卒園式を終えて振り返り
先週、ケイくんの幼稚園の卒園式がありました
コロナ禍なので、かなり短縮された式でしたが、
このご時世に式を行ってくれた園に感謝の気持ちでいっぱいです
思い返せば、ケイくんは年中から入園したので、ちょうどコロナが流行り始めた頃でした
そんな中での入園式だったので、10分ほどで終わりました
もし、コロナが流行していなかったら、、短縮ではない通常の式だったら、、
いろんな行事がケイくんにとって大変だったと思います
コロナが流行り出してから、感覚過敏のケイくんにとって、マスクの練習は本当に大変でしたし、
行事は全て保護者の人数制限があり、いつも私1人だけの参加でしたが、
コロナのおかげで短縮された各行事は、ケイくんにとって、参加しやすい環境でした
もし、運動会がコロナ禍でなければ、自分の出番以外は、他学年のプログラムを椅子に座って応援し、運動会の時間もかなり長かったと思います
でも、コロナ禍の運動会は、学年ごとの短縮プログラムだったので、
ケイくんは、ずっと出番で待機時間はなく、全体的に短い時間の運動会でした
音楽会と生活発表会も、短縮された発表だったおかげで、
ケイくんは最初から最後まで参加することが出来ました
長かったら途中で脱走してたと思います
卒園式の練習の時は、入場して証書授与までは、
なんとか大丈夫そうだと担任の先生から教えてもらっていました
でも、卒園児の言葉や歌の時は、その場から離れてしまうとのこと
入場して証書授与が終わって、その場からいなくなったら、
加配の先生と皆の邪魔にならないよう、早めに退場して、
私も退場してケイくんのそばに行く約束を担任の先生としていました
当日は、他の保護者の邪魔にならないよう、すぐに退場出来る場所を確保しました
式が始まると、笑顔で入場して、証書授与も大きな声で返事して順調に進み、
園長先生のお話あたりからソワソワし始めて、
卒園児の言葉や歌の時は、どうなるのかと見ていましたが、
最後までその場にいることが出来ました
ただ、自分の位置にはいましたが、曲に合わせて踊ってました
コロナのおかげで、席と席の間隔があいており、
両隣の子達が気になることもなく、手足があたらないぐらいの揺れたダンスだったので、ホッとしました
本人もノリノリのまま、退場も満面の笑みでした
ずっとヒヤヒヤしていたし、途中のダンスにどうなるかと思い、
式の最中に涙が出ることはありませんでしたが、
退場してケイくんが去った瞬間、急に涙が出てきました
本当にいろいろあったなと。。
あと、やっと終わったーー!!!!
なぜか私が達成感に満ち溢れていました
元々は、定型児の成長を見たくないし、定型児の中で目立つケイくんの姿に耐えられる自信もなくて、
私だけの気持ちだったら、幼稚園よりもずっと療育だけ通っていたいと思っていました
療育先でケイくんがどんな行動をしても、誰も変な目で見ないし、
温かく見守ってくれる環境に、私自身の居心地が良かったんです
でも、幼稚園へ入園してから、ケイくんは大好きなお友達とお話したくて、
ほぼ発語なしの状態から、どんどん単語、2語文、会話へと成長していきました
今では複雑な会話以外は、日常生活の会話が成り立つまでになりました
集団生活で今やりたいことを我慢したり、みんなと合わせることを覚えました
私自身も定型児の成長を見ても、ケイくんと比べることがなくなり、
定型児の中で目立つケイくんを見ることに慣れていきました
きっと、療育だけだったら、ケイくんのことを見て、
周りの視線を感じる度に落ち込む自分のままだったと思うのですが、
今だったら、ケイくんのことを見て視線を感じても、堂々としている自分がいます
元々、私が強いメンタルを持っていたら、
療育だけでも色んな場面で乗り越えられたと思うのですが、
私の場合は、メンタルが弱すぎたので、幼稚園で鍛えられて良かったと思っています
もちろん、私の気持ちで入園を決めたわけではなく、
ケイくんにとって幼稚園へ入園した方が良いと思ったから入園したのですが、
結果は、ケイくんにとっても、私にとっても、大きく成長出来た2年間でした
担任の先生、加配の先生とは、数え切れないぐらい面談をして、
行事前は、ほぼ毎日電話で様子を伝えてくれたりしました
毎日忙しいのに、ケイくんにとって、どういった行動がベストなのかを一緒に考えてくれた先生方に、感謝の気持ちでいっぱいです
特性のあるケイくんに対して、「ケイくんはこういう子なんだ」と、
理解して仲良くしてくれたお友達にも感謝の気持ちでいっぱいです
卒園式から帰宅して、完全燃焼の私は、写真を振り返ることもなく、しばらく放心状態でしたが、
夫が「2年間お疲れ様でした」と、お花をプレゼントしてくれました
婚約した時ぶり?に、お花をもらいました
コロナが流行してからは、お給料も減って、節約生活だったので、
夫のお小遣いもかなり少ないのですが、少ないお小遣いの中で、
お花を買ってくれたんだと思うと、嬉しくて胸いっぱいでした
2年間、夫が仕事から帰宅すると、夫がご飯中、ひたすら隣で私の幼稚園で起きた話(愚痴も含む)を聞き続けてくれたので、夫にも感謝です
4月から放デイが始まるので、2人が療育のない日は、ケイくんとホノちゃんと春休みを満喫しています
ブログもあまり更新出来ていませんが、またいつもの生活が始まったら、のんびり更新します