同じ知的レベルのお友達が欲しい
先日、まだ幼稚園が始まる前、ホノちゃんが療育中、
ケイくんは、午後から療育だったので、午前中フリーの時間がありました
ケイくんに何がしたいのか聞くと、「公園へ行きたい」とのことで、
自転車で少し離れた大きめの公園へ向かいました
大きな遊具で1人で遊んでいると、保育園の子達が数名、引率の先生と一緒にやって来ました
みんな2歳ぐらいで、ホノちゃんより小さい子達でした
1人の男の子がケイくんが滑り台を滑ってくる所を先生と見ており、
ケイくんが滑ってきたら、拍手して喜んでくれました
ケイくんは、喜んでくれたことが嬉しかったのか、その男の子を喜ばせようと、
寝そべって滑ったり、変顔して滑ってきたり、
色んなポーズで、何度も何度も繰り返し滑りました
その度に男の子は、笑顔で先生と喜んでくれて、
だんだん男の子の周りに子ども達が集まってきました
ケイくんは、滑る前に「いくよー」と声掛けし、
男の子達は「はーい」とお返事をしてくれて、ケイくんが滑ってくるのを喜んで見ていました
とても大きな滑り台で、まだ見てくれていた男の子達は、1人で滑ることが難しい滑り台だったので、
先生が「お兄ちゃん優しいねいっぱい見せてくれるね」と話しかけてくれました
結構滑ったので、私が「最後にしようか」と伝えると、
ケイくんは、「分かった最後だよー、みんな見ててねー」と言って、
最後にとびきり変顔で回転しながら滑ってきて、
男の子達もケイくんもワイワイしながら滑り終わりました
ケイくんは、その場から離れる時に、
「先に行くねーまたねーさようならー」と言い、先生と男の子達とお別れしました
私の声掛けですぐに切り替えて、とても楽しそうに小さいお友達と遊べて、
ケイくんの成長に感動しました
特に複雑なルールもなく、ただ、滑り台を滑って、その姿を男の子達が見て反応するという単純な繰り返し。
ケイくんにとって、ルールのない遊びは、とても楽しそうでした
滑り台の後、帰ろうとした時に、「少しだけブランコしてから帰る」と言ったので、
ブランコの所へ行くと、1つか2つぐらい上のお兄ちゃん達がいました
保護者が周りにいなかったので、小学生かなぁと思います
ケイくんが、お兄ちゃん達に「こんにちはー」と挨拶すると、
その子達は、ケイくんのことを知らないので、なぜ知らない子に挨拶されるのか不思議そうな顔でした。
挨拶が返ってこないケイくんは、もっと大きな声で「こんにちはー」と挨拶し、
返答もないのに、続けて早口で何を言っているのか分からない言葉で、どんどん話しかけたので、
お兄ちゃん達は、「え?何言ってるか分かんない」と言い、
お友達同士で目を合わせて別の場所へ走り出して行きました。
ケイくんは、追いかけっこと勘違いし、追いかけ始めようとしたので、私は追いかけるケイくんを止めました。
ケイくんは、追いかけたがっていましたが、そのまま公園をあとにしました。
ケイくんは、同じ年ぐらいの子はみんな幼稚園のお友達と同じように声を掛けますし、
距離感も近いし、相手の微妙な反応などにも気付きません
おそらく声を掛けられたお兄ちゃん達は、
お友達でもない子に急に挨拶されて、しかも続けて宇宙語でどんどん話しかけてきて、純粋にビックリしたと思います。。
今回のようなことが多々あるので、公園で遠くから見守ることは不可能で、
必ず私が間に入って通訳をするようにしています
大人の私が隣についていて、「ブランコ楽しいねって話してるよ」等、
私が間に立って話すと、お兄ちゃん達も、私とは会話してくれます。
「何言ってるか分からなかったんだよー」等、話してくれるので、
「おばちゃんが何話してるか伝えるね〜」等。
今回は私が間に入る間もなく、お兄ちゃん達は走っていったので、話しませんでしたが、
お兄ちゃん達の不安でビックリした気持ちも分かりますが、
我が子を見て、避けて逃げて行く姿を見るのも正直辛いです
明らかに喋られる年齢なのに、うまく喋られない子が近付いてきて、
大人だったら障害があるのかなって気付いても、子ども達には難しいですよね。
最近、幼稚園でも自由時間に複雑なルールのある遊びをしている時、
ケイくんは輪に入れず、1人で鉄棒していたりすることが増えてきたようなので、
公園の滑り台でのルールのない単純な遊びは本当に楽しそうでした
4月からは小学校へ入学して、同じ知的レベルのお友達が出来たら、
ケイくんもきっと楽しんで通ってくれるだろうなと思います