今回、興味のある方もない方も、黙っていいね!を押してタモレ…。
前回のオジー・オズボーン以来の音楽ネタは、またしても訃報…。
10月16日、KISSのオリジナル・ギタリストであるエース・フレーリーが亡くなった。享年74。またひとり、わが青春のロックスターが逝ってしまったか…。
これまでの音楽ネタで断片的に採り上げた気がするけど、がっつりKISSについて書いたことはなかったかな。
世代的に、70年代のKISS黄金時代には間に合わなかったわたくし。リアルタイムでは、メイクを落として素顔になって2作目のアルバム「ANIMALIZE」(1985年)からで、すでにエースは脱退した後だった。そっから遡って過去の名作を掘り返しまくり、一時期…いや、けっこう長い間どっぷりとハマってたなあ…。
「ハードロック版BEATLES」というコンセプトどおり、全員がリード・ヴォーカルを取れるのがウリだった彼ら。メインはポール・スタンレーとジーン・シモンズだったけど、エースもまた、どこか頽廃的で気怠いその歌い回しが印象的な楽曲をいくつも残している。この機会に、改めてお気に入りをピックアップしてみた。
まずはやっぱこれ。「Love Gun」(1977年)収録、初めてのエースのリードヴォーカル曲、”Shock Me”。
酔っぱらってそうな、ダルそうな。やっぱええなあ…。
代表曲のひとつ、"Cold Gin"もエースによるナンバー。
なんだけど、この曲ではヴォーカルをジーンに譲っている。なのでだいぶ後までジーンの曲なんだと思ってたっけ。
てか、正直この「ALIVE」(1975年)のジャケを載せたいがためにこの動画を引っ張ってきた。左にジーン、右にポール、そしてセンターにエース!このジャケ、めっちゃ好きなんよねえ。カッコいいわ~。レスポール似合いすぎ。
次にこれ。"Rocket Ride"。
「ALIVE Ⅱ」(1977年)は2枚組ライヴ・アルバムだけど、アナログD面だけがスタジオ録音の新曲っていう変則な構成だったと思うが、その中の1曲。まさにエース節全開で、エンディングがアホみたいにカッコいい。
そしてそして、世間的には評価が低い?「UNMASKED」(1980年)。
このアルバム、彼らの作品中もっともポップ方向に振り切ったともいえる作風で、もはやハードロックでさえない気がするんだが、これがとにかく良曲ぞろいの名作なのよねえ実は。
その中からエースのヴォーカル曲、上の"Two Sides Of The Coin"と、この
"Talk To Me"。どキャッチーな楽曲を歌うエースもよろしいなあ~。もう1曲、"Torpedo Girl"も外しがたいんだけど…。
これ、今回貼った中では唯一のMVだけど、非常にシンプルな内容ですな。その分各メンバーじっくり見られる。ピーター脱退直後だと思うけど、すでにエリック・カーが叩いてるな。
最後に、KISS脱退後にリリースしたソロアルバム「Trouble Walkin'」(1989年)から"Do Ya"。
ELOのカヴァーらしいんだけども、一聴してバチーン!と気に入っちゃって。お好みテープ(懐かしい)なんかにもよく入れてたなあ~。こうして久々に聴いてみたけど、やっぱ最高だ。
わたくしがもっとも盛んにヘヴィメタル/ハードロックを聴きまくっていた80年代中盤から90年代前半にかけて、専門誌でいろんなバンド、アーティストのインタビューを読んだけど、「KISSをコピーしまくってた」「初めて観たライヴはKISS」「KISSからこの音楽にのめり込んだ」「エースに憧れてギターを始めた」「最初のギターヒーローはエースだった」などなど…かなりの頻度で、KISSやエースからの影響を語る発言を見た記憶がある。
とにかく、特にわたくしより少し上の世代にとって、KISSの、そしてエースの存在は絶大なものがあったし、少し遅れたわたくしにとっても同様だ。
1997年、オリジナルメンバーで往年のメイクを施してのリユニオンワールドツアーを大阪城ホールで観られたことは、この上ない喜びだった。血を吐くジーン、火を噴くジーン(笑)。そしてエースの伝統芸、ギターヘッドから光線が出て照明を打ち落とすやつを生で見て、自分のものとは思えない黄色い悲鳴が出たっけなあ(笑)。
とにかく、残念の一言に尽きる。宇宙へと帰ったエース、安らかに…。