2016年5月2日、石川県シバキまわしツアー2日目。この日のネタは…やってへんやん!マトモな記事は初めてか~。
マトモじゃない記事(笑)としてはこの廃自販機をやってるのだが、今宵のネタはこの廃自販機を後にし、ひとネタ挟んで約20分後に訪ねた物件。
石川県シバキまわしと言いながら、一時的に富山県に入り込んでいたのを、再び石川県へと戻る、その県境に目的のブツがある。路線名は、富山・石川県道74号小矢部津幡線。
途中でこのように
隧道の高さ制限予告と通行注意看板があり、そっからはグッと険道感を増す。
なかなか楽しい道ですな~。
これが一番狭いあたりやったかな?
で、狭くなってから走ること5分、
到着しました~。ものものしいイエロー四連看板がお出迎え。
小矢部市側坑口に正対。
これが県境の隧道。にしては、結構短い。
お名前は、先の看板に載っていたとおり
「宮島隧道」。
よく見ると、扁額上部には竣功年が。「昭和三年七月」と読める。あとひと文字あるみたいだが、判読できず。
建造年に相応しい古めかしいスパンドレルは肩身狭そうで、
洞内はかなりガッツリと改修補強されている。
ここは、洞内の「あるもの」が有名らしい。が、その前に
お約束の、鉄板の構図。もう必ず撮ってるな~。
で、向き直った洞内。
全面的に、化粧板?で覆われている。で…
事前情報どおり、なにかあるな、ちょうど真ん中あたりの左側に。
そこにあったのは、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190310/13/quicknick/52/ad/j/o0560037214369430846.jpg?caw=800)
首のない石の仏像。
そして、ちょうどそこが県境になっており、そこで洞内の巻き立ても変化。境界をしめすものか、紅白のポールが立てられている。よく見ると、石像自体は絶妙に石川県側に位置しているが、それに意味があるのかないのかは不明。
…って、こんなとこに書いても、そういう輩には届かんけど(笑)。
いろいろとインパクトある光景だが、当然というかなんというか、ここはこのあたりで有名な心霊スポットとなっていて、その手のサイトに数多く紹介されている。
総合的なうわさとして、この石像(概してお地蔵さんと書かれている)は、かつてこの洞内で発生した焼身自殺と、それを追って坑口前の木で首を吊って亡くなった自殺者の母親、その霊を慰めるために安置されたものとされている。真偽のほどは定かでないが、まあ当たらずとも遠からずな事案があったのかもしれない。
そんなところなので、夜な夜な馬鹿どもがやってきて落書きもひどいという事前情報だったのだが、訪問当時はこのようにきれいな状態だった。まあ石像の首がないのは事前情報どおりだったが。
罰当たりなことにいたずらをする者が絶えず、石像はすでに三代目なのだとか。
そういうクズには、天罰が下るとイイね♪
石川県側から見る、
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190310/13/quicknick/b7/97/j/o0560037214369430849.jpg?caw=800)
県境部分。
管理が変わると仕上げも変わる、ってことで、この巻き立ての変化はわかりやすい。で、石川県側にはちょこっとだけ落書きが残っていた。
石川県津幡町側へ抜ける手前。
謎の素材で巻かれていた(笑)。
これなんやったけ?当日は特に気にしなかったけど、今見ると気になるな~。
抜けて正対した
宮島隧道、津幡町側坑口。
最後に引きで。
なんか、めっちゃ激坂やな~。
津幡町側はこの勾配で、
一気に牛首の集落へと下っていく。ナイス険道(笑)。
いろんな心霊話も見た上で行ったけど、霊によって…もとい、例によって怖さは全然感じず。単なる、穏やかな峠の隧道に過ぎなかった。
興味本位で行くのはわたくしも同様なのでいいけど(笑)、しょーもないことはしないようにしましょうね~。
以上。