【2】より続く。
すでに大きく「聞こえ」始めていた、アレ。
ここへきてその姿を見せ始めた。
そう、聞こえていたのは大量のこうもりの囀り。その数が尋常じゃないことが、囀りの大きさで感じ取れる。ここのはまだおとなしくぶら下がってるが…。
うーむ。経験を重ねるにつれ、こうもりがだんだん苦手になってきたという珍しいパターン(なのか?)なわたくし。そのものが怖いというより、フンにヒストプラズマ症のリスクがあることを知らなかった内は無邪気だった、って感じが正確かな。
このままおとなしくしててくれればいいけど…。
これは…なにを撮ったんだろう(笑)。
ちょっと広くなってたんだったか?わからん。
洞床はこんな感じ。
舗装は無し(に見えた)、黒いのがこうもりのフンかは不明…。
真ん中あたりに、
コンクリ巻き立て区間が登場。特に弱かったのか。
長さ的には
10mもなかったかな?
その先は、
また完全素掘りに。てか左側に写ってるのなんだ?キモっ。
で、このあたりで、
こうもりの乱舞が始まってしまった(汗)。
後から考えれば動画でも撮ればよかったんだが、
現場では思いつかなかった。
写真だとあんま伝わらないのだが、こうもりがバシバシかすってくるほどの大乱舞で、このレベルはいつ以来だろう。へなちょこなわたくし、心がポッキリと(笑)。
どうせ無理して完抜けしても、また戻って来なくてはならない。ならばここは一旦撤収して、反対側に回ろう。元より、反対側の道の様子も見てみたかったことだし、その距離も大したことないし。
…ということにした。
もはやどっち向いて撮ってるのかよくわからないが、
撤収中の一枚か?
元画像をじっくり見てみたら、たぶん飛んでるのが7匹、スタンバイ中が3匹、写り込んでらっしゃった。お邪魔しました。
ぶはー。
かくして、石見の小京都のすぐ背後に穿たれた隧道は、ハードコアな実質廃隧道であることが確定した。残る約半分もまあ目新しいものはなさそうだが、やはり見ておきたい。
つうわけで、上の写真を撮って27分後には、
蕪坂越えの反対側へと回ってきた。現在地はこちら、その先を左へ。
市街地側のあの惨状を見れば、遅かれ早かれ車を諦めることになるだろうし、どうせ大して距離もない。
適当に広くなったところに車を停めて、仕切り直し進軍開始。
ここは直進。
今のところ、
古い道の香りはしない。だいぶ手が入って変わってしまったのかも。
鬱蒼とした雰囲気だった市街地側とは違い、明るいスタート。さてこっからどうなっていくのか?
【4】に続く。