前回はこちら↓







*現在年長の次男坊が2歳児クラスの時の話です*




能面先生から
【次男坊が机にぶつかった】
と初情報。




テバ:その机にぶつかったって初めて聞いたんですが、いつの話ですか?



能面:実は私は体調を崩してしばらく休んでいたんです。
だからはっきりとした日にちは聞いておりませんが私が休みの間に次男坊君が机に頭をぶつけて、その事をお母さんがとても気にしてらっしゃると聞きました。
こちらの不注意で次男坊君に痛い思いをさせてすみません。



テバ:能面先生は休んでいたから何も悪くないですよ💦
さっきも言いましたが【机にぶつかった】て知らなかったんです!



この日に限って出勤ギリギリの時間だったので簡単にドビ子との事と連絡帳の内容を説明すると能面先生は



能面:わかりました。
帰りにまたお話をさせてください。


と迎えの際にまた話をする事を約束してくれました。





そして迎えの時間



いつものように玄関で待っているとやってきたのは能面先生ではなく、ドビ子。



しかも猛ダッシュでやってきて
私の前に滑り込むように正座をすると





この度は大変申し訳ございませんでしたぁ!!
全然そんなつもりは無かったんですがお母さんに勘違いさせるような事言ってお気を悪くさせてしまってぇ〜!!
お母さん、本当にすみません!!



頭を下げながらまくしたてるように謝るドビ子。



叩いた発言をしてからもうすぐ2週間になろうかという時になって姿をようやく現したドビ子を見て思ったのは





哀れだ


この2週間、園ぐるみかドビ子の采配か解らないが自然消滅を狙うかのように隠れ、守られてきたが市役所に告げ口されるとなって矢面に立たされたドビ子。


自身が招いた事とはいえ、園長を守るために差し出された生贄のようで怒りより哀れみを覚えた。



でも





許す気はねぇーよ!


早速ポケットから相棒ボイスレコーダー登場!

 





そして更にスマホも登場!






テバ:すみません、今からスマホで会話を録音します。

では今回の事をドビ子先生から説明していただけますか?




ドビ子:本当にお母さん申し訳ありませんでした!

今後またこのような事がないように次男坊君をしっかり見ます!




テバ:ドビ子先生、私は謝れとは言ってないです。

今回の事を説明してと言っているんです。




ドビ子:説明!?………何をですか?

えっと………どう話せばいいのかしらぁ〜?





と何故かテヘペロ顔をしたドビ子。



その顔を見たら注意だけで済まそうと思った気持ちは吹っ飛びました。





テバ:じゃあこちらから聞きます。

まず○月○日(叩いた発言した日)に何があったんですか?




ドビ子:その日って……??




テバ:覚えてないみたいですね?

ドビ子先生が【私が次男坊を叩いた】と言った日です。




ドビ子:そんな事は言ってないですよぉ〜!




テバ:ではこれを聞いてください。

(ボイスレコーダーを再生)

『お母さんがバチィ〜ンとやった』発言


聞こえましたか?
この発言の前に『また殴った』とも言っていましたよ。
思い出せないならもう一度聞きますか?




ドビ子:ほんとだ!言ってますね!
何でこんな事言ったんでしょうか……
お母さんに勘違いをさせるような事を言ってしまい申しわ……



テバ:謝罪はいりません。謝るべき時はとうに過ぎました。
謝るよりきちんと説明してください。
それに最初謝られた時から何度も勘違いと言われていますが何が勘違いなんですか?



ドビ子:え…………その私はお母さんが叩いたという意味ではなく




テバ:あ、少しお待ち下さい。
(もう一度ボイスレコーダーを再生)
どう聞いても【私が叩いた】と聞こえますし、先生もこの時に【平手打ち】の動きをされていましたよ。
これを【私が叩いた】という意味で捉えてしまう頭の悪い私に先生がどういう意味で言ったのかわかりやすく説明していただけますか?



ドビ子:いえ、お母さんは頭悪いなんてとんでもないです💦
全部私が悪いんです……すみません



テバ:あ、謝罪いりません。説明だけお願いします。時間の無駄なんで!
これだけ聞いたらそろそろ何があったか思い出しましたよね?




ドビ子:あ、はい…………確かお昼寝後に次男坊君が机のそばを通った時に顔をぶつけたような気がして………



テバ:あれ?おかしいですね。
○月○日当日にそんな事一言も言われずに今朝能面先生から初めて【机にぶつかった】て聞きましたが?



ドビ子:○日は忙しくて気が回らずに机にぶつかった事を言い忘れ………




テバ:机にぶつかった事を言い忘れるのに『またお母さんが殴った』は言えるんですね?





ドビ子:すみません!本当にそんなつもりは……





テバ:だから謝罪はいらないから説明!

なぜ机にぶつかった事を言い忘れて冗談でも言ったらいけない殴った発言したんですか?

いい加減言い訳ばかり言わないで納得のいく説明してくださいよ。





多分謝り倒して終わらすつもりだったであろうドビ子は何か小声でつぶやきながら左右をキョロキョロ。



誰か助け船を出すのを待っているようだが誰も来てくれない。




テバ:あの日、ここを出てから皮膚科に行き、【叩いた跡はない】と診断されました。

叩いた跡がないという事はぶつかってもいないて事です。

先生、机にぶつかったという話は本当ですか?





それを聞いてドビ子は小さな声で

『ぶつかっていないです』

とつぶやいて下をむいた。




テバ:あれから約2週間考えたんですが

跡が残らない程度の何かがあったのでと思っています。

先生、本当に反省しているなら何があったか言ってもらえますか?




でもドビ子は黙ったまま。





テバ:これが○日翌日だったら先生が黙ったままでも『以後気をつけてくださぁ〜い(ドビ子のモノマネ)』で済ませたけどね。

でもこれだけ日が経った上にこじつけのような事を言い出したらキッチリ説明してもらわないと納得出来ないですね。




やっぱり黙ったまま。




テバ:先生、『こいつ小さい事を大事(おおごと)にしやがって!』と腸煮えくり返っているでしょうが、大事にしているのは先生自身です。





ドビ子:…………自分でも何故あんな事を言ってしまったのか解りません。

多分次男坊君のお母さんが他の先生と冗談言って話しているのを聞いていたから………つい言ってしまったんだと思います。




テバ:私のせいって事ですか?




ドビ子:そんな事はないです!

本当に………何故か言っちゃったんです。




そしてまた黙りこんでしまったドビ子




この時で約20分ほど過ぎており

奥の部屋では次男坊が

『僕はいつになったら帰れますか?』

と不安そうな顔をしている。






何より私自身がこの状況に飽きました!(笑)




テバ:先生、私はかなり面倒くさい親です。

でもそれは言うべき事を言わず、やるべき事をやらない人に対してのみです。

きちんと報告してくれれば怪我くらい何も言いません。

家でもしょっちゅう怪我してますから。

だからこれからは冗談や嘘ではなく事実を教えてください。

でも今後また同じような事があったら報告出来ない何かがあると判断し、これからは即市役所に相談に行きます。

それで今日はもう終わりにしましょう。





そう告げるとドビ子はホっとして気を抜いてしまったのか




『もうあんな事はしません



と言って何度も頭を下げて奥に下がっていきました。






最後の心からの謝罪は


あんな事は言いません


じゃなくて


あんな事はしません


なんだな






やっぱり何かあったのかな?





結局事実は全く解らないまま。




でもそれ以降、次男坊に頻繁に出来ていたアザが激減しました。





〜続く〜↓