こんにちは。
先々週に出雲に行ってまいりました♪
今年3回目の日御碕神社を参拝しました。
さて、太陽の通り道であるレイライン上に位置する日御碕神社。
日本の夜を守るその場所には、
隠された古代の里があったのです。
※日御碕神社
さて、日御碕神社は、
奈良時代に編纂された出雲国風土記に
「美佐伎社」として記載されていた古社です。
わたしはこのミステリアスな神社に惹かれて、今年何度も何度も参拝しております。
なお、明治時代まで「日御碕神宮」という社名でした。
伊勢大神宮は日の本の昼の守り
出雲の日御碕清江の浜に日沈宮を建て
日の本の夜を守らん
日御碕神社は上の宮と下の宮に分かれています。
下の宮は天照大御神(アマテラス)が祀られており、
上の宮は須佐之男命(スサノオ)が祀られていますよ。
下の宮の元宮は経島(ふみしま)だと言われています。
見ての通り、とても不思議な島で、日御碕神社の宮司さん以外は禁足地となっています。
アマテラスはこの島に降臨して、
「わたしを祀りなさい」
とお告げをしたため、この地に鎮座されました。
お告げを聞いたのは、なんと日御碕神社の宮司さんです。
こちらの宮司さんは、須佐之男命の五代後の子孫である天葺根命だったのです。
そう、つまりこの日御碕神社というのは、
須佐之男命の子孫が代々住んでいた土地、でもあるのです。
そう、須佐之男命の子孫は現代まで神職として続いています。
もちろん、出雲大社の千家氏とも親戚関係に当たります。
その謎を紐解く場所に、今から向かいましょう。
さて、経島を眺めながら、てくてくと海沿いに向かおうとすると、
とつぜん、
※にゃおにゃおにゃーん♪
7月の参拝のときにも会った猫ちゃんですね😆✨
わたしたちのことを覚えてくれていたのかしら✨
みさきちゃん(←勝手に名付けた)
に懐かれますがつれていけないので、しばし遊んだらそこから離れます。
さあさあ、猫に見送られながら、
海沿いを灯台に向かって進みましょう❗️
はっ
経島の先っちょで誰か釣りをしている。
えびすさまかよ
小高い丘に向かって道はうねっていきます。
そこから少し歩くと…
なんだか怪しい脇道が…
ちょうど日御碕神社の後ろに当たる部分ですね。
行ってみましょう😆✨
登っていくと、祠がポツンとあります。
こちらは目的地ではなかったのですが、
日御碕神社の末社、立虫神社というようです。
あれ?
万九千神社の立虫神社と名前が同じなのは偶然なのかしら?
もしかして千家家に関する祠かもしれません。
日御碕神社の宮司さんと千家家は、代々婚姻関係を結んでいる仲なのです。
てくてく10分ほど歩くと、目的地に到着しました。
ここです‼️
鳥居が立っていますね。
ここが、神蹟 隠ヶ丘(かくしがおか)です。
おおお、
暗そうな森になっております。
こわっ😅
ここは、稲田姫と結婚した須佐之男命が、
「吾が神魂は、この葉の止まる所に住まん」
と柏の葉を投げて占ったところ、
この森の奥でひらひらと落ちたそうです。
※かしわ
柏の葉は、お供物の下に敷く葉です。
古代から、日本人の食器として愛用されてきたものなのです。
このスサノオが占った柏(かしわ)の葉は、日御碕神社の神紋とされています。
日御碕神社だけではなく、
伊勢神宮、
熱田神宮、
宗像大社、
など、そうそうたる神社の神紋でもあります。
すべて、須佐之男命ゆかりの神社ばかりですね。
写真では分からないと思うのですが、
かなり鬱蒼と薄暗い場所なのです😅
娘が「こわいよ〜」と隣から離れません…。
うおお、ダンジョンかよ😅
一人じゃ無理だぜ。
とそのとき、
はっ、
横にそれた道の先に社があります。
ここはとりあえず後回しだわ😅
すると❗️
明るい光が見えてきました。
鳥居が2本立っておりますよ。
わたしの鳥肌も立っているう🥶
ここは?
なにか不思議な空間が現れました。
隠岳神社です。
主祭神は須佐之男命。
日御碕神社の真後ろに当たる部分で、
上の宮の元宮となります。
上の宮にも元宮があったなんて。
この場所が、古代の日御碕神社だったようです。
神秘的な場所で…
ここに、須佐之男命が降り立ち、住まわれた伝説の地となります。
そう言えば、
御魂を祀っているとされる須佐神社の神紋も柏の葉だったのです。
魂には四つの側面があると言われています。
つまり、須佐神社も、そして日御碕神社にも、スサノオの魂が宿っているということになりますね。
このザワザワとした空気感を知っています。
この厳しいピリッとしたご神域は…
そうです、
あの場所だ‼️
日御碕神社のお稲荷さんだ‼️
そうか、あの森の奥にこの場所があるから、空気感が同じなのは当たり前なのですね😅
では、この場所に呼んでくださったのも、あのお稲荷さんかもしれません。
では…
須佐之男命はここに住んでいた…
とすると…
日本の夜を守っているのは…
須佐之男命は国津神ではありません。
天から降りたってきた天津神なのです。
スサノオは国津神と天津神の境目だと言われています。
だから、
大山祇命(おおやまづみ)の呪いを受けておらず、
いまだ生きている。
これは上の宮の隣にある神紋石です。
柏の葉が刻まれている化石は、この隠ヶ丘から発掘されました。
ああ、この石にそんな深い意味があったなんて…
森の奥に隠された、古代の里。
まさに隠された神話の里、ですね。
さきほどの社に向かうと、そこは綺麗な稲荷神社がありました。
ここにもお稲荷さんが❗️
手を合わせて。
ここに呼んでいただけてありがとうございます。
てくてくと戻っていくと、経島が間近に見えてきます。
あの真ん中、空洞になってますね。
あそこから、
神在月に龍蛇はやってくるんじゃないかしら、と頭をよぎりました。
龍蛇を祀るのは、
出雲大社と、
日御碕神社と、
佐太神社。
その中でも、日御碕神社は一般の参拝は許していません。
ここはもしかすると、
この世とあの世の境目があるのかもしれません。
そんなミステリアスな日御碕神社を眺めながら…
ぜひ、神在月にはこちらにもいらっしゃってくださいね‼️