【3】より続く。
明るい雰囲気でスタートを切った、蕪坂越えの反対側。
先に何やら見えてきた。
接近してみれば、
市街地側でも見た「この先走行注意」だった。まあ「この先」を見るに、やっぱり「注意」レベルじゃなさそうなんだが。
こいつの登場を合図としたかのように、
ここまでうっすらと残っていた轍が消えた。
けど依然として、
古道の香りがしない。なんだろうなあ、いまいち盛り上がらない感じ。
この景、一瞬だけオッと思ったが、
まあまだ登場するには早い位置だった。
で、
またしても、先に何かが見えてきた。
それは、予想していた立札。市街地側にもあったからね。
「蕪坂峠道 江戸時代には峠に番所がありました 古道です 大切にしましょう」
古道です、をアピールしてくるけど、盛り上がらないんだって(笑)。けど、この峠越えを辿ってみたら、なにかいいものあっただろうか。
一応、そっち方面も一枚。
そんなに距離もなさそうだし、行ってみてもよかった…とも思うけど、もし行ってたらこの日終盤の平安橋なんかは日没でアウトだった可能性が高いから、まあやめて正解だったか。
そこからは、割とすぐだった。
右へ緩くカーブし、
続いて左カーブ
…の先に。
お出ました~。
なんか皮肉なことに、峠越えの古道が分岐して新しい道に入ってからのほうが、古道的な雰囲気の良さを感じるっていう。このあたりも。実にイイ感じだ。
つうわけで、
再びの、蕪坂隧道~。
さて、こうもりさんは静まったかな…?
【5】に続く。