神社(阿波国一宮)

阿蘇神社(肥後国一宮)

新田神社(薩摩国一宮)


 

 

 

 

紀伊国に3つも一宮が並んでおります。

だから、もしこういった一宮が倒壊することになれば、そういった災害は、「2000年ぶり」ということになるのです😅💦


富士山の噴火


 

さて、富士山と言えば、本宮はここ✨

富士宮市にある富士山本宮浅間大社ですね。




富士山には奥宮があり、それが富士山の山頂となります。

なお、関東平野というのは、富士山の噴火によって作られた台地になるのです。



 

なお、この浅間大社には、元宮があります。

それが「山宮浅間神社」ですね。

社殿はなく、富士山を祀っているのです。

本宮はずいぶんあとに、坂上田村麻呂が社殿を創健したのです。

 

 

 

 

さて、祀られているのは本宮も山宮も奥宮も、すべて「コノハナサクヤヒメ」ですね✨

日本の歴史上、もっとも麗しい女神さまと名高い、南九州出身の女神さまで、ニニギノミコトと結婚して、海幸彦山幸彦の三兄弟が生まれております。

父親が「大山祇(オオヤマツミ)」でして、火山帯ではない、「山」の神さまです。




このオオヤマツミの総本宮が、愛媛県と広島県をむすぶ大三島にある大山祇神社ですね。


※大山祇神社⛩️

 

 

どうしてこのオオヤマツミの娘であるコノハナサクヤヒメが祀られているのかというと、理由は2つあるのだろうと思います。

 

 

 

 

一つ目の理由、「かぐや姫」の影響であること。



 

 

かぐや姫って、作者不明の平安時代のおとぎ話なのですが、ラストで、育ててくれた義父母に薬をプレゼントをするのです。

それが、「不老不死の妙薬」で、それを富士山の山頂で燃やしたところ、煙が上がるようになった、といわれ、それ以来この山は「富士山」と呼ばれます。





ここから、富士山=女神というイメージが付いたのです。

だからこそ、とても美しいコノハナサクヤヒメが祭神となったのですね。


※富士山(営業撮影)


 

もともと富士山は「アサマヤマ」だったのです。

だから、祀られているのは、富士神こと、「浅間大神」なのですね。

 

 

 

 

そしておそらくこのかぐや姫は、

 

 

 

 

たぶんですけど、

 

 

 

 

平安時代前期の、

 

 

 

アンチ藤原家の人間が書いたものだろうと思います😅

それはもしかしたら、オオヤマツミを信仰する三島神となにか関係するのかな…と思うのですが、この三島神こそ、「賀茂氏」のルーツとなります。


※山宮⛩️


 

この内容は過去記事に書きましたが、出雲大社のオオクニヌシさまの長男でいらっしゃるアシスキタカヒコネこそ、神武天皇を導いたヤタガラスであり賀茂神でもある、と書きました。


ヤタガラス


 

この賀茂氏が辿ったルートが、静岡県の伊豆半島に抜けていくのです。

 

 

 

 

つまり、二つ目の理由は、「三島神のルートが静岡県だから」ですね😆

 

 

 


 

わたしは愛媛出身で広島在住なのですが、愛媛県の西条市があり、賀茂郷があって賀茂川も流れているのですが、広島県の竹原市にも賀茂郷があって賀茂川が流れており、さらにふたつとも「お酒の産地」であります。




竹原市は、NHK朝の連続テレビ小説「マッサン」のモデルとなった、サントリーウイスキーの祖、竹鶴政孝の生まれ故郷ですね。





この竹原市はもともと賀茂郡竹原町という名称だったのですが、なんとここに、かぐや姫伝説が残るのです😅

 

 

 

 

瀬戸内海を西の九州から、ヤマトに向かう場合、瀬戸内ルートの停泊地が、大三島の周辺なのですね。

なお、この瀬戸内海、けっこう荒ぶる海でして、中央構造線を通って、吉野川を抜けて、徳島ルートから向かうルートもあります😅

こういった「海のルート」を制してきたのが、日本の歴史の統治者だったのですね。

 

 

 

 

現代風に書くと、「海軍と保安庁を引き連れている人間が、日本の王だ!」

でしょうか😅

 

 

 

なかなか、「ルフィ」のような少数の海賊団はいなかった、ということかもしれないですね。


※海から見た富士山(離島の読者さまより)

 

 

この海のルートは、太平洋に向かうと、伊豆半島が停留所となります。

だから静岡県には「三島」があり、「三嶋大社」があるのですね。

このルートの始点こそ、ヤタガラスの境界線、奈良の高鴨神社でもあります。

 

 

 

 

なお、富士山の本宮の宮司は代々和邇氏の子孫が務めております。

 

 


 

コノハナサクヤヒメの父神であるオオヤマツミ神は、九州の厳しい山の神でありますので、富士山がコノハナサクヤヒメを祭神としているのも、こういったかぐや姫と三島神とのドッキング、なのかもしれないですね✨

 

 

 

 

なお、

 

 

 

かぐや姫は「アンチ藤原家」が書いたのでは、と書きましたが、この藤原の姓をたまわったのは、中臣鎌足です。





物部氏と中臣氏の戦いは、国家祭祀の奪い合いであり、なんとか物部氏は石上神宮を守り切った、ということですね。

 

 

 

かぐや姫は月に帰った。

 

 

 

というあの話は、なんらかの皮肉が込められているのかもしれませんね。




お写真の本宮と山宮は読者さまからいただきました🎵




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