やまいだれ恨奇廃人形 -26ページ目

やまいだれ恨奇廃人形

ノイローゼ一歩手前の人のブログ。

天使の輪っかが
縦に降りてきたから
そこに首を
かけてみたんだ

羽は備えても
失くしても

昇っていけるって
ただ一つの、そんな証明

言葉のぬくもりは
指先から凍りついていくね
冷たくなった君から届く言葉は
何を耳にあてたところで聞こえてはこない

話しかけられたところで
意味はそんなに無いんだけれどね

応えてくれなきゃ
答えてくれなきゃ
教えてくれなきゃ

この輪っかの意味さえも
あえて間違った方向で捉えたくなっちゃうんだ

うつむかない動作が
もうそろそろ疲れてきたから

ちょっと休めてみたいだけ
ずっと休んでしまうだけ

それじゃあね
サヨナラ オヤスミ サヨウナラ
僕に足りないものを
君から奪うのなら
君もそれを誰かから
奪う必要が出てくるんだよ

君に足りないものを
僕が与えられるのだとしたら
それが失くなってしまった時のために
誰かから奪う必要が出てきちゃうんだよ

僕が僕に成るために
僕が僕で在るために
僕が僕で失くなる必要が
そこには奪われるほどにあるんだよ

だからもう 答えを求めずに
今の時点からの検算で
僕の元まで さあ おいでよ

君の答えになることくらいは
きっと容易い問題だから


△理想と現実と妥協の
言い訳の長さを均等にすれば
君と僕との交流の角度が等しくなる

∴僕はそれを 錯覚 と呼ぶ。