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穴と橋とあれやらこれやら

初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2023年4月28日、東京出張最後のお出かけ・奥多摩周遊で見つけてしまった謎物件をご紹介。

 

 

 

国道411号の、

こんなところをてくてくと。

 

 

 

 

 

国道から都道184号の分岐に架かる、二本の橋。

今から渡るのだが、その前に…。

 

 

 

 

 

交差点の一角に、わたくし見つけてしまった。

あれって…アレよね?

 

 

 

 

 

うわ~やっぱり。

変な穴がある~。なにこれ。場所はこちら

 

 

 

 

 

内部をのぞきこむと、

場所打ちコンクリによる巻き立てはすぐに終わりその奥は素掘り…っていうか、奥行きはわずか数mしかない。埋められたって感じでもなさそうだし、なんだこれ?

 

 

 

 

 

ちょっと引きで。

ちゃんとコンクリブロックで構築されたポータルを備えているということは、それなりに重要なものだったのではと想像するのだが、何のためのものやらさっぱり。

 

ろくすっぽ調べてないままにこうして記事にしてるけど、もしご存じの方がおられたらご教示賜りたく。

 

 

 

 

 

穴の前からの振り返り。

一応あれ、目隠しのつもりなんだろうか。違うか。

 

 

久しぶりに正真正銘、謎の穴だった。

 

 

 

 

以上。

 

 

2023年5月21日、東京出張から戻って初めての、この趣味でのお出かけをした。

 

かねてから近場にいくつかの「気になるポイント」をシバキ残していたのだが、ひょんなことからまた新たに気になるところを見つけ、その確認のついでに、いっちょまとめてやったろかい、てなわけで。

 

 

そんなダイジェスト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うちのお客様には、ぜひ一枚目写真には不条理を、最後から二枚目の写真には激闘を感じてほしい(笑)。実際には激闘を回避して機を改めることにしたのだが。

 

 

朝7時過ぎに家を出て午後早めには家に帰る程度のお手軽ツアーだったが、大変楽しめた。記事にするには…未遂だったりわからんことが多すぎだったりでまだ難しいかもだが、さて?

 

 

 

【2】より続く。

 

 

 

 

赤錆びた、

かなり背の高いダブルトラス主塔。

 

 

 

 

 

その足元は、

橋の状態を考えれば、いささか簡易すぎる通行止め措置(ほっそいトラロープのみ)がなされていた。

 

 

 

 

 

そのトラロープの隙間から、

改めて、旧・向山の吊り橋(と思われるので、以下旧橋と記す)と正対。

 

 

 

 

 

そこから見た旧橋の姿に、わたくし心を奪われた。

先ほど現橋から見えたとおり、大きく橋はねじれ、中央より向こうにかけては45~50度ほども傾いている。それなのに…。

 

 

これまで吊り橋の廃橋はいくつも見てきたが、それらは概ね、全てが朽ち果てた「ザ・廃橋」的なビジュアル。ここのように、ほぼほぼ姿を留めたままでかつこれだけのスケールの橋は、ついぞ見たことがなかった。

 

 

 

 

 

ちょっとダークな感じに撮ったこの写真、

お気に入りである。

 

紀伊半島に数ある吊り橋たちの中で考えれば、極端にボロイ橋ってわけではない。木製の踏板や横材の状態も、これより不安な橋はたくさん見ている。

 

 

 

 

 

ではいったい、

旧橋に何が起こったのか?

 

 

 

 

 

この写真には、「理由」がはっきりと写っている。

写真上部に写っているように、メインケーブルは(ほぼ)健在。元凶は、荷重をメインケーブルに伝えるはずのハンガーケーブル。これが全部ちぎれてぶら下がってるではないか。いったいどうしてこんなことに?

 

 

 

 

 

このズームを見る限りでは、

ハンガーケーブルが結ばれる金属部材はそのまま残っている。それが意味するのは…ハンガーケーブルが破断したってことか?でも、なぜ?台風など風によるものか、それとも。

 

 

まあ、こういうのは帰ってから写真をしっかり見返しての所見であって、現場ではもうひたすら、「壮絶な崩壊の美」と表現したくなるこの美しき廃橋を、飽かず眺めた。

 

 

 

 

 

なので、自分でもびっくりするほどたくさん写真を撮りまくったのだが、まあ似た写真ばかりなので、ごく一部だけ…。

 

 

 

 

 

いや、堪能した。

 

 

 

 

 

元より、この橋が渡れるわけがないことはわかっていたが、思い立ってほんの一歩だけ、踏板へと乗ってみた。

そう、一歩だけ。

 

この長さ、高さ…。健在であれば、さぞかし壮観かつスリリングな、素晴らしい渡橋体験ができただろうに。いや、ビビって渡れなかったかもしれんが。

 

 

今になっての心残り(現場ではなぜか思いもしなかったのに)は、対岸の様子を見なかったこと。通常であれば橋が渡れなければ打つ手なしだが、ここの場合は幸いにして現橋があるので、対岸で探せば旧橋へと至るルートもあるはずだ。

 

でも、架け直すにあたって少し離れた場所に架けたその意味するところは、なんだろう。旧橋の架かっている場所近辺には、なにかしら地理的な支障が生じているのかもしれない。

 

つうわけで前回も書いたが、いつか再訪するかも。

 

 

 

 

 

この、立派な主塔。

朽ちたり落ちたりしたら放置、という吊り橋が多い中、立派な新橋まで架けられた、この向山の吊り橋。地図で見てもいまいちわからないが、この対岸にいったい何があるんだろう?

 

 

 

 

 

別れ際に、

主塔ごしの一枚。会えて嬉しかった。

 

 

 

 

 

戻る途中の一枚。

いくつかこのような石積みがあったが、なにがあったんだろうか。かつて集落はこのあたりまであったのか?

 

 

 

 

 

獣害除けフェンスを抜ければ、

陽の当たる場所へ。

 

 

 

 

 

今までの写真では伝わらなかっただろうが、

こんなにもいい天気だったのね。

 

 

 

 

 

戻ってきた、向山の集落。

現世に返ってきた感がある。

 

 

この日はとにかく吊り橋祭りな一日だったが、インパクトではここが随一だった。あ~またやりたいなあ、吊り橋祭り。

 

 

 

 

 

 

以上。

 

 

 

 

【1】より続く。

 

 

 

 

探索開始から15分ほどで、

無事、向山の吊橋に到着~。

 

 

 

 

 

エキスパンドメタル床版の安心スペック、

やはり新しそうな吊り橋だ。

 

 

 

 

 

とはいえ、

アンカーレイジの感じだと、ここ数年ってほどに新しいわけではなさそうな。15年ほどは経ってるのかな?

 

 

 

 

 

さっそく渡ろう。

 

取り付き側は、

下からの木がエキスパンドメタルから突き出してたりして、ちょっと面白い。危ないけど。

 

 

 

 

 

いや~、安心安心。

何度も書いてるように、ダム湖みたいな「深くて動かない水」を渡る吊り橋は苦手ではあるのだが、

 

 

 

 

 

この手の安心設計橋ならば

まあさほど心乱れず(笑)渡れる。

 

 

 

 

 

渡った先で、

道は左へと巻き上がってゆく。

 

 

 

 

 

狭すぎて正対が撮りづらいので、

ちょっと斜め~。

 

 

 

 

 

ここで改めて気づいたが、

これ、送水管だ。

 

橋を這わせて続いてるようだが、どこからどこへ送水してるんだろうか?

 

 

 

 

 

この写真を撮って引き返したが、

ちょっとくらいは送水管を追いかけてみてもよかったな。次回に述べる理由も併せて、プチ後悔している。再訪するかも。

 

 

 

 

 

さて、ここからだ、問題は。

 

すっかり終了気分で渡り返しながら、

下流側を一枚。

 

 

 

 

 

そして

上流側を一枚。

 

 

 

 

…って。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょ待ってちょ待って。なんか…

 

 

 

 

 

 

なんか見えてなかった?下流側?

 

 

 

 

 

 

 

!!

 

 

ウソぉぉ!マジか!?

 

なんと下流側にもう一つの吊り橋を発見。しかもあの見え方は…(汗)。

 

 

恐ろしいことに、行きにも上流側、下流側と見ながら渡ったのだが、あれには全然気づいていなかった。まさかこんなに近接して別の吊り橋があるなんて思いもしてなかったし、こういう時どちらかといえば何らかの遺構を探して水面近くや河岸をチェックしていることが多いので…。

 

 

 

 

 

そして、事後ならばわかるのだが、

「向山の吊橋」とマーキングされている場所こそ、あの橋がある場所。

 

つうわけで、前回書いた「変な場所にマーキングされているが」っていうのは、実はフリだった。バレたらどうしよう、ってドキドキしていたが(笑)。

 

これねえ、わたくしが事前に吊り橋チェックした時の倍率だと見えないのだが、倍率を上げれば、実はちゃんと写っているのだった(今度は地図を埋め込んだので、お試しを)が、現橋(新橋?)だけがくっきりと白く目立つので、マーキングがずれてると思い込んだんだと思う。いや、怖い怖い…。これやっぱり、新橋と旧橋の関係なんだろうか?

 

 

 

 

とりあえず、幸いにも全く知らない状態で来たがために、テンション60%増しでスーパーサイヤ人状態(笑)のわたくし、さっそく旧橋(たぶん)へと向かう。

 

 

 

 

 

この写真だけではよくわからないが、

ここが、現橋へのルートと旧橋へのルートの分岐だったはず(だから撮影したんだと思う)。

 

帰るなら右上方向へと登ってゆくことになるが、このまま正面方向へ。もはや踏み跡も薄かったが、だいたいわかった。

 

 

 

 

 

程なくして、見えてきた!

わかるだろうか?見下ろした先にダブルトラスの主塔が…。

 

 

 

 

 

もはや駆け下りるように接近し、

…。

 

 

 

 

 

 

【3】に続く。

 

 

 

2022年5月4日、ノートさんラストラン@紀伊半島の2日目。この日のネタで記事にしているのはS田の吊り橋訪問記だが、今回から何回かに分けてお送りするのも、同じく吊り橋の訪問記。時系列ではこちらのほうが少し早ものの、いずれにせよ早朝の話だ。

 

 

 

まずはこれから。

ここは田辺市向山地内の住宅地外れ。現在地だいたいこのへん。これから、この正面奥へと進んでいく。

 

 

 

 

 

ここには、事前に航空写真で見つけていたブツを見に来た。

航空写真でどうぞ。

 

現在地がおおむね赤丸のあたりだが、ここから地図上では右方向、大きく曲がり込む日置川に架かっている吊り橋が目視できる(変な場所に「向山の吊橋」なんてマーキングされているが)。これを現地調査すべくやってきたのだ。

 

 

 

 


詳しい道はわかってないのだが、

日置川に向かって進めるところを進んでいけば到達できるのでは、と。これぞ現地調査の醍醐味だし。

 

余談ながら(これは事後に知ったのだが)、近畿エリアの吊り橋のバイブルである「近畿の吊り橋」様において、二度の訪問にもかかわらず、この「向山の吊橋」は「到達不可」となっている(記事こちら)。特に二度目は今回のわたくしのアプローチと同じだったと思われるのだが、よほどこの先手入れがされてなかったんだろうか。

 

これからご覧に入れるように、案ずるよりなんとやら、どんどん進んでいくと着いたので、以前は今よりかなりアプローチが未整備だったのだろう。

 

 

 

 

 

さて、私有地感は強く匂うものの、

ここまでのところ、立入禁止の表示は一切なし。粛々と進む。

 

 

 

 

 

小屋の先で

いったんフェンスに遮られたが、

 

 

 

 

 

これは通っていいやつ(断言)。

何も書いてないけど、獣害除けの「開けたら閉める」やつだ。

 

そういう表示さえもないということは、ほぼほぼ通る人間が限られているってことだと思うが、ここにも立入禁止とは書かれていなかった。

 

大事なことなので二度書いた(笑)。

 

 

 

 

 

フェンス扉を抜けると(もちろんきちんと閉めた)

道は森の中へ。

 

 

 

 

 

フェンスが切れた下には、

廃屋となった小屋が。

 

 

 

 

 

その脇を抜け、

踏み跡を辿って、

 

 

 

 

 

緩やかに

下ってゆく。

 

 

 

 

 

徐々に道があいまいになってきたかな?ってあたりで、

ピンクテープが登場。これが吊り橋への道標だと信じて進んでみる。

 

 

 

 

 

こんなふうに、

何もなくても辿れるところはいいけど、

 

 

 

 

 

こういうところは

ピンクテープに助けられたかな。けど、なかったとしてもたぶん辿り着けたと思う。

 

 

 

 

 

日置川を眼下に望むところまで降りてきた。

川面はまだだいぶ下だが、これはもういただいたも同然だろう。

 

 

 

 

 

果たして、

ほどなく…

 

 

 

 

 

見えてきたね~!

航空写真の段階でわかってたのだが、やはり新しめのしっかりした吊り橋のようだ。

 

 

 

 

 

かくして、無事に

たもとへと到着できた~。

 

ここまでは思惑通り、しかしこのあと、予想外の展開が待っていた。

 

 

 

 

…という陳腐な煽りで【2】に続く。