こんにちは。
お盆の少し前、平日の明け方に、男性の声で、このような言葉が聞こえてきました。
「ニギハヤヒについて書いてくれないか」
ニギハヤヒ…?
「ハクだよ」
※ジブリ映画「千と千尋の神隠し」より
ああ!
ハクね😅
「彼は縄文の神なんだ」
そこでハッと意識は覚醒したのですが、その声は知らない男性からでした。
ニギハヤヒは縄文の神?
確かにわたしは今、ブログで縄文時代から続く聖地について調べています。
ニギハヤヒについて調べてみると、
本当にそうだったんです😅
※石見國一宮物部神社
と言うことで、お盆初日にはるばるやってきました、島根県大田市にある、石見國一宮、物部神社⛩
ここは古代豪族、物部氏の祖神を祀る、物部氏の氏神神社なのです。
裏山である八百山(やおやま)がご神体となっており、ここは縄文時代からの聖地となっております。
なんとここに、ニギハヤヒの子息、宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)のご神墓があるのです。
この宇摩志麻遅命の神剣をご神体として祀っているのが、奈良県天理市にある、石上神宮となりますよ⛩
物部氏というのは、非常に、歴史愛好家の間では人気のある古代豪族でして😅
いま、日本に神社と呼ばれる社が建っているのは、物部氏が推奨したからなのです。
物部氏は、飛鳥時代に伝来した仏教にたいして、廃仏派だったのです。
このとき、崇仏派の蘇我氏とのあいだで争いが起こり(崇仏論争)、物部氏は敗れてしまいます。
ここから蘇我馬子が推古天皇を擁立して政権を思うがままにしたのですね。
日本史で習いましたね😅💦
その物部氏の祖神こそ、饒速日命(ニギハヤヒ)なのです。
ニギハヤヒが高天原から天磐船に乗って、日本に降り立ったきたのは、縄文時代末期です。
弟がかの天孫降臨のニニギであり、
ニニギの祖母がアマテラスなので、血統がはっきりとしているニギハヤヒは、大和の国を神武天皇に譲るまで、治めています。
神武天皇もまた、正統な血統を持つ、のちの初代天皇です。
彼は天つ瑞(あまつしるし)を持っていました。
天神の印ですね。
しかし、
ニギハヤヒも持っていたのです。
天孫降臨である、ニギハヤヒと、
日本で生まれた神武天皇との出会い。
その詳細は歴史書に書かれておりませんが、大和の国で、何かが起こり、
その後にニギハヤヒは神武天皇の家臣となっています。
でも本当は、
もしかしたら、
初代天皇になるはずだった、正統な神というのは、
もしかしたら…
※神が降り立った磐座
この物部神社には、鎮魂の社という肩書きがついており、それを見たときに、わたしは何かが込み上げてきました。
この、大和の国のかつての王を、ジブリ映画「千と千尋の神隠し」では、忘れられた神として名前を使用しています。
「千尋、ありがとう。
わたしの本当の名は、ニギハヤミコハクヌシだ」
「すごい名前 神さまみたい」
と言うわけで、かつての縄文時代の聖地、八百山を登ってみましょう‼️
そう、ここは鎮魂の社なのです。
神のお墓があるのです。
娘が「怖いよ〜」と最初からびびっております😅
たしかに、
なんなんだ、この木の根っこ❗️
この木は縄文時代からの原生林で、まるで山を守るかのように、蛇のように地面を這っています。
一気に空気が切り替わります。
ここと同じような空気を、いぜんに感じたことがある、とわたしは思い出しました。
そう、あれは、
※佐太神社
佐太神社の裏山にある、伊邪那美御陵。
同じ空気が流れていたのです。
悠久の時を流れる、神のお墓。
木の根っこを登り切ると、ありました。
ニギハヤヒの御子息、宇摩志麻遅命のご神陵。
鶴とともに降臨した宇摩志麻遅命がここに眠るのは、この島根県には、出雲地方にも強い豪族がいたからです。
神武天皇の東征後、その見張り役として、物部氏は石見全土を掌握したのでしょうね。
はるか、2600年以上昔の、日本の歴史の一ページです。
※鶴みくじ
なお、この島根県大田市には、世界遺産・石見銀山がありますが、ここも物部氏と関係があります。
日本各地の鉱山の周辺には、物部氏の神社がありますが、これは物部氏が、祭祀に金銀を使用していたからなのです。
と言うわけで、関西の皆さま✨✨
かつてのヤマトの国に住んでいる皆さま、
せひ、かつての王を偲んで、出雲大社とともに、物部神社にも参ってみてくださいね✨✨
ということで、物部氏の祖神を祀る、石見國一宮物部神社でした⛩
物部神社をお参りの際は、お食事は、お向かいにある「笑夢」がオオスメです✨
好きなだけ食べられて、石見國の名物、箱寿司も置いてありますよ✨✨