Netflixドキュメンタリー「レインコートキラー: ソウル20人連続殺人事件」 | ああいえBAR 旧館・支那竹銀座より

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「支那竹銀座」はラーメンズ小林賢太郎さんに名付けてもらいました。
負け犬というよりバカ犬。飼い主には従順素直。
悪そうなヤツや知らない人には、吠えたり噛み付いたり。
エサくれたら恩は忘れません。面白いエンタメを求めて日々彷徨っています。

韓国ドラマにハマる以前は、

欧米の死体が出てくるドラマばかり観ていました。

 

そんな私の趣向を知ってか知らずか、Netflixのホーム画面で

これをオススメされたので観てみました。

 

てなことで(軽っ)。

 

絶好調なNetflixさん。

ドキュメンタリーシリーズなんかも作っています。

こちらは、全3回でおよそ3時間弱。

10月22日に配信開始です。

 

製作: Beach House Pictures

監督: ジョン・チョイ / ロブ・シックススミス

 

2003年9月から2004年7月にかけての1年弱の間に、

ユ・ヨンチョルはソウル市内の各地で裕福な高齢者や

風俗店従業員、若い女性たち計20人を殺害。

彼が命を奪った被害者の驚くべき数、殺しに用いた冷酷な手法、

遺体を無残に切断するところまで、前例のない残虐さでした。

この事件を、被害者の家族をはじめ、事件に関わった警察、

プロファイラー、弁護士、検察官たちが、自らの体験を告白。

 

【ざっくりとした感想】

当時の警察関係者や新人の刑事、検察官やら

韓国初のプロファイラーなどの証言を基に事件を追っていく…

という番組です。冒頭に書いた通り、こんな残忍な事件を起こした

犯人像の精神状態に迫る作品なのかなっていう興味で

観出したんですが。

なんかね、その時の警察のお偉いさんたちの昔語りというか、

自慢というか不祥事というか、そのせいで出世から外れたとか

なんかそっちの色合いが強くなってまして…。ちょっとがっかり。


この犯人を捕まえたら昇進するぞ、という思いがあったとか

事件を振り返っている最中に、理由はどうであれ歯を見せて笑った

当時の江南署署長なんなん?

犯人を一回逃走させたり、移送中に犯人に駆け寄った

被害者の遺族を思いっきり足で顔面蹴とばしたりする警察の

様子だったり…と、えーと。

 

事件の背景じゃなくて、警察の恥部ドキュメントじゃーん。

 

韓国ドラマによく出てくる「腐敗した警察」の実写版かよ!

みたいな流れになってきてしまって。うーん。

求めていたのとは何かが違う。

 

・凶器のハンマーから血を採取した時の話を嬉々として話したり

なんか、ぞっとする…。

 

科学捜査チーム長の女性の方は少し、亡くなった被害者のほうに

寄り添う気持ちを前面に出していられたので、彼女だけは唯一…

最初のほうは「イ・ボンリョンさんに似てるなぁ…」って思ってばかり

でしたけど。…すいません。

ま。当時の報道素材に、今回のドキュメントに出てくる人たちが

当時の若い姿で出てくるのは面白かったですが。

違う。もっと病んでる部分がみたかった。

 

ドキュメンタリーなので、☆評価はなしです。