【前篇】より続く。
ついさっき、この道をやって来たわけだ。
通行量は、極めて少なそう。
で、改めて最初に遭遇した北側抗口を。
なんというか…こういう「野趣あふれる」ボックスカルバートって珍しいと思う。「本物の」トンネルみたいで。
が、よくカルバート上を見てみると、
やはりというか、ほぼ土被りがなさそうだ。
この二連のボックスカルバートは、
実質的にはロックシェッドの役割を果たしているんだろう、きっと。ただし、隧道のスペックにおける延長24mは、もちろんここも含んでのものだ。
で、今さらながら、わたくし見つけてしまった。
こんなところに?
そこには、
石仏がひっそりと鎮座されていた。なぜにこんなとこに。
どうもこの隧道は全面的に改修されているようなので、元々はどっちかの抗口付近におられたものと思うが、その際に遷されたのだろう。理由はわからないが。
隧道内に仏様といえば宮島隧道を思い出したが、この高さならある意味安心なのかも。つうか、向こうと違ってこっちは誰も来なさそうではあるけど…。
ただなあ。こんなに高いとこにおられるもんだから
お賽銭はどうすればよろしいのですか?
立ち寄り先に仏様がいらした場合は、必ずお賽銭と共に遊ばせていただいたお礼と無事に帰れることをお願いするのが我が習わし。ここで引き下がるわけにはいかない。
何度かジャンプして仏様の横に硬貨を置こうと思ったが、絶妙に届かない。仕方がないので、リアル投げ銭システムに移行(笑)。どんくさいことにこれも何度も失敗したけど
てなわけで、現在この仏様の脇には、わたくしの賽銭があるはずだ。下からは見えないけどな!
去り際に一枚。
どうも、遊ばせていただいてありがとうございました~。
思っていたような隧道ではなかったが、
わたくし的にはじゅうぶん楽しめた。
国道には立派なトンネルがあることだし、
この道は閉じられても不思議ではなさそうなのだが、
少ないながらも確実に何らかの必要があって生きているんだろう。
そこに階段が見えてるけど、山仕事とかそういうたぐい?
とりあえず、
真っ当な隧道好きには評価されないブツかもしれないけど、狭小路の好きな変態にはお勧め(笑)。
以上。