クサガメのマフラー ~赤耳のレイン~ -8ページ目

4さい

レインと出会ったのは2018年6月6日。手足を引っ込めたまま泥んこまみれの瓶ビールの栓のようにプカプカ池の水面に浮いていた日。あれから4年。

 

体重はまだ448グラムだが横幅が113ミリもあるので片手でつかみにくい。

 

しっかりとつかまる手。親指と小指の爪は自然にすり減って長くならず、真ん中の3本、特に薬指の爪が一番長い。

 

甲長140ミリ。飼い主の顔の横幅とほぼ同じ。

 

厚さは52ミリ。踏み台の下にもぐろうとすると、甲羅の一番高い所でつっかえて、お尻ふりふり。

 

 

レインの里では今年も緑のカメが生まれていた。

 

少し育った子亀もいた。

 

大きいカメは甲羅のパーツがペロンと剥がれかけている。

 

レインも甲羅の模様がくすんできたので、もうすぐ脱皮かもしれない。

 

よじ登る

暖かくなるとスズメたちは巣作り子育てに忙しく、よって来なくなる。入れ替わりでカメがよってくるようになる。

においをかいだり、よじ登ったり。

この冷たさ、この重さ。大迫力。

 

レインは飼い亀なので、家で寝転ぶ飼い主によじ登る。

顔にかかる、すずやかな二筋の鼻息。

背中に乗ってご満悦。

 

近くまで出張のついでに井の頭池をのぞいたら、カイツブリの巣があった。

カメを探したのだが誰もいない。

二週間後、また来た。カイツブリのヒナは育っていたが、いい天気なのにカメが一匹も干していない。

外来種を駆除したらしいが、ニホンイシガメもいなかった。

 

 

古き良き時代。15年前。

あの頃の井の頭池はカメで賑わっていたというのに。

 

 

 

 

春になったり戻ったり

暖かくなったり寒さが戻ったり。家の暖房機はまだしまえない。

レインは食べたり食べなかったり。体重も甲長も足踏み。

何故かアカミミの黒い点が消えて明るいオレンジ色が戻った。

 

レインの里は桜が咲いて、カメたちが続々とのぼってくる。

湯加減はまだ冷たい。

広い池なのに一か所にかたまって干している。

花見のカメの家族連れ。

兄弟か、お友達か。

 

 

スズメには木か何かだと思われているようだ。

たかられるのはうれしいのだが、くちばしに葉っぱを付けたスズメが、ひざの上に緑色のうんこした。

スズメたちは人の膝の上をプロレスリングとして使用する。

 

 

レインの牙

冬のレインは空気の泡つぶ甲羅ににつけて

よく踊る。

休日の部屋干しを楽しみにしている。

あくびをすると下くちばしの内側に牙のような突起が一対。クサガメのマフラーにはなかった。アカミミガメだけか。

上あごの二つの鼻の穴はマフラーにもあったが、上くちばしの内側が、牙とかみ合うようにへこんでいるのもレインだけ。

牙でかまれたら痛そうだが、レインは噛みつかない。手からあげたご飯が食べにくいと、水の中に落としてくれと要求する。

 

外は寒い。メジロが何かをモグモグ。

カワセミもきた。今年はあまり長居してくれなかった。

ヤマガラは木の皮を剥がして落とす。

 

レインは足を延ばして

干しながら昼寝

 

お正月

明けまして

おめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

おしりもよろしくお願いします。

 

窓越しのお日様が差し込んできたので、カメは水槽から取り出してキッチンペーパーでよく水けをきり、日当たりの良いところに置く。

口の中にも太陽の光を取り込む。

 

レインの仲間たちが冬眠している池。水面には薄い氷が張っている。

この冬は小魚が不漁なのか?カワセミが来ない。サギも来ない。落ち葉の上でスズメがひなたぼっこ。

 

カラスは何かをくわえて

颯爽と歩いていく

首をかしげるハクセキレイ

 

朝起きたら室温12℃。それでもレインは飼い主が起きて電気をつけると起きる。

寒いのにレプトミン2粒食べる。美味し過ぎるものや消化の悪いものはやらないようにしている。原料不足のためうんこの生産は数日おきだが食べた分は出てくる。

あとはソーラー充電だけで活発に動き、よく踊る。冬眠する気がないらしい。