僕に足りないものを
君から奪うのなら
君もそれを誰かから
奪う必要が出てくるんだよ
君に足りないものを
僕が与えられるのだとしたら
それが失くなってしまった時のために
誰かから奪う必要が出てきちゃうんだよ
僕が僕に成るために
僕が僕で在るために
僕が僕で失くなる必要が
そこには奪われるほどにあるんだよ
だからもう 答えを求めずに
今の時点からの検算で
僕の元まで さあ おいでよ
君の答えになることくらいは
きっと容易い問題だから
△理想と現実と妥協の
言い訳の長さを均等にすれば
君と僕との交流の角度が等しくなる
∴僕はそれを 錯覚 と呼ぶ。