2023年3月6日に敢行した、初めての横須賀散策。この日のネタで記事にしているのは、船越防災隧道と最後に訪ねた向坂隧道。今宵ご紹介するのはそのラス前、向坂隧道の前に訪ねた物件。
Q地図様で目星をつけてきた物件だったんだが、
好ましいね~。
一見して古い橋ながら、あくまでシンプルで街にとけこんでいる。こういうのがいい。現在地こちら。
お名前は
「夫婦橋」。
お誕生日は、
「昭和八年一月成」。昭和ひとケタ橋だった。
上流側は、
折しもほぼ満開の河津桜が美しかった。そうそう、川の名は鷹取川。
こちら下流側。
扁平六角形の開口部が、ありそうでなさそうな意匠。そこはかとなく、フィーレンディール感ある。
渡って北側より。
いいね~とけこんでるね~。
変体仮名での橋名。
わかってても読めない。文字数から「めおとばし」だろうとしか。
この写真がなんか好きで、
似たような写真ばっかにもかかわらず掲載(笑)。
最後に、上流側からのサイドアングルを。
いいっすな~。河津桜が素晴らしいアクセントで。
最後の最後に、記事タイトルについて。
実はこの橋、Q地図様では「妙法橋(夫婦橋)」と表記されている。この「妙法橋」って名称はどっから来たのやら?と横須賀市橋梁長寿命化計画の対象橋梁一覧を確認してみたら…なんとガッツリ「妙法橋」(のみ!)と記載されていた。「夫婦橋」はどこ行った?
台帳は「妙法橋」、そして現地は「夫婦橋」。なんなんだこれ。
今昔マップで確認すると、
明治時代後半には、すでにこの場所には橋がかかっていたことがわかった。この市道、古道だな。
もしかすると、昭和八年よりも前にこの位置に架かっていた橋の名称が「妙法橋」だったのかもしれないな。台帳はその古い情報を延々この令和の世まで引き継いでいる、とか。
まあいつものように、真相は不明だ。
以上。