わかっていても。
悪い男に惹かれていく。
わかっていても…な経験があるかなしかで、
捉え方の違うドラマになっている気がする。
原題: 알고있지만
脚本: ジョン・ウォン
演出: キム・ガラム
韓国での放送日は2021年6月19日～JTBCで全10話。
放送終了後すぐにNetflixで配信のスタイル。
原作はNeverウェブ漫画。作者はジョンソさん。
「愛は信じないが恋愛はしたい女と、
恋愛は面倒臭いが“Some（友達以上恋人未満）”は欲しい男の
ラブロマンス」
…ま、どちらも面倒、ってことですね(笑)
（韓国では、この関係を英語のsomethingに由来した「サム」と
呼ぶそうです。「なにか（something）感情がある」から）
各話にサブタイトルが。
第1話 運命なんかないとわかっていても
第2話 私だけじゃないとわかっていても
第3話 始まってしまったとわかっていても
第4話 愛ではないとわかっていても
第5話 変わらないとわかっていても
第6話 愛などないとわかっていても
第7話 取り返しがつかないとわかっていても
第8話 ウソだとわかっていても
第9話 もう終わりだとわかっていても
第10話 わかっていてもそれでもやっぱり
【あらすじ ストーリー】
美術大学で彫刻を専攻するユ・ナビは美術作家の恋人がいたが、
彼の個展に足を運んだところ、ナビをモデルにした卑猥な
彫刻作品を目にしショックを受ける。さらに自分以外の学生との
浮気現場を目撃し彼との別れを決意する。
傷心のナビがバーで一人で飲んでいると人違いで
パク・ジェオンという男に声を掛けられる。
会話を重ねていくうちに次第に仲良くなるナビとジェオンだったが、
ジェオンに女性の気配を感じたナビは席を立った隙に何も告げず
その場から去る。
数日後、ナビがたまたま誘われ学科の飲み会に参加すると、
そこにはまさかのジェオンの姿が。ジェオンは再受験で彫刻科に
入学し休学を挟んでいたため今までナビとは面識が無かったが、
同じ大学の彫刻科の学生だった。
思わぬ再会に再び距離を縮めるナビとジェオンだったが、
ジェオンに女性の噂が絶えない事を知ったナビは彼との間に
意識的に壁を作る。しかし、ジェオンはナビに対して特別に優しく
彼に近付くまいと決めたナビの意思とは裏腹にナビの気持ちは
ジェオンに傾いていく。
【キャスト 出演者】
ホンソ大学彫塑科4年 ユ・ナビ： ハン・ソヒ
ホンソ大学彫塑科2年 パク・ジェオン： ソン・ガン
ナビと同郷の同級生 ヤン・ドヒョク： チェ・ジョンヒョブ
ジェオンの元カノ ユン・ソラ： イ・ヨルム
<ホンソ大学>
彫塑科 オ・ビンナ： ヤン・ヘジ
彫塑科 ビンナ想いの親友 ナム・ギュヒョン： キム・ミングィ
※元カノ暴露により8話以降、登場シーンが縮小されていたらしい。
彫塑科エース ユン・ソル： イ・ホジョン
ソルの親友 ソ・ジワン： ユン・ソア
ソルに片思い ユ・セフン： キム・ムジュン
ホンソ大学彫塑科教授： ソ・ジェヒ
大学の助教授 アン・ギョンジュン： チョン・ジェグァン
ギョンジュンの後輩 ミニョン: ハン・ウトゥン
ナビの後輩 キム・ウナン： イ・ジョンハ
ナビに近づく後輩 キム・ウナン： イ・ジョンハ
大柄の先輩ミンサン: ソン・ボスン
後輩 チャン・セヨン： ソ・ヘウォン
ヤン・ドヒョクのいとこ ヤン・ドヨン： イ・ヘウォン
ナビの叔母で陶芸家 ユ・ジョンスク： ユン・サボン
ジェオンの母親: ソ・ジョンヨン（特別出演）
ジェオンの浮気相手: コ・ウォニ（6話 特別出演）
ナビの元彼 ユ・ヒョヌ： チェ・ソンジェ（特別出演）
ジェオンを殴った男性: ハ・ドグォン（5話 特別出演）
ソルがぶつかった男性 ジュヒョク: イ・スンヒョプ（N.Flying）
ククス店の店主: アン・セハ
一言でいうと…
「ソン・ガンとの妄想だけなら、Someで十分(笑)」
以下、ネタバレ含む感想になりまーす。
・わかっちゃいるけど、やめられない。
日本でドラマにもなりましたが「たら」「れば」に
「わかっていても」が加わりそうな勢いです。
SNSでも人気の高かった「じゃがいも君」ことヤン・ドヒョク。
初恋の相手であるナビのことをそっと思い続けて、とにかく優しいし
穏やかだし…笑顔子犬だし、絶対こっちのほうが幸せになるって！
と、視聴者も思いつつ…そうだとはわかっていても。
とんでもない色気漂わせて、ある種優しいけど自分にだけ
向けられた優しさではない。才能も感じさせて、刺激的だし
本当はお金持ち。だけど恋人を作る気はない男ジェオン。
美しい花にフラッと立ち寄るジェオン自身がナビみたい。
・みんな大好き「ソン・ガン」は、日本で言うと山崎賢人的な？
若手俳優さんです。超モテモテな男の子だったりゾンビに追われて
自分もちょっとゾンビになったり、バレエダンサーになったりとか
（ちなみに「ナビレラ」（蝶のように羽ばたく）という作品。蝶つながり）
幅広い役柄に挑戦していますがまだまだこれからといったところ。
身長も186ｃｍ。細身の…というよりは胸板もしっかりとあって、
ムチムチしてる。顔も完全美というよりは、少しキャラクター的な
顔立ちでそこがまた可愛い（ってメロメロか）
そんなソン・ガンが恋人は持たない主義の男の役で、首の後ろに
蝶のタトゥーしているし、悪い奴ちゃー！なんだけど、しつこくもなく
イチャコラ近づいてくるから、もう凶器ですわ。
・一方のヒロインのハン・ソヒちゃんは、清純派な顔立ちで
ソン・ヘギョに似た……女性の生理的敵対心を(笑)煽る顔立ち。
モデルでありインフルエンサー→女優さんとのことです。
私もまだ2作品しか見てないんですけど、前作品はおもいっきり
既婚者と不倫をして奪うという、20代半ばの未来ある若手女優なら
出来れば避けたい役どころを演じた「夫婦の世界」でして。
で、今回は美大生役ですが、過去彼からは無断で性的な作品を
作られたり、はっきり付き合ってもいない男とセフ…のような関係を
続けるナビという役どころで、なんというか「勇気ある」というか、
そう、ヘギョ先輩と同様「魔性系」。
・ナビはさ。顔は可愛いしモテるんだけど、「いやいやそんなことは」
みたいな受け身で、自分から告白…なんて考えもしないだろうし、
はっきり言わないし、ジャガイモくんにも思わせぶりだし、
そのわりに不満はため込むし、友達にはしたくないよなー。
そこがドラマ視聴者の反感を買ったか…。というか…
やっぱりこんな役を堂々と引き受けるあたりが大物の予感…。
・ナビの一人暮らしの部屋が、バイトもしていないわりに
とても余裕があって資金はどこから？
・すっかりジャガイモくんってみんな呼んでるチェ・ジョンヒョブくんは
「webドラマ界のパク・ボゴム」って呼ばれているんですって。
ちょっとなんのこっちゃよね(笑)。言いたいことは、次世代の
「子犬」タイプ俳優ってことかな。
『シーシュポス the myth』では、パク・シネちゃんに振り回された
やっぱり弟的な役回りでしたし、今後が大きく期待。
ちなみに、ソウル総合芸術実用学校ファッションモデル学科出身で
モデルからスタートしたそうで、そのような決めてる写真も
多く出てくるんですけどね…なんというか…
…じゃがいものほうが似合……
・最後はナビもわりとぶっちゃけてストレートに感情も欲望も
出して、はいハッピーエンド～。だったんですけど、もっと早く！
しなさいよ！みんなを巻き込む前に！って。
友だちの前でも、なんだかずっと心配されてるし、展示会品が
壊れた時も自分からは動かないし、じゃがいも君が用意してくれた
場所でイチャコラするし、ジェオンのクズさを上回ってない？な
場面もありましたよねぇ…ええ。
・韓国ドラマあるあるですけど、メイキングでは、ソン・ガンが
かなりハン・ソヒ姉さんのことを気に入っているようで、笑顔で
ずーっといちゃついています(笑)。
・助教授カップル推しの人々も多くいましたが、私は
ユン・ソル（イ・ホジョン）姉さんが好き💕
・わかっていたけど(笑)
ジェオンがナビにプレゼントしたブレストレットが商品化されている。
早いな。
星は
★★★★★★★☆☆☆
納得はしていないけど(笑)、目の保養にはなった。