花車尾谷の隧道訪問記【3】(岐阜県加茂郡七宗町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【2】より続く。

 

 

 

路肩から見下ろす、深い谷。

水音が響いている。どうやら新たな滝が近づいてきたようだ。

 

 

遅ればせながら、この谷が記事タイトルにある花車尾(かしゃお)谷。八百津町上吉田から発するこの谷は、流入する飛騨川へと近づくにつれ勾配が急となり、今わたくしのいるあたりで三つの滝を生み出している。下流から順に一の滝から三の滝と呼ばれ、ちょうど二の滝に接近しているのだと思われる(前回書いた、人気のない家屋の下が一の滝…のはず)

 

 

【1】の冒頭で、我々の業界ではなく「別の角度からちょびっと知られているっぽい」と書いたのがまさにこれで、実はこれらの滝を訪ねた滝屋さんたちの記録のいくつかに、目指す隧道が言及されているんである。まあこれも、唯一の同業の先人の記事を見てから調べた結果わかったこと。

 

 

 

 

 

いよいよ切り立つ断崖。

意外なほどに険阻な地形だ。

 

 

 

 

 

よほどの必要性がなければ、

ここに道を拓くには至らないと思われるが…。

 

 

 

 

 

ここでイベント発生。これは…

桟橋…ですな、丸太の。バッチリ現役だ。

 

 

 

 

 

まあその…それ以前に

この道自体が現役なのかどうかってのはあるけど。

 

 

 

 

 

このカーブまでくると、

花車尾谷との比高はこんだけになっていた。

 

じゅうぶん切り立ってはいるけど、さっきまでの底知れぬ深さとは違う。どうやら二の滝を越えたようだが、一の滝に続き二の滝も、この道からはほぼ見えなかった。滝屋さんの領分だ。異業種交流とはいかないね(意味不明)

 

 

 

 

 

とりあえず、

このカーブ付近は状態も雰囲気も良かった。これは振り返っての撮影。

 

 

 

 

 

これを過ぎると

またちょいと荒れたパートをはさみ、

 

 

 

 

 

次なるイベント発生。

先ほどとは規模段違いな、木製桟橋現る。これはイカツイ!

 

 

 

 

 

なかなかのトラップ臭が漂うが、

これを通らずして進むことはできない。

 

 

 

 

 

まあね、もちろん感触を確かめつつではあったが、

そこまで怖いもんではなかった、実際。

 

 

 

 

 

奈良県某所、「あの死亡遊戯的桟橋」に比べたら、ねえ。

かわいいもんでしたわ~。

 

 

 

 

 

これを過ぎるとまた水音が高まり、

そして…肉眼ではもう捉えた。

 

 

 

 

 

花車尾谷に落ちる滝と、

隧道~!

 

 

 

【4】に続く。