前回の続きです
放課後等デイサービスの事業所決定②
ケイくんが通いたい事業所に出会えていないことから、
相談支援事業所の担当の方に連絡しました
今の状況を伝えて、新たにケイくんに合いそうな事業所を紹介してもらいました
C事業所(学習に力を入れている)
近所の事業所で、元々、C事業所は近所なので知ってはいたのですが、
勉強がメインで、通常学級の子がほとんどだと聞いていたので、
特別支援学級に入級するケイくんにとって、少ししんどい環境かと思って、当初は見学リストに入れていませんでした
でも、相談支援事業所の担当の方からの勧めもあり、3人で見学に行ったところ、
ケイくんは、入室するなり、宿題を終えて遊んでいるお友達の輪に、自分から入っていきました
今まで見学へ行ったところと比べて、あまりおもちゃは置いておらず、
(学研のブロックと将棋とオセロだけ)
かなり広いスペースで、「鬼ごっこ」や、「だるまさんがころんだ」をして、
おもちゃを使わずに、のびのび遊んでいました
お兄ちゃん達もハイテンションでケイくんを仲間に入れてくれて、
遊びのルールを理解出来ないケイくんのお世話をしながら遊んでくれました
今まで見学したところと違って、ケイくんは見たことないぐらいゲラゲラ笑っていました
遊んでいる時は、先生方も全力で一緒に遊んでいましたが、
その日のプログラムを始めるとなった瞬間、
先生は、厳しめの口調で「始めます。席に付きます。」と言いました
みんなはそれまで楽しく遊んでいましたが、先生の号令により一斉に自分の席へ付き、
ケイくんがブロックを出して遊ぼうとしたら、お兄ちゃんが「今は遊ばないよ」と教えてくれて、
素直にブロックを棚に戻したケイくんは、お兄ちゃんの隣に座りました
プログラムにはケイくんも真剣な顔で参加しており、途中で離席することなく課題を終えると、
次はおやつタイムで、またみんなはギャーーーって騒ぎながら走り回っていました
ケイくんも楽しそうに走り回っていました
あまりにも、楽しそうに過ごすケイくんの姿を見て、
先生方から「最後までいてもらっていいですよ」と言ってくださり、
結局、最後の挨拶まで参加させていただきました
ちなみに、ホノちゃんも4年生のお姉ちゃんとベッタリ過ごしていました
挨拶の後、みんなは送迎の車に乗るので、列に並んでいて、
私が駐輪場へ向かおうとすると、ケイくんが「嫌だ!車乗る!」と、みんなの列に並び始めました
お兄ちゃん達が「次はいつ来るの」と言ってくれたり、
「また遊ぼうね」と話してくれて、みんな優しかったです
なんとかケイくんを説得して駐輪場へ。
ケイくんは、自転車に乗るなり、「あぁ〜楽しかった〜ママまた行こ
」と満面の笑み。
やっとケイくんが通いたい事業所に出会えました!!
私も先生方のメリハリある指導に、魅力を感じました
特別支援学級の子が少ないこと(通常学級の子がほとんど)と、
勉強メインのプログラムについていけるかが心配でしたが、
今回見学した時は、上手く馴染めていたし、
勉強に関しても、個人の知的具合に合わせて進めていくようなので、問題ないと言われました
すぐに入所希望を出しましたが、来年度は辞める子がいないかもしれなくて、枠がない状況だと説明を受けました
しかも来年度の入所希望者がかなりいるようで、
C事業所に通いたいけど、入れない可能性の方が高かったため、
引き続き他の事業所の見学を続けることになりました
D事業所(運動療育)
来年度から近所に2店舗目が開所予定の事業所です。
ケイくんは運動することが大好きなのですが、知的な面での発達が気になったいたので、
運動に力を入れている事業所は、初めから探しておらず、D事業所は見学リストに入れていませんでした
でも、相談支援事業所の担当の方から、活発なケイくんにとって、
事業所の雰囲気が合うと思うと強く言われて、見学に行ってみることにしました
D事業所も、C事業所と同じぐらい広いスペースで、子ども達は、宿題を終えて、のびのびと遊んでいました
通常学級の子が6割、特別支援学級の子が4割の割合で、
みんな活発で体を動かすことが大好きな子達ばかりでした
D事業所でも、少し緊張気味のケイくんのことを、お友達が優しく迎え入れてくれて、すぐに輪に入ることが出来ました
いろんなスポーツを通して、チームワークの大切さを感じたり、
スポーツを真剣に取り組むことで、自然と試合中に言葉が出てくることを狙いとしたプログラムでした
ドッジボールや鬼ごっこ、いろんなプログラムを少しずつ参加させてもらい、
運動メインではありますが、自然とケイくんがお兄ちゃん達に、声を出して伝えていたのが印象的でした
見学前は、言語聴覚士の先生による専門的な療育が必要だと考えていましたが、
ケイくんは個別療育中、すぐに集中が切れて、いろんなことに気が散ってて、
あまり頭に入ってないのかと思う場面が多々ありました
D事業所は、専門的なST療育はないものの、スポーツを通して、
切羽詰まった状況(ドッジボールで逃げ過ぎて最後まで生き残って外野にパス)で、
必死に相手に伝えようと言葉を話すケイくんの姿を見て、
自分の好きなこと(体を動かす)で、やる気がある時に、
言葉も成長していくのではないかと、考え方が変わりました。
実際にドッジボールをしていても、ボールの場所を味方に伝えようと必死で、
相手に伝える気持ちでいっぱいで、いつもより明瞭にはっきりと声を出していました
そして何よりも体を動かすことが大好きなケイくんは、
お兄ちゃん達と活発に動いていて、終始楽しそうでした
ホノちゃんは参加せずに、リカちゃんで遊んでいました
D事業所は、2店舗目が近所に出来るので、まだ枠がある状態でした
見学後の帰り道に「また行きたい」と言っていたので、入所希望を出しました
勉強メインでメリハリのあるC事業所は、どうしても入りたかったので、
何度も連絡して辞める子が出た時点で教えていただくよう伝えてあり、
先月、辞める子がいると連絡をいただき、その枠に週2日入れてもらえることになりました
運動メインのD事業所は、希望通り週3日通えることになり、
ケイくんが通いたいと言っていた希望の2箇所の事業所を併用して、
放課後等デイサービスに週5日通えることが決まりました
幼稚園のあと、療育へ行って、療育のあとに見学を回るのは大変でしたが、
事業所の雰囲気は見学しないと分からないので、たくさん回って勉強になりました
希望通りの事業所へ通えることが決まって、今はホッとしています