http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000301-mailo-l35

公共建築賞:情報芸術センターに最優秀賞--文化施設部門 /山口

 ◇波形屋根と山並みマッチ
 山口市中園町の複合文化施設、山口情報芸術センターが、公共建築協会(本部・東京)が実施する第11回公共建築賞の文化施設部門で最優秀賞を受賞した。11月11日に東京で表彰式がある。
 同賞は行政、文化、生活の3施設部門からなり、今回は00~03年度に完成した施設が対象。全国から128点の応募があり、5月に優秀賞31点を選出。その中から各部門の最優秀賞が選ばれた。
 03年完成の同センターは建築家の磯崎新さんが設計した市立施設で、展示スペースや劇場、ミニシアター、市立図書館を併設。大学教授ら7人の審査員による審査で、波形の屋根が周辺の盆地の山並みとマッチしていることや、地方都市で先進的・国際的な芸術活動の場を提供している点が評価された。
 渡辺純忠市長は「開館5周年の記念となる時期に、このような高い評価をいただいたことは大きな誇り、自信になる」とのコメントを出した。【諌山耕】
〔山口版〕

山口情報芸術センター

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000120-mailo-l27

クルーズ&ウオーク:中之島の街を再認識 関大「落語大学」の学生たち解説 /大阪

 ◇あすから
 「中之島の景観をたどるクルーズ&ウオーク」が12、13の両日、開催される。クルーズは三つの船着き場を結び、関西大「落語大学」の学生たちが解説する。
 「ハート大阪秋まつり」の一環。クルーズは八軒家浜と淀屋橋、阪大医学部付属病院跡地を再開発したほたるまちに臨時に設ける船着き場の間を3コース運航。このうち、八軒家浜―淀屋橋、八軒家浜―ほたるまちの2コースに、学生5人が手分けして乗船する。
 解説はこんな具合。天満橋近くの八軒家浜は、平安時代は熊野詣での出発点、江戸時代は京都と結ぶ三十石船の発着港、京阪開通時には近くの天満橋駅が発着駅で、間もなく京阪中之島線が開通して天満橋駅が再び発着駅になる――。
 淀屋橋や難波橋、水晶橋などの橋にまつわるエピソードや、天満青物市場跡、堂島米市場跡、蛸(たこ)の松などの史跡、市中央公会堂や日銀大阪支店、ダイビルなどの建築物などについて説明する。
 予行演習した芸名・関大亭梅奮(ばいぶる)の銭座裕二朗さん(20)は「富山生まれで、大阪は心斎橋などのにぎやかな街のイメージでしたが、中之島には歴史的建築物があるし、美しい芸術的な街だと再認識しました。特に、レンガ造りの中央公会堂は、いろんな人に教えなければ」と話す。
 クルーズ&ウオークは参加費1000円。クルーズは午前10時~午後3時台の間に運航。両日とも午後1時45分から、八軒家浜を出る船の上で学生の無料落語会がある。問い合わせは大阪21世紀協会(06・6942・2004)。【松井宏員】

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081011-00000108-mailo-l05

森林祭:植樹祭を記念し開幕 「お野立所」原形見納め--北秋田で13日まで /秋田

全国植樹祭の会場となった北秋田市の県立北欧の杜公園で10日、植樹祭を記念した「水と緑の森林祭」(県、県緑化推進委員会など主催)が始まり、市民らは両陛下が着席した「お野立所」を感慨深げに見学した。祭りは13日まで。
 お野立所は建築家の安藤忠雄氏が設計。秋田の伝統的民家建築にみられるかやぶきをイメージし、両側には秋田杉の回廊が併設されている。市が保存を希望していたが回廊部分(長さ約100メートル)は耐震構造をほどこさないと倒壊する恐れがあることが判明。著作権の関係で補強は難しく、お野立所を残して解体されることになった。
 この日は原形の野立所を見学できる最後の日となり、時折雨が降る中で写真撮影をする見学者の姿も。「回廊がなくなるのは残念だがお野立所の保存はよかった」と話していた。
 会場では期間中、写真展や講演、地元特産物販売、記念植樹などがある。【村川幸夫】

10月11日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000512-san-l30

黒川紀章氏設計の美術館、10年前から池に水なし 芸術理解せず

 建築家の故黒川紀章氏が設計した和歌山県立近代美術館・博物館(和歌山市)で、玄関前の循環式人工池が約10年前から水が流されず、ほぼ休止状態になっていることが8日、分かった。県は「電気代節約のため」と説明するが、同館は平成10年に「公共建築百選」に選ばれた傑作で、人工池は夜にライトアップされた和歌山城を映し出す“水鏡”としての効果を考慮して造営された。建物と人工池が一体となった作品で、建築評論家は「(県は)設計者の意図を理解していない」と批判している。

 同館は総工費約138億円をかけて平成6年に完成し、玄関前に約3360平方メートルの人工池が造られた。黒川紀章建築都市設計事務所(東京都)によると、隣接する和歌山城の景観を生かすため、アルミなどの金属素材を使いながらも建物の屋根を和風のひさしにしたり、街灯を灯ろう型にしたりして、日本の伝統的な美を表現した。

 人工池もその一つで、水面に映る和歌山城を楽しめるほか、中央部には能舞台が設けられており、薪能が上演されれば、水にゆらめくかがり火で幽玄の世界を表す工夫がなされている。

 しかし、水を流す電動ポンプを動かす電気代が月額約40万円かかるため、県は開館から約4年後に流水を停止。以来、特別展開催期間の週末など年間20日程度水が流されるだけになった。また、灯ろう型の街灯は8基すべてが終日消されたままで、5基ある行灯(あんどん)型の街灯も2基が消灯されている。

 県財政課は、県全体で経費削減をしている中で、美術館だけを特別扱いできないとの立場。同美術館の浜田拓志・教育普及課長は「(仁坂吉伸)知事は文化施設は切り捨てないというが、さらなる削減もありうるのではないか」と施設の存続にも不安をのぞかせる。

 黒川氏の事務所は施設の管理運営方法について特に要望はしない構えだが、黒川氏の長男で同事務所代表の未来夫(みきお)さん(43)は「(黒川氏は)建築中何度も足を運び、完成後も国内外から多くの著名人を案内するほど思い入れがあった」と話し、当初の設計に沿った運営がされていないことを残念がる。

 建築雑誌「a+u」の元編集長で、黒川氏とも親交が深かったという建築史研究者の中村敏男さん(76)は「和歌山県は設計者の意図が理解できていないのではないか」と憤っている。



巨匠の残像
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081009-00000007-giz-ent

折りたたんで間仕切りに使える「建築家具」

家が小さい人向けというか、ものすごく片付けマニアな人向けの製品だと思います。

鈴木敏彦さんデザインによる「建築家具」は、折りたためる家具です。ボックス的にしまえることによって、家具が間仕切り的な機能も果たすという考えに基づいています。
種類はキッチン、ゲスト用寝室、書斎、など。なんと書斎タイプは80万円でAmazonにて購入できます。

好きな時に広げて使って、いらない時はしまえるし、場所もフレキシブルに移動できそうで便利、と思いますが、これが買えるくらい財力のある人は、たぶん広い部屋に住んでると思います。




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