こんにちは!旅育研究家のぬーたです。

 

本物を体験することの大切さ」という記事で、五感を使って感じる経験をすることで観察力を鍛えられると書きましたが、日光や鬼怒川温泉を走る「SL大樹」へ乗った際にまさに五感を使って感じる経験したのでそちらを紹介します!

 

やっぱりテレビと本物は違う!

SLは子供に大人気ですよね。テレビでも○○紀行のような番組や子供向け番組では頻繁にSLを見ることができます。

 

でもね、本物のSLを目の前にすると親もビックリするくらいテレビとの違いを感じてしまうんです。

 

テレビの場合には固定されたカメラからの映像で、音の大きさも調整されてしまっているので、SLのように大きなものの迫力を伝えるのは難しいんです。

 

テレビでは視覚と聴覚での情報を得ることはできますが、残念なことに、それらの情報はテレビを通すことで生の情報(一次情報)ではなく加工されてしまった二次情報となってしまいます。

 

そして、二次情報の場合にはテレビ製作者側の思惑なんかも含まれてしまって、本当の姿をあえて映していなかったりするんです。

見ている側としてはテレビに映っているものが全てなのですが、実際には隠されている情報もたくさんあります。

 

逆に、一次情報の場合には誰かの意図という不純物のない生の情報を得ることができます。

「本当はこんなに大きかったのか!(ちょっと恐い)」

「近くで見ると少しでこぼこしてるんだな」

「汽笛の音は耳が痛くなるくらい大きくてビックリした!」

など、SL大樹に乗ってみて初めて、テレビでは到底感じられないSLのダイナミックさを感じることができました。

 

本物は「見る」「聞く」だけじゃないんです

実際に経験してみて分かったのですが、視覚・聴覚以外で感じる情報もたくさん感じることができました。

 

本物の機関車に乗ってみると、

「機関車の近くに行くと咳が出る、目も少し痛い」

「機関車の近くは少し暖かいね」

「煙がくると変な匂いがする」

「外の展望車に行きたい!→(走ってる時に展望車に行くとめちゃくちゃ寒いので、)やっぱり中にいる!」

といった、発見がありました。

 

これらは嗅覚、触覚、その他生理的反応によって引き起こされるものです。テレビでは絶対に感じることができません。

 

親の声掛けで気づくこと

このようにいつもとは異なることを感じ取った時に、親から適切な声かけをすることで、普段は見過ごしてしまう感覚を意識するようになります。

「咳が出るのはなんでだろう?」

「暖かいのはなんでだろう?」

「何の匂いかな?」

「走っていない時よりも走ってる時の方が寒いね。」

 

このように普段は意識せずに感じ取っている情報を意識的に感じることができるのは本物と対峙しているからこそです。

 

五感を使うと観察力が高まる

本物を体験することで五感が刺激され、無意識的に感じ取る能力が開発されることで、子供の観察力が鍛えられます。

 

情報をキャッチするためのアンテナの感度が高まるとともに、物事には様々な側面があることに気づくことで、物事をより正確に捉えることができるようになります。

 

観察力が育つと、親からの声かけがなくても、疑問がどんどん湧いてくるようになります。それらの疑問を考えることで、物事に対するより深い理解を促すことができます。

 

「昔は石炭が燃えて走ってたけど、今は電気になったのか。電気も電車の中で作ってるのかな?」

「SLはカッコイイだけじゃなくて、咳が出たりとか良くないこともあるのか。今の電車はもっと快適だな。時代によってどんどん改良されているんだ!」

といった気づきを自分で得ることができると観察力から考察力に発展していきそうですよね。

 

 

本物のSLを体験したくなった方は「【SL大樹】予約方法や展望車について」も参考にしてみてくださいね!

 

 

いかがだったでしょうか?お役に立てましたら嬉しいです。

 

本日はお疲れ様でした。明日も楽しみましょう!