こんにちは。
9月23日秋分の日に宮島に遊びに行きました。
宮島はわたしの自宅から車で30分ほどの場所にありますよ。
さて、この日はまず厳島神社を参拝してからの大願寺・大聖院を参拝しておりますよ。
前回の参拝は特別警報が出ていたお盆でしたね。
厳島神社はもともと仏式の神社で、
明治時代の神仏分離で、神社とは認められないとされ、社殿の焼却が命じられたほどなのです。
後の世界遺産を燃やそうなんて…
神仏分離、ほんっとに許せんわね🥶
※大願寺
厳島神社は社殿のカラフルな色彩を落として、
白木造にして、大聖院と大願寺を独立させました。
そう、大聖院はもともと厳島神社の一部でもあり、かつての厳島神社の御神体があります。
それが、十一面観音菩薩です。
現在は真言宗御室派の大本山として、観音堂に鎮座されておりますよ。
仁王門を潜ろうとすると…
花嫁です❗️
写真撮影をしております。
ビックリです‼️
と言うのも、大聖院では結婚式を取り行っていないのです。
ここで花嫁と花婿を見るのはとても稀なことで…
これが見られるなんて、
今日は何かが起きるのかも😆?
すごい晴天です✨
カラカラと摩尼車を回りながら石段を登っていきますよ。
それにしてもこの日は暑い❗️
夏のような晴天です🔥
観音堂ですね。
まだこの時は緊急事態宣言中でしたが、
なんと胎内巡りができるようになっていました。
※胎内巡り
胎内巡りとは、この観音堂の真下をウロチョロとすることなのですが、真っ暗闇なんです😅
真っ暗闇を手探りで進むと、暗闇に仏様が浮かび上がっていて…
それを拝みながら進みます。
足元にはお砂があり、お砂ふみもできるようになっておりますよ。
娘はこれがお気に入りなんですよ😅
観音堂の中はこのように広いのですが、
奥に弥勒菩薩、
手前に十一面観音菩薩が鎮座されています。
胎内巡りをして、
またこの部屋に戻ってくると、
えっ⁉️
と我が目を疑いました。
なんと、十一面観音菩薩がいる台座に昇殿している人たちがいるのです。
この段よりも上に登っている、という意味です😅
ビックリしました。
それが、人力車のお兄さんだったのです‼️
お客さんに十一面観音菩薩の説明をしているようです。
えっ?
そこって、
もしかして
登っていいの?
人力車のお兄さんたちがいなくなったあとに、わたしたちも恐る恐る昇段すると…
本当だ‼️
奥に、「ここからは立ち入り禁止」と小さな張り紙がありました。
知らなかった…
長年参拝していますが、ここまで進んでいる人は見たことがなかったのです。
皆さん、賽銭箱の手前で正座して拝むからです。
いや、普通は、
この段差を登ろうなんて、思いませんよね。
近づいてはいけない聖域だと信じていました。
※ここから追記です。
なんとこの時に昇殿していたかた、このブログの読者さまでした。
普段は乗らない人力車を乗ったということです。
たまたまこのブログの読者さまが、
たまたまわたしたちと同じお寺の、
たまたま同一時間に参拝して、
たまたま人力車に乗って、
たまたま昇殿して、
たまたまそれをわたしが目撃した…
えっ、そんな偶然ってあるんですか😅?
※弥勒菩薩
すると、
隣の部屋にいる弥勒菩薩が覗き込めるように、襖が少しだけ開かれているではないですか。
こんなに間近から弥勒菩薩を拝むことができるなんて❗️
初のサイドバージョン‼️
すると…
正面から決して見えないところに、
ダライ・ラマ法王が開眼した法要の写真がズラリと並んでいます。
そう、こちらの弥勒菩薩はダライ・ラマ法王が開眼したのですよ。
日本とチベットは、古代インド仏教の滅びた系統を引き継いでいるのです。
インドも含め、他の国ではすべてお堂も仏像も燃やされ、滅亡しています。
他国はやはり宗教戦争が多発しているのですね。
日本では「神仏習合」という考え方で、同一神としていこうとしました。
こうすると、
拝みやすくなるからです。
日本の神さまと仏教の守護神を同じにすると、宗派を超えて拝むことができる。
拝みやすいとは、
宗教間の争いをなくす、ことでもあるのですが、
想念が結びやすくなる、という効果があるのです。
十一面観音菩薩の手前にあるのは、巨大な曼荼羅です。
すごく綺麗な、カラフルな配色です。
密教といえば曼荼羅で、
曼荼羅のない密教寺院はありません。
曼荼羅とは数多の仏尊が美しく配置された図像のことです。
目の前でじっくり拝めるなんて…
なんとありがたい。
そして❗️
写真は少しずらしておりますが😅
ついに、十一面観音菩薩が手の届くくらいの距離に‼️
いやいやいやいや…
ハッキリお顔を拝見できるなんて、思わなかったです。
とても美しいお顔です‼️
なんだか、
「近うよれ」と言っていただけたように思いました。
※行基法師
こちらの十一面観音菩薩は、行基法師が作ったものです。
行基は奈良時代の歴史に名が残るお坊さんですね。
東大寺の奈良の大仏の総責任者でもあります。
この功績により東大寺の「四聖」の一人に数えられておりますよ。
この観音堂には他にもたくさんの仏像が並んでおります。
この日の参拝客は少なかったため、
しばし娘と弥勒菩薩と十一面観音に話しかけておりました。
なんと、
ぜいたくな時間だったのでしょう✨
外に出ると、摩尼殿に太陽が登っており、くっきりと虹色を映し出してくれました。
天気が良いですね✨✨
※写真はお借りしています。
これを記念して、切り絵御朱印をいただきました😆✨
なんと、限定の曼荼羅バージョン‼️
今は秋バージョンが出ているようですよ😆✨
オンラインショップもあります❗️
こちらの社務所は優しい方がいて、
うちの娘にいつもアメをくれるのです。
と言うわけで、秋分の日に宮島に遊びに行ったら、大聖院の観音堂で、十一面観音菩薩をすごく間近で拝めたというお話でした♪
ぜひ、麗しき安芸の宮島に来てくださいね‼️