紙祖の名称不明廃橋 (島根県益田市匹見町紙祖) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2022年8月27日、中国地方縦断迷走・2日目の朝。次なる物件へと移動中の通りすがりに見つけて緊急停止したブツをご紹介。

 

 

まずはこれ。

島根県道42号吉賀匹見線を益田市街方面へ北上中、樫田トンネル手前のいささか迷惑なところにハザード焚いて停車。止めるスペースもないし、なにしろ緊急事態だから(笑)。場所はこのへん

 

 

 

 

 

 

上の写真左端に見切れてるんだが、

廃の香りがプンプンするトラス橋!当社基準ならずとも、これは停まるやつでしょ~。

 

 

 

 

 

そこに至る道なんてものもなく、

県道脇からいきなり藪漕ぎ~。

 

 

 

 

 

そいつはもう、すぐに。

おおおおお~。見えてくるにつれ、テンションさらに上昇!

 

 

 

 

 

そいつは紛うことなき、


廃橋だった。この遠征随一の。

 

 

 

 

 

まさかの木製床版は腐食しきっていて、

廃の彼岸に逝っちゃってる。

 

 

 

 

 

ここで、対岸のズームを見ていただくとお気づきかと思うが、

対岸には、県道の旧道と思しき道がある。当然、現県道よりもこの橋は古いと思われるので、元々は県道から対岸へと渡る橋だったはずが、現県道が開通して存在意義を失い、使われなくなった、ということだろう。

 

 

 

 

 

で、もちろん渡れそうならチャレンジしようかな~と思ったんだが、

うーん、これはよくない。安心して踏める金属部材がないようだ。やめたやめた。

 

 

 

 

 

これ以上できることはないので、戻ろうとして、

今さら気づいた、まといリス。木に喰われつつある。

 

 

 

 

 

これが橋の取り付きからの振り返り。

右に少し見える赤色がゴルフ。県道からほんのすぐの位置だ。

 

 

 

 

 

最後にこれ。

銘板によれば樫田トンネルは2007年1月の完成とのことなので、トンネル含む現県道の供用がそこから2年以内程度と考えれば、あの橋が棄てられてから13~4年ほど…と推測される。

 

 

あのまま撤去もされず、いつしか鉄骨トラスだけの姿になるのかもしれない。

 

 

 

 

以上。