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AA04カブプロのエンジンが吹け上がらない

相当あるある話しです。


今回の修理依頼は、始動性が悪く、始動後もエンジンが吹け上がらない症状です。

時間の経過と共にだんだん普通に走れるようになります。


この辺がクセモノでした。


単にプラグやエアーエレメントから点検して、

インジェクターで収まるかと思ったら、まだダメでした。

さらにスロットルボディのエンジン側も掃除してみたがダメでした。


フューエルポンプの作動音は常にしてます。

セル一発で掛かるものの何か頼りない感じがするエンジンです。

こんな時は掛かっても吹け上がらない。

運転しても10km未満でタラタラ進むだけの

ダメな症状のまま。

一度で空吹かしすると何となく走る事が出来るが、それも低速域ではイマイチでした。


このポンプの作動音がある限りフューエルポンプは正常だと判断してました。


ポンプが故障してると作動音は全くしないものと決め付けてたからです。

基本ダメなポンプは作動音はしません。

作動音しないポンプはエンジン始動も不可です。


点検していくと、残すはフューエルポンプしか残りませんでした。

難しい修理は消去法で行います。

正常な箇所を点検して残ったモノが原因となります。


いざ交換すると、セル一発始動でエンジンの力強さと言うのかアイドリングが安定してる。

スロットルを回すと力強く吹け上がりました。

直りました。



いや〜、まさかフューエルポンプの作動音があるのにポンプが故障してるとは思いもよらなかった。

おそらくガソリンの吐出量が俄然少ないんだと思います。


これは悩みましたよ、ホントに‥

やれやれ(笑)


故障なら故障らしく壊れてください(笑)

ボルトが折れた‥

ブレーキキャリパーのボルトが折れました。


と修理依頼がありました。


写真を転送してもらうと、


コレどうなってんの??


って感じで、現場に行くと、ふむふむ‥


折れたボルトの先が偶然にもディスクプレートの冷却穴に収まったみたい‥不思議と言うのか、

こんな偶然なかなか起きないですね(笑)



って笑い事ではありません。


現場では作業が進みそうではないので、レッカーしました。


フロントを上げてホイールを外すとキャリパーも

簡単に外れました。



折れたボルトが残ってますが、これも簡単に外れました。



新しいボルトを注文してひとまず終わりました。



折れたボルトは伸びてました。


なんでもトルクレンチの練習がてら締め付けしたんだけど、カチッと言わず、パキンだったみたい(笑)

トルクレンチあるあるですね‥いや、ないない。

車検のネック

車検場でよくあるのは、ヘッドライト光量不足や光軸ズレ、近接排気音量超え、排ガス不良などである。


今回は光量不足でした。

現場での手直しが出来なかったので後日、再検査に行く事にしました。


ノーマルバルブだとギリセーフだった事もあり、ヘッドライト球を白っぽいヤツに換えてたのが

仇となり反対に暗いと判定されました。

よく100ワット相当の明るさ、とか言いますが

モノによってはダメなモノもあります。



まずはノーマルバルブに戻して、ヘッドライトリレーを組み付けました。


LED対応が1番理想なのですが、バルブの規格がレアなので簡単ポン付けLEDが無くて、別の方法で明るくする対応をする事にしました。


再検査に行き、ヘッドライト検査のみ受けました。

ヘッドライトの光量不足で頑張る方の大半がエンジン回転をアゲアゲします。

これは実は逆効果でバイク屋は2500rpmから3000rpmくらいでチャレンジします。

この辺が1番明るくなるんですよね〜実は。。。


いざ検査!

15000カンデラ以上が合格ラインです。

以前はギリの数値だったのがラクラク突破しました!


しかも2灯式の場合は両方とも測定します。

両方ともハイとロウの切り替えがある場合です。


リレー効果が絶大でした。

これでダメならバッテリーを新品にすると言う手があります。

もちろん、そこらへんのではダメです。

GSユアサやリチウムイオンがオススメです。


陸運局の車検場ではカメラ撮影が禁止されてるので写真はありません。あしからず。