2023年3月14日、実に11年ぶりに房総半島へ行ってきた。こっちへ来て初めての、レンタカーによる大爆走である。
ラッキーなことに、2010~11年の千葉でのレオパ暮らしの際に、房総半島へは第七次にまで渡る探索を行うことができた。その間それとは別に、房総の隧道王子ことまききさんと2回、2012年にはまききさん、doodoongooさん、パパゲーノさんという巨匠お三方との合同探索(記事にしてるのは大戸見の埋没隧道などだけ)と、非常にガッツリと堪能できてきたと思う。
にもかかわらず、まだまだ物足りなかった。
あの頃は地図上に書かれた(もちろん書かれてないのも)隧道表記を片っ端からシバキまくっていたものだが、そもそも房総半島一帯に存在する隧道の数は600超(!)とも言われ、とてもじゃないけど10回そこそこの探索では上っ面をなぞる程度。地図に書かれていたとしても、出張中のお出かけ程度の装備では無理なところも多く、そういう未到達物件が山積みのまま。
また当時は完全穴メインであり、橋は通りすがりに見つけたいくつかしか記録しておらず、そういうのも心残りだったり。
そんなわけで今回、房総再訪の機会をうかがっていた。到達困難物件はともかく、橋はあらたに訪ねたいものも多いし…ということで、遂に実行に移したわけである。まずはダイジェスト。
濃いな~。アタマ4枚の破壊力(笑)。
今回は、穴と橋とを比較的バランスよく回れたのは良かった。4枚目なんかは超有名物件だが、なぜか前回ポッカリと抜けていて、後で気づいて愕然としたもんだった。「ここ行ってないやん!?」みたいな。
レンタカーは君津を出発/返却場所として9:30~19:30で借りた(少し早めに着いたので、実際は9:30にはもう走り始めていた)のだが、実際のところ全っ然時間が足りなかった!
もとより、たとえ半島南部に絞っていたとしても、この日のために地図にマーキングした物件全てを回れるとは思ってなかった。が、ここまで時間がかかるとは。以前よりも広くなったの房総半島?(笑)
結局16時くらいの段階で、残りをスルーして最後にしていたメインターゲットを優先することにしたが、ちょうど到着するのが日没と同時頃になりそう。それは廃道に分け入る物件なので、そこで暗くなっちゃうとな~…とか悩みながらも、急げばなんとか…と迷いを振り切って爆走していたものの…鴨川市街地でのプチ渋滞で、スパッと諦めて、日没まで残りを拾いながら君津へ向かうことに切り替えた。
この判断は良かったと思う。もちろん非常に心残りだったが、あのままだと「多くの物件を諦めて向かったのにメインターゲットも日没でダメ、おまけにレンタカー返却時間に間に合わず」という大惨事となったのは間違いないと思う。
一番最後の写真なんて、まさに日没直後。「行ってみたら廃道」のパターンだったが、距離が短いとわかっていたので突っ込んだ。写真ではわかりにくいだろうが、肉眼ではもう隧道が見えていた。
というわけでこれは…もう一回行かなアカンか!?