こんにちは!旅育研究家のぬーたです。

 

みなさんの旅の目的はなんでしょうか?

「そんな堅苦しいもん考えてないよ!」という方も多いと思うのですが、ある程度のお金を払って旅に出ているので、何かしら目的があるはずです。

 

「温泉でゆったりしたい」「とにかく楽しみたい」「綺麗な景色が見たい」などなど、色々な目的がありますが、我が家では「本物を体験する」ことが目的になることが多いです。

 

我が家は全然教育熱心ではないのですが、子供には何かに興味を持って、それに対して高一アンテナを張って、主体的に行動を起こしていって欲しいと考えています。(要するに、親から与えられるのではなく、自分で切り拓いてくれと。)

ということで、子連れ旅行では子供に色々な本物体験させてあげたいんですよね。

 

「本物を体験する」ことの大切さはみなさんも感じていらっしゃると思いますが、その理由を少し掘り下げてみますので、ご興味ある方はお付き合いください。

 

 

さて、最近のテレビは本物とほとんど変わらない映像を見せてくれます。ただ、映像を見ていて綺麗だと感じることはありますが、現地に行った気になることはありません。

それはなぜでしょうか?

 

それを掘り下げていくと、本物を体験することの大切さが見えてきます。

 

①五感を使って感じることで観察力が鍛えられる

テレビでは視覚と聴覚以外の感覚を使いません。人間が意識している情報としては視覚と聴覚がほとんどを占めていますが、意識せずに感じ取っている情報も非常に多いです。

 

本物を体験することで五感が刺激され、無意識的に感じ取る能力が開発されることで、子供の観察力が鍛えられます。物事を一面だけではなく、多面的に感じて、より正確に捉えることを訓練できます。

 

具体例としてSL大樹に乗った時の記事を書きましたので、合わせてご覧ください。

→「【SL大樹】五感を使う経験で観察力を育てよう

 

 

②目の前に情報が溢れているので主体的に行動できるようになる

テレビの場合は、テレビからの一方的な情報の提供となるため、子供の主体的な行動が促進されません。

 

本物が目の前にある場合には、自分で見て、触って、感じてみて、疑問に思ったことをすぐに確認することができます。周りにプロフェッショナルがいれば、その人に聞いて理解を深めることができます。一方向ではなく、双方向でのやり取りになるんですね。

 

「もっと知りたい!」と思った時に、目の前の本物から情報を探ることができたらワクワクしますよね。そのワクワクが主体的な行動を促します。

 

具体例として界川治でも紙漉き体験と石臼体験についての記事を書きましたので、合わせてご覧ください。

→「【界川治】主体性を育む本物体験

 

③強烈な印象を与え記憶に定着して興味の種にする

今までの人生で記憶に残っているのは、日常的なことではなく、印象的なことではないでしょうか。いつもと違うことをすることで、その行動に焦点が当てられて、記憶に刷り込まれていきます。

 

知っていることや経験したことは興味を持ちやすいです。(学術的には選択的認知というそうです。)記憶として定着すると、関連することを体験した際に、過去の記憶から蘇り、脳内で追体験をすることができます。何度も追体験することで身近に感じるようになり、興味の種になっていく可能性があります。

 

具体例として出張シェフについての記事を書きましたので、合わせてご覧ください。

→「【出張シェフ】食育や教育にも繋がる!?

 

 

いかがだったでしょうか?お役に立てましたら嬉しいです。

気になることやお聞きしたいことがあればコメントお待ちしております!

 

本日はお疲れ様でした。明日も楽しみましょう!