調子に乗ってしまった。

 

魔が差した。

 

特別な意味なんてなかった。

 

 

 

オレは乾いていた。

 

 

この渇きを潤して欲しかった。

 

 

 

 

 

 

今日、オレは街へ少し出かけてた。

 

自転車、徒歩。

 

用事を済まし

 

帰ろうと思った。

 

 

 

タピオカ屋が2軒あった。

 

別に飲みたくなかった。

 

 

 

 

時間はまだ15時。

 

そのまま家に帰ろうとした。

 

 

 

だがオレは乾いていた。

 

喉がカラカラに乾いていた。

 

 

 

 

今日は暑かったから。

 

この数時間、何も飲んでいない。

 

渇きを潤したくなった。

 

 

 

 

オレはコンビニに寄った。

 

 

家に帰っても、飲み物はないことは知っていたから。

 

 

 

 

コンビニには魅惑的な物がたくさん並んでいる。

 

 

 

手を伸ばせば、すぐ手に入ってしまう。

 

コンビニは欲望の砦なのかもしれない。

 

 

 

 

ちなみにコンビニが欲望の砦なんて

 

これまで一度も言ったことはない。

 

 

 

そんなことはどうでもいい。

 

 

 

 

オレは目的の飲み物コーナーへ向かった。

 

 

 

飲み物がたくさん並んでる。

 

 

どれもすごく美味しそうと思った。

 

 

 

 

だって、今日はすごく暑かったから。

 

喉が乾いていたから。

 

 

 

いつもだったら、炭酸を選ぶんだ。

 

無糖の炭酸。

 

 

 

でも今日は、レモンとかのフルーツが効いている炭酸が飲みたかった。

 

 

ファンタとか。

 

スプライトとか。

 

たくさんある。

 

たくさん選べる。

 

 

 

 

 

この時、オレの神になったんだ。

 

 

オレの気分次第。

 

オレの選定次第。

 

 

全てが決まる。

 

 

そうオレは神になったんだ。

 

 

 

何でも選べるんだよ。

 

 

 

しかし

 

ファンタとかのジュースだと

 

「子供っぽいな」

 

等と急にそんなことを思ってしまった。

 

 

 

 

全体を見渡すと、お酒コーナー。

 

 

普段なら絶対に手に取ることはない。

 

 

 

 

飲めるよ。

 

オレはお酒は飲めるよ、一応。

 

 

 

ちなみにビールは飲みたくない、苦いから。

 

 

 

 

 

 

でも、意味のある時しか飲まない。

 

 

飲み会、なんかの会、集まり。

 

 

  

晩酌なんてしない。

 

たとえ昼間に飲んでも、優越感に浸れない。

 

 

 

 

でも、今日は飲んでみたいと思った。

 

 

 

 

 

CMみたいに

 

「クウゥゥゥゥゥ!」

 

をしたいと不意に思った。

 

 

 

 

だから、おもむろに手に取ったんだ。

 

 

ストロング系のレモンサワー。

 

 

 

 

無意識だったのかもしれない。

 

 

いや、無意識であるもんか。

 

 

オレ自身が自分で決めたんだ。

 

 

 

このレモンサワーを。

 

 

この悪魔の水を。

 

 

 

 

 

「ありがてぇぇ。」

 

「キンキンに冷えてやがる。」

 

 

 

なんて言葉が自然と出た(可能性は捨てきれない)

 

 

 

 

 

そのレモンサワーで

 

氷を入れて飲む!

 

という最高のシュチュエーションを想像していたんだ。

 

 

 

 

ファンタではなく

 

350mlのレモンサワーを買ったオレは少しだけ大人になったのかもしれない。

 

 

 

 

オレは速攻で家に帰ったんだ。

 

 

 

 

オレの渇きは最高潮を迎えていた。

 

 

オレは全ての欲望をここにぶつけることにした。

 

 

 

 

 

グラスを出し

 

氷を満杯に入れて

 

ストロング系のレモンサワー

 

いや

 

悪魔の水を注いだ。

 

 

 

 

「ありがてぇぇ。」

 

「キンキンに冷えてやがる。」

 

 

 

なんて言葉は出なかったが

 

グラスを持ったオレは、この時が一番幸せだったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オレは

 

「アア!ブハァァァァァ!」

 

「うめぇぇぇ!」

 

「悪魔的だぁぁ!」

 

 

自然と言えた(とは言えない)

 

 

 

 

 

 

 

もう一杯!

 

 

グラスには氷が満杯に入っていたから、そんなにレモンサワーは入らない。

 

 

夢中で注いだ。

 

 

 

オレは渇きを潤すため、無我夢中だった。

 

 

全ての

欲望が

ここにあった。

 

 

 

 

もう一杯。

 

 

人間とは何なのかと自問自答を繰り返しながら

 

この悪魔の水に虜になっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この悪魔の水を1/3を飲み干した時

 

オレはふと感じたんだ。

 

 

 

 

「気分が良くならねぇぇ。」

 

「むしろ身体がダリぃぃ。」

 

「具合悪ぃぃ。」

 

「横になりてぇぇ。」

 

 

 

オレはこの悪魔の水によって

 

悪魔に変わろうとしていたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

オレは飲んでから30分も経たない内に

 

泥のように寝てしまった。

 

 

 

 

4時間は無駄にした。

 

 

 

 

 

鏡を見ると、オレは悪魔ではなかった。

 

ただの泥だった。

 

いや、泥のような顔色をしていただけなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 「気持ち悪ぃぃ。」

 

ダリぃぃぃ。」

 

「水がうめぇぇ。」

 

「やっぱ普通の水の方がうめぇぇぇ。」

 

 

 

 

この4時間があれば、色々なことができたのかもしれない。

 

 

 

やらなければならないものもあった。

 

しなければならないことが沢山あったが

 

時間は戻らない。

 

 

 

 

ファンタを選んでいたら?なんて、そんなことを想像しても意味がないことはわかっている。

 

 

でもこれは現実なんだ。

 

 

 

 

きっとこれも何か意味があることなんだ。

 

 

自分に言い聞かせろ。

 

 

 

無駄なことなんてない。

 

 

考えろ。

 

 

 

失った時間でなはく

 

今から何ができるのか。

 

 

 

考えろ。

 

 

 

失敗しても後悔するな!なんて言葉、そんなのは慰めにもならない。

 

 

失敗したら、後悔もするし。

 

後悔がある時は、だいたい失敗もしているし。

 

 

 

考えろ。

 

 

 

今のオレには何ができる?

 

 

 

 

オレの目の前には

 

今も

 

ぬるくなったレモンサワーが置いてある。

 

 

 

オレはこのぬるくなったレモンサワーを見て何を思う。

 

 

渦巻く感情。

 

喪失感。

 

悲壮感。

 

悲愴感。

 

 

きっとこれだけじゃないはずだ。

 

 

 

 

命、魂、希望、絶望、涙

 

その全てを吐き出して

 

今この瞬間を

 

 

考えろ!

 

 

 

 

 

 

 

 

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