【英語がカギ】1年で国立大学を戦えるのか【二次勝負】 | エガオヲミセテよ@「弱者のための個別指導」寺子屋ふじかわ

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仙台市若林区河原町で「個別指導塾」を寺子屋をやっているプロ家庭教師の藤川が、日々の徒然を書くためのblog。
長町中、五橋中や台原中、みどり台中などから来ていただいています。

 

 

 

 

 

 

  時代が変わった

 

正直センター試験の時代であれば、突貫工事で1年で国立大学に合格するのは十分に可能であった。

 

実際、私、1年(代ゼミのおかげ)で合格しているので。

 

しかし共通テストになり、大学入試の英語の難易度が飛躍的に上がっている現在の入試では、1年で合格しようというのは相当に難しいのが現実。

 

だが、戦い方次第では不可能ではない。

 

 

  共通テストの配点比率が高い大学を避ける

 

宮城県の場合、山形大学に入りたいという需要が多いのは知っているが、山形大学の文系と看護を一年で逆転合格しようというのは非常に困難である。

 

山形大学の文系と看護の共通テストの配点比率は異常に高いので。

 

共通テストの割合が約7〜8割あると、共通テストが取れない時点で詰む。そして共通テストの難易度では、1年の突貫工事で高得点を取るのは至難。

 

ところが工学部の一部も学科ではこの比率が約5割5分まで下がる。二次の数学と理科に全振りして、ここで圧倒的高得点を取れば逆転合格をすることは不可能ではないし、実際に合格した子もいる。

 

ところがたとえば新潟大学だと学部にもよるが概ね二次の配点比率が5割前後。工学部の一部では6割超になる。共通テストがダメでも二次の得点力があるのならば、逆転合格は十分に狙えるということになる。

 

その昔浪人した子の話だが、センター試験はE判定、二次はA判定で、ドッキング判定でもA判定で北大に行った事例がある。

 

従って1年でなんとかしようと思えば、二次に全振りして、共通テストはある程度捨てる以外に合格の目はないだろうと思う。

 

  得意教科を作れるかどうか

 

英語がダメでも国語や理数に自信がありますという子ならば戦い方次第では合格の目がある。軸になる教科を中心に受験を組み立てられるので。

 

流石に軸になる教科が無い状態では、今の厳しい大学入試環境で国立大学に合格するのは相当の博打になる。1年で軸になる教科を作れなければ、東北学院大で諦める覚悟がないと厳しい。そして1年で軸になる教科を作れる子は、これまで見てきた限りでは、ポテンシャルがある子になる。平たく言えば三高以上。

 

下位ナンバーでは、1年で軸と言えるだけのレベルに昇華できる子は少ないのが現実。ましてナンバーでないのならば、尚更。

 

 

  結論:3年かけて準備をするしかない

 

国立大学に合格したいのならば、3年間大学入試を意識して勉強する以外に現在の入試環境で合格を勝ち取る手段はかなり限られると言って良い。

 

1年でなんとかしたいのならば完全に博打である上に、勝算はそう高くはない。それでもやるという覚悟が必要だし、理系ならば最悪北見工大や室蘭工大でもという覚悟が必要。

 

そして何より仙台を出ていく前提で大学を選ばないといけない。

 

勉強をしていなかった子にとって、共通テストの配点比率が異常に高い山形大学は超難関大学であるという認識を持ってください。