2023年2月22日に敢行した、「跳んで三島」ツアー。その後半に訪ねた、ごく狭いエリアに物件が密集するわたくし的に過去最高レベルのパラダイスを、連載にてご紹介していく。
まずはこれ。
向こうに見えてきた橋もさることながら、きれいな川と見事な枝ぶりの大木の雰囲気も素敵だ。現在地はこちら。
つうか、源兵衛川の流れに沿って…いや、川の中を続くこの遊歩道自体もちゃんと採り上げたかったのだが、それだとホットスポット感が薄まるので、別の機会にてご紹介する。この遊歩道、めっちゃ楽しかった。
さて、件の橋は
充腹コンクリート・アーチ橋。
遊歩道を通しているがための「頭上注意」と、
適度にヤレた風合いがイイ感じだ。
「頭上注意」しながら振り返る、下流側。
めっちゃそそるでしょ、この遊歩道。ある意味これもホットスポットの構成要素ではあった。
川に張り出した、カフェのオープンスペースもイイね~。でも、あそこで誰かお茶してたらちょっと気まずかったかも(笑)。
そしてこちら、上流側。
折しも、伊豆箱根鉄道駿豆線の上り列車が通過していった。なんかこのジオラマみたいな感じ、テンション上がるな~。
この古色蒼然とした
石積擁壁も実にイイ。源兵衛川を斜めに渡る橋梁もすぐそこに見えているが、
まずはこの橋に向き合わないと~。
ここでこの階段を登っていったん道路へ出るのが、遊歩道の正規ルートだったようだ。
このことには後で気づいたんだが、それはまた次回にでも。
さて、いったん道路へと復帰し、東側より。
写真ではこんなんだが、このすぐ背後に伊豆箱根鉄道の踏切があり、また交通量・通行量もけっこう多い。タイミングを待つのがなかなかめんどくて…。
お名前は、
…読めない(笑)。
もとよりわたくし予習してきているからわかったが、「時の鐘橋」と書いてある。後で調べてみたら、「時の鐘」とは江戸時代に宿場に時間を知らせていた鐘で、戦時中に金属供出で失われたものの、1950年に復元されたものが、ここから100mほど上流にあった。
(確かにあったが、当日はそれとは知らず、かわった東屋やな~とか思ってた。連載の最後くらいに登場する)
下流東側より。この「心地良い込み入り具合」がたまらない。
今度は西側より正対。
明確な親柱がないために一見地味な橋だが、実はアーチ橋っていう。ここは冒頭のように、遊歩道のおかげで、普段のアクロバティックな行為なしに普通に下から観察できるのが素晴らしい。
ほんと橋って、路上から見ているだけじゃ分らんのよね~。いちいち手がかかるが、それがいいのだ(謎)。
先ほど読めなかった人も、ここで判明。
「ときのかねはし」。
なんとなく観光地的なネーミングにも思えるが、元からこの名前だったんだろうか。ちなみに現地にはお誕生日がなかったが、Q地図様でも「不明」と。三島市橋梁長寿命化修繕計画を見てみたが、やはり「不明」となっている。
さて、ここより始まるホットスポット。
向こうに見える神社社殿までの間のわずか100m弱に、いたくわたくしの(万人の、ではない・笑)興味を惹く物件が、この橋含め実に五つ。
順にご紹介していこう。
【2】に続く。