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保護者会で発達障害を伝えた日
当日は、担任の先生から、保護者会が始まる前に、
「ケイくんのお母さんから少しお話があります
」と言ってくれたので、
私は前に出て、お話させていただきました
ただ、ノートに書いてあることを読むだけなんですけどね
読むことに緊張しているというより、
皆さんの反応が怖くて声が震えてしまいました
でもマスクをしていたので、出来るだけ大きな声を意識しました
コロナ禍で短縮の保護者会であり、貴重な時間にお話するので、
皆さんに事前にお詫びをしてから、ケイくんについてお話しました
・発達障害、知的障害、言語障害があること
・うまく言葉が話せなくて、何を言っているのか分からない時があること
・療育に通って言葉の練習をしていること
・自分の思いを言葉に出来ず、パニックになることがあるけど、登園日は必ず加配の先生についてもらっていること
・友達が大好きだから、たくさん話しかけてもらえたら嬉しいこと
最後に、「1年間仲良くしてもらえたら嬉しい」と伝えました
私が、お話している間、皆さんは輪になって座っていましたが、
こちらを向いて「うんうん」と、相槌しながら聞いてくれて、本当に救われました
とにかく声が震えて、「震えてる、落ち着け自分」って思えば思うほど、
どんどん私の声は裏返ったり、震える一方でしたが…
話し終わったあとに、とってもスッキリして、
これでケイくんは発達障害のある子なんだな、と分かってもらえた安堵感がありました
そのあと、私も席について、保護者会が始まりましたが、
すごく和気あいあいとして、終始とても楽しかったです
帰り道も「勇気いるよね〜
がんばったね〜」とか、
「うちの子と仲良くしてね〜
」等、
今まで話したことのないお母さん達に話しかけられました
私は、今回公表することで、
ごく一部の理解者と仲良く出来たら良いなぐらいに思っていて、
ほとんどの方が、あまり良く思わないんだろうなって、
私の方が皆さんのことを偏見の目で見ていたと反省しました…
実際は、「なんなんだろう？」って疑問に思ってた方達ばかりで、
私が発達障害だと公表したことにより、
「そっか、そうだったんだ」と解決して、
それからは、良い意味で普通に接してくれました
今回、私のお話を聞いてくれた皆さんが、お家でお子さんにお話してくれたのか、
翌日からは「ケイくん、おはよ〜
一緒に行こう〜」と、声をかけられることが増えました
ケイくんもたくさんのお友達から話しかけられることが一気に増えて、
お返事したくて、一生懸命話そうとする姿がみえました
前回書いた記事のように、子ども達に質問されて、私が答えても、
その場が申し訳ない空気にもならなくなりました
それに、子ども達も同じ質問は何度もしてこないので、私の回答に納得したのか、
初めの1ヶ月くらいはケイくんについてよく質問されましたが、
それ以降は、「ケイくんはこういう子」と認識してくれたようでした
伝えることにより、いろんなパターンを想定していましたが、
私は同じクラスのお母さん方に、ケイくんが発達障害であることを伝えて、
本当に良かったと思っています
同じクラスのお母さん達だけにお話しましたが、
徐々に他のクラスの方にも、ケイくんが発達障害であることが伝わっていったので、
今年、年長になりクラスが変わっても、ケイくんのことを知ってくれていたので、
わざわざ保護者会で伝えることはしませんでした
療育では、発達定型児がいないし、そもそも小集団で、
わざわざ皆さんにお話することもありません。
幼稚園では、皆さん発達定型児で、ケイくんが発達障害だと言われたところで、
「発達障害」の単語を知ってても、いろんな種類があって戸惑うと思い、
具体的にケイくんの特性をお話出来たことも良かったと思いました
今回、発達障害であることを伝えるべきか、黙っておくべきか、
入園前から、ずっと悩んできて、当初は隠して通うつもりでしたが、
結果、隠さずに全てお伝えすることになりました
私の場合は、公表して良かったと思っています
私みたいなパターンもあるんだなぁと思っていただけたら嬉しいです