乳児湿疹再発
ステロイドは飛行機の操縦に似てるとのこと。
離陸は簡単。スロットル全開でOK
着陸は経験が必要。ミスったら大惨事。。。
らしい。
とある、先生によると↓
「悪くなった時だけ塗る」という治療を「リアクティブ(Reactive)療法」と言います。
Reactiveとは「反応」ということで、症状の反応をみて治療、という方法です。
つまり「ひどい時だけ集中して塗って、終わり」という治療。
この反対の治療を「プロアクティブ(Proactive)療法」といいます。
(真鍋かおりさんがCMしてたニキビのお薬ではありません)
Proactiveとは「Pro:前に」+「Active:活動的(火が付く)」を合わせた言葉で、
「悪くなる前に(ならないように)治療する」方法です。
2つの違いをイメージ図で示すと↓

(出典:鳥居薬品HP)
グラフの上部にある逆🔺がステロイド軟膏の使用
「症状がないのに塗り続けるの?」
と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、その時々ではなく、トータルの使用量を下げられるというのがプロアクティブ療法のメリットです。
上の図で例えると、🔺の総量がステロイドのトータルの使用量です。
プロアクティブの方が総量が少ないでしょ?(実際はこんなに簡単ではありませんが)
プロアクティブ療法の難しいところは、
「症状が出てない時に、どの程度の炎症が潜んでいるのかを読むのが難しい」
ということ。
これは経験がモノを言います
割と一般の方でもわかりやすいのは、
「表面がキレイでも、痒がっている時はお薬を減らしちゃダメ」
というポイントがあります。
痒がっている時は一見キレイになっても、すぐに掻いて悪化します。
みなさん、ご経験ありますよね。
だから、掻かなくなったらようやくそこから減らしていく。
覚えておいてください
一方で、軽いアトピー性皮膚炎や一時的な湿疹に関しては、リアクティブ療法で十分対応可能なケースもあります。