韓国で今一番気になる女優かも…な、ハン・ソヒ。
かといって女友達には絶対したくない、ハン・ソヒ(笑)。
ドラマ「アビス」では
主人公を裏切る美人な元婚約者を演じ、
「夫婦の世界」では、
妻子ある男性と略奪婚をする若い女性を、
「わかっていても」では
思い続けてくれる素朴な幼馴染の男の子と
セフレの間柄を続ける魅惑的な男の間で揺れる主人公を演じ…と
憎まれ役や肌の露出が多くても気にしない
挑戦的な部分がすごいなぁと思っていて。
そんな彼女が次に選んだのが、超アクション復讐劇…という…。
「わかっていても」の時のナビ。
今作では傷だらけ。
どこまでスタントをたてたかはわかりませんが、
アクションの構え姿勢が綺麗で1話でもう「面白い」ってなりました。
韓国題: 마이 네임(マイネーム)
全8話。ペロッといけちゃう短さ。Netflixオリジナル。
脚本: キム・パダ
演出: キム・ジンミン
【あらすじ ストーリー】
父がヤクザだと学校でも噂され、いじめに遭うユン・ジウ。
ジウにとっては優しい父親だった。
しかし、なんの仕事をしているのかも知らず、
家を不在にし連絡もとれない父に苛立っていた。
学校での激しいいじめもあり、自ら仕返しをして退学をする。
父から届けられた誕生日プレゼントも玄関先に放置し、
訪れた父親も無視していたが、そのドアの向こうで
父親が何者かに殺されてしまう。
何としてでも犯人に復讐することを誓った彼女は、
犯罪組織のボスの後ろ盾を受け、警察へと潜入し、
裏に秘められた巨悪に迫っていく。
【キャスト 出演者】
ユン・ジウ(本名ソン・ジウ)/オ・ヘジン: ハン・ソヒ
ジウの父 ユン・ドンフン: ユン・ギョンホ(特別出演)
麻薬組織トンチョン派のボス チェ・ムジン: パク・ヒスン
トンチョン派の理事・ムジンの右腕 チョン・テジュ: イ・ハクジュ
トンチョン派の弁護士 カン・スヨン: ペク・ジュヒ
<インチャン(仁昌?)地方警察庁>
広域捜査隊麻薬捜査チーム長 チャ・ギホ: キム・サンホ
広域捜査隊麻薬捜査チーム刑事 チョン・ピルド: アン・ボヒョン
広域捜査隊麻薬捜査チーム刑事 ナ・デス: ソ・ソンジョン
広域捜査隊麻薬捜査チーム刑事 コ・ゴンピョン: ムン・サンミン
警察庁長: ソ・サンウォン
強力2チーム刑事 パク・ジヌ: ホン・ウジン
仁昌中部警察署強力1チーム チョ刑事: キム・ピョンチョル
麻薬組織の元構成員 ト・ガンジェ: チャン・リュル
麻薬組織の元構成員 キム・チョルホ: イ・ソク
麻薬売人・バー経営者 マンゴー: イム・ギフン
麻薬売人 パク・チャング: クォン・ヒョクボム
麻薬製造船オーナー ペ・ジョング: ハン・ドンギュ
住職: リ・ウジン
ムジンの運転手: ウォン・ジン
日本人ヤクザ ヤマモト: キム・イヌ(特別出演/日本生まれ韓国人)
ジウの父を追う刑事: キム・ビョンチョル
ジウの学校の先生: キム・ピピ
一言で言いますと…
「ハン・ソヒ씨!アン・ボヒョン씨!Good Choice♪」
以下、私の超個人的感想と記憶メモです。
・物語としては、最初から裏の裏、逆のまた逆行って、
きっとこの人、やっぱり悪い人なんだろうな…って感じで
一部先が読めた部分もあるけど、このドラマの一番の見所は
ストーリーよりハン・ソヒだと思ってる。
物語のありきたり度は高いけど、それをもってしても
ハン・ソヒの体当たりっぷりは評価していいと思う。
アクションは3~4ヶ月ほど月曜から金曜日まで毎日のように
練習したそう。小柄(に見える)で細い腕で現実味がないようにも
思えたけど、キレや姿勢が良かった。ハン・ソヒさんはインタビューで
「動物が命を懸けて戦うようなリアリティを求められた」と答えてる。
・ドラマ「梨泰院クラス」でのアン・ボヒョンのイカレ💩野郎っぷりが
記憶に新しいので今回はいい人、好きになっちゃうレベルの
いい男役でおめー!って感じです。
ハン・ソヒちゃんも、女という武器を(ほとんど)使わない役どころ、
おめでとう!って思いました。
しかし復讐したいとやってきたのが娘じゃなく、息子だったら
ボスはどうしたのだろうか…。とか考えると、そこはやはり「女」
だったからなのか…
最初からベタッと完全な善人を演じるより、少し悪役とか難役を
こなしてからのほうが伸びる楽しさがあっていいと思います。はい。
・顔を切られて復讐に燃えるチャン・リュルの狂犬っぷり見て、
梨泰院クラスのアン・ボヒョンを思い出したのは私だけ?
・アン・ボヒョン演じるチョン・ピルトに関しては、
妹をドラッグで亡くして…とか、俺を頼れ、とか誠実な人柄で、
そりゃ惹かれるようにできてますよ。
なんだけど、終わりにかけて
「トンチョン派の追手たちに車バレたのに、乗り換えもせず?」
「そんなガラス張りのところで、かくまってて平気?」
「え。そんなところで脱ぎだすの?」
「…フルオープン派すぎない?ゆっくり不動産かよ」と来て、
「かなりあっさりした最後…」
(銃口が向いているのに気が付いていながら撃たれたんだったら
目は閉じないかな。背後から頭狙われたのなら目開いてるだろけど)
でも、次にもラブ系ドラマが待っているし、
アン・ボヒョンとしては、良き出世だと思う。
・右腕のイ・ハクジュ。
「夫婦の世界」では、ほんと💩(二回目)な
超執着ストーカー元カレ野郎だったんだけど、やっとこ少し
まともな(いい人かは悩むところだけど)役についててオメデトウ。
左から、アン・ボヒョンさん、
893のイ・ハクジュさん、
893のパク・ヒスンさん。
この3人+チャン・リュルさんが、わかっていてもの撮影現場に
ハン・ソヒさん宛でコーヒーカーを差し入れ💕
「ユ・ナビ(わかっていてものヒロイン名)が綺麗なの“わかっていても”
もっと綺麗な、うちのハン・ソヒを応援します」
小粋なお兄さんたち。
・仲間(だったけど本当は潜入捜査官)の娘、高校中退した17歳の
娘の身元を引き受けてムジンは最初どういう気持ちだったんだろう。
ただの構成員の一人だったんだろうか、裏切り者の娘として
いつかは手にかけようと思っていたんだろうか。
育てていくうちに女性として見だしたんだろうか。
…だとしたら、ロリコン嫌悪な私としてはアウトなんだが(笑)。
・刑事になったばかりで、クラブに一人乗り込むジウ。
戦った相手の一人が、マ・ドンソクのスタントマンらしい。
・ハン・ソヒちゃんの爪が、なかなかに男っぽい。
・ユン・ジウの名前は、父親が偽名で潜入していた時の苗字。
父の本当の名前はソン・ジュンス。なので、ジウの本名は、
ソン・ジウになる。ピルドは、彼女の正体が分かった時に、
「ソン・ジウ!」と呼び止める。
オ・ヘジンでもなくユン・ジウでもなく、ソン・ジウ。
・最後の戦いに行った場面、やはりジウは強いんだけど、
テジュ(イ・ハクジュ)が死んだことで入った人なのかわかんないけど
足技の達人みたいな人が出てきて、弟子入りしたい、と思った(笑)。
(どなたかが、この方を「テコンドーアジョシ」と名付けてて笑った)
・最後の戦いの場面。ジウの服を少し薄い色(例えばグレーとか)
にして血だらけに見せる演出もあったと思うんだけど、そうせずに
ほぼ全身ダーク系の色合いで、切られて満身創痍の…なんなら
出血多量でやばいぐらいの傷を負っている…のに、
青白いアンダーパスのようなところをフラフラと倒れそうに歩くジウ
の血は、全身(血で)濡れているのを暗い光を放つことで見せてる。
…これが良きなんだよなー。
・明けて墓場。ジウ、ケガもなさそうだし、ちゃんとした服を着てるし、
血色も悪くなさそうだし、良い暮らししていればいいな…と思った。
この時点で警察官としてのオ・ヘジンは死んだ扱いということ…
なのかな。
星は
★★★★★★★★☆☆
見応えばっちり。