アレキサンダー大王(アレクサンドロス)の戦術・戦略から学ぶ | 【らくーん別邸】蓬莱山チャンネル~1カ月で体調がグイグイ回復

アレキサンダー大王(アレクサンドロス)の戦術・戦略から学ぶ

アレクサンドロスから学ぶ

癒し王ふじですグラサン

 

 

アレクサンドロスは

父フィリポス2世の死後

当時の諸部族、ギリシャ内部をまずいち早くまとめる。

 

大河ドナウ川の渡河に成功し(浮き輪を付ける等工夫凝らす)

敵の意表をつく攻撃で撃破。

※ハンニバルのアルプス越えも意表をついた

※日本の源義経の奇策(一の谷の合戦のひよどり越え)も同様

 

敵に物理的かつ精神的にダメージを与えることを得意とする。

ある時、敵の軍に挟撃されそうになる。

→軍事演習を開始し、統制力と凄みをわざと見せつけ

敵を精神的に威圧、

同時に味方も鼓舞し、撃破に成功。

 

ある時は、北から400キロの道のりを10日で進軍。

あまりの進軍の早さに

相手の裏をかく→敵は準備不足で混乱。

それを可能にするには、

工兵による道の事前整備(足ならし)があった。

※日本でいうと豊臣秀吉の中国大返し

※三国志の司馬懿も進軍の早さは「神速」と言われるほど有名!

※孫氏の兵法の基本

 

 

グラニコス川の戦い(対ペルシャ)→マケドニアの快勝

ペルシャ3万対マケドニア1万3千

ペルシャは歩兵(ギリシャ傭兵部隊)を後ろにおいて

騎兵(機動力)と分離し、川の全面に配置し待ち伏せる。

 

アレキサンダーは右から一部の小部隊で先制攻撃しかける

ペルシャ軍はそこに軍を集める。

ペルシャ軍に隙ができる。そこにアレキサンダー自ら見逃さず突っ込む。

そこに注目集めつつ、全軍前進。ダレイオス敗走へ。

※相手の弱点をつき、態勢が崩れたところ勝機を見逃さず重点集中攻撃

※策略とは、意図的に意識をそらすように他に意識を向けさせその裏をかく

 

イッソスの戦い(対ペルシャ)

東地中海

ダレイオス3世は2~3倍の軍勢10万、「平原」で待ち構える。

アレクサンドロス軍4万1千は、山脈の西側にペルシャ軍をおびき寄せたい。

陽動作戦)お祭りして時間稼ぎをした。相手の補給を食いつぶす狙いも。

 

アレクサンドロスは、回り込まれて退路を断たれた。

両軍とも右翼に戦力を集中

ピナロス川の上流は険しく渡河が困難。

ダレイオスは軽装歩兵を配置。アレクサンドロスは、

そこを弱点とみて落とすことを考えた。

 

アレクサンドロスは、全軍を巡回し兵士ひとりひとりに親しく声をかけ

全軍に勇者であれ!と声をかける→士気が上がる

※日露戦争時の乃木将軍も同様

 

右翼の歩兵2部隊を最初に川に進出させ、渡河→対岸にて壁造りに成功。

その後、世界最強のヘタイロイ騎兵が無傷で渡河に成功。

アレクサンドロス自ら先頭きって敵の中央部隊へ突撃。率先垂範

司令官ダレイオスはそれにおののいて家族を置き去りにして敗走。

勝利後、ダレイオスの母の無礼(アレクサンドロスを別人と間違えた)

に対する次の名言

お気になさるな。彼もまたアレキサンダーなのだから

→感情的に切れるのではなく器の大きさを感じる

 

ティルスの海上要塞を制圧

陸から要塞まで堤防道路でつなぐ

大奇策を実行。

 

 

ガウガメラの戦い(対ペルシャ)

ダレイオスが軍を立て直し

ユーフラテス川沿いを焦土化、大軍12万で待ち構えていた。

5.5キロ圏内でアレクサンドロス4万7千は待機(夜襲ギリギリの距離)

アレクサンドロスは、回り込んでバビロン入りを目標に。

正々堂々と真正面からダレイオスを破って相手の威信を低下させる作戦。

マケドニア軍はちゃんと決戦に備えて準備睡眠とっていた

(兵の体力温存)。

一方で、ダレイオスはいつくるかわちわび

警戒態勢をとかず、寝ずに待ち構えていた。

 

アレクサンドロスは左右を鉤状にして全方位からの

攻撃に備えつつ、鋭い一撃(隙)を狙っていた。

アレクサンドロスの戦場の勘と勇気

敵前で右斜めへ移動→ダレイオスの意表をつき相手を焦らす。

ペルシャ軍隊列が左に伸びて隙ができる。

ペルシャ軍はチャリオットがつぶされ

左翼に兵力を集めた結果、分離することになった。

一瞬の隙を見つけたヘタイロイ兵を率いたアレクサンドロスは

中央へ突っ込んで突破。

ペルシャ軍は総崩れ、またしてもダレイオスは逃走。

 

<トップリーダーの要件>

※現場での戦況即断が早い。遅いと致命傷になる

※自軍の兵力(例えば騎兵、軽装歩兵、重装歩兵)などの配置、組み合わせ連携が大事

 →今でいうとポジショニングと経営資源の組み合わせと連携がうまく適時に投入

 

 

<アレクサンドロス大王 名言セレクト>

 

◆知識がなければ、存分に能力を発揮する事などできない。

 能力がなければ、力も生かす事が出来ない。

 そして、力を持っていなければ十分な知識も使いこなす事ができない。

 

◆私は一頭の羊に率いられたライオンの群れを恐れない。

 しかし一頭のライオンに率いられた羊の群れを恐れる

 

◆私の体を埋葬し、記念碑は建てるな。

 世界を征服した人間でも死んだら何も残らない

 ということが人々がわかるように。

 

◆私が培ってきた哲学は、

 たくさんのあらゆる武器を使うよりも優れている。

 

◆順調に勝ち続けている時に程、

 たくさんの危険がそこかしこに潜んでいるんだ。

 

◆この世に生まれた事を父親に感謝している。

そして、賢く生きる方法を教えてくれた師に感謝する。

 

◆誰でも挑戦する事で、不可能など無くなる。

 あなたが挑戦を続けている限りにおいて、

 あなたにできないことはない。

 

◆正しい態度で臨めば、自分に課した制限は消滅する。

 

◆武力により得たものは長く続かないかもしれないが、

 慈愛と節度により得た愛は永遠である。

 

◆真の愛にハッピーエンドはない。

 なぜなら真の愛に終わりがないからだ。

 

◆哲学の奥義はどんな武器よりも優れているのである。

 

◆最後に重要なのはあなたが何をやってきたかということである。

 

◆去る者は去れ。

 

 

<アレキサンダー大王はこうして作られた>

エパメイロンダスの戦術&戦略

   ↓

フィリッポス2世の戦術&戦略+アリストテレスの哲学

   ↓

アレクサンドロス

 

 

 

 

 

 

 

 

<過去記事>

戦は兵力よりも勝機!

 

地名は教えてくれる

 

小学校のうちに身に着けておきたい

 

ドラクエ3に学ぶ

 

コロナ時代の生き方

 

己の居城をどこに陣取るか