松の内も七日まで、とか申しますが、まあやっぱお正月に引っかけたネタは三が日のうちにやりたい。つうわけで、どうぞ~。
2022年8月27日、中国地方縦断迷走・2日目。この日のネタで記事にしているのは、紙祖の名称不明廃橋。今宵ご紹介するのは、お正月に相応しいおめでたいカラーリングの物件。
国道9号から西へ入ってすぐ、JR山口線の飯田踏切。
その向こうに見えるのが、今宵のお題橋である。現在地こちら。
正対するまでもなく一目瞭然な、
きれいに紅白に塗り分けられた、とても美しい吊り橋。実に端正なたたずまい。
お名前は、
飯田橋。
お誕生日は、
昭和三十年九月竣工。
年代を考えればもっとくたびれているはずなので、比較的近年に塗装し直されたのかと思われる。ホント全てが美しかった。
で、この飯田橋、3.0t制限標識と「前の車が渡り終えて通行して下さい」が示す通り、車道吊り橋である。
しかも、交通量は意外と多く、両岸での離合待ちもしばしば発生しており、そうそう橋上に立ち入ることは憚られる状況だった。
そしてこちら側からは、
河川敷の樹木が繁茂してきれいにサイドビューが見えなかった。
よってもうこちら側でできることはなし。とっとと対岸へ渡ってしまおう。
つうわけで、
車で対岸へ。
ちなみに、ガッタンガッタンガッタン!と鋼板の継ぎ目ごとに大きな音がして、わたくしの車道吊り橋渡橋史上(謎)において、ノイズがかなりウルサイ部類に入るかなと。
でー。渡りまして、
見晴らしよくサイドビュー。ちなみに川の名前は高津川という。
…ところで、右端が切れてるってどういうことよ?ド素人か?下手くそ~。
左岸側から正対。
なんか微妙に印象が…と思ったら、親柱のサイズが全然違うじゃないの。
よく見ていただくとわかるのだが、この親柱、実はアンカーレイジを兼ねている。先ほどの右岸側に比べてこの左岸側、主塔からの距離が長い…すなわち径間長が長いので、その分アンカーレイジもサイズが大きくなっている、ってことのようだ。
右の親柱。
そして左の親柱。
その、アンカーレイジを主張する部分。
こうして、メインケーブルが吸い込まれている。
こういうデザインの一体型アンカーレイジ、
なかなかスタイリッシュではあるのだが、車で渡ってきた際の視認性に大きな難があるのはちょっと気になったかな。マジで全然左右が見えないのよ~。
左岸上流側からのサイドビュー。
けっこう長大な橋なので、サイドビューを撮るにもこんだけ離れないと撮れない。
改めて、
この細かい塗り分け、いい仕事してんな~。
紅白のカラーリング、
ほんといい。
今気づいたけど、
さすがに橋脚までは塗り直さないのね。
いやほんと、
美しい橋でしたわ。
堪能した。
…って、久々に使うな。今年はまた使って行こう(笑)。
以上。