2017年10月1日。この日は地元で長年スルーしてきたネタを一気に三本、現地探索を行った。これまでに鈴の謎未成道探索、名神高速沿いの廃橋群として記事にしているが、今宵ご紹介するのは最後の一本、しかし時系列では最初に訪れたネタ。
実際のところ小ネタであり、二回に分けるのはひとえに我がパワーが持たないからにすぎないんだが、「長年の懸案」度においてはこの日最大。やっぱ近場って「いつでも行ける」と思うとどうしても後回しになってしまうのはわたくしだけ…ではないはず(笑)。
そもそも今回のネタは、県別マップルのこの描かれ方を見て、
こりゃなんだ?と。未成道か、それとも廃道か?
たぶんだけど、未成道くさいな~、と思っていた。気になったけど、数年放置(笑)。
そして訪れた現地。
現在地こちら。ガッツリと封鎖されたその様子からは、未成道とも廃道ともまだ判断できなかった。
不法投棄の警告看板が立てられていたが、
道路情報は皆無。
しかしながら一点だけ。
「水口町都市整備課」の文字発見。
水口町が周辺四町とともに合併して甲賀市の一部となったのが2004年10月とのことなので、少なくともそれ以前からこの封鎖状態であったという状況証拠。
不法投棄禁止とは書かれていたが、立入禁止とは書かれていなかったので、堂々とお邪魔して、
ほう…。
この時点での第一印象は、やっぱ未成道じゃないかな、ってこと。二車線幅は確保されているものの、センターラインが引かれていない感じとかが。
振り返れば、
きれいに一直線の線形。やはりこれ、線形改良を目的として着手されたものの、何らかの事情で完成していない未成道じゃないか?
…と思った直後、
んん?センターライン引かれてる?単に薄れて消えかけてただけか。
こういう路面状況とか、
萌えるな~、とか思いつつ、右手に何かを発見。
確認して見ると…
交差点を示す標識だった。てことは、未成道じゃなくて廃道なのか?全体的にどうも判然としない。
ところで交差点標識、あの線形だと「ト」のほうが相応しいと思うのだが(笑)。
変わり映えしない写真を連打しているが、
管理されているのかいないのか、そのあたりもなんとも微妙な印象だった。それを強調したくて。
正体不明の道路はゆるやかに右カーブを描き始め、
やがてその先に白いガードレールが見えてきた。線形的にこの道が滑らかに合流するような現役の道路、記事を書くにあたり調べたところ「甲賀市道北脇八田幹線」という道路だ。
その接続部分が「つながってない」と。
さて、この先どんなんかな~?
【後篇】に続く。
繰り返すが小ネタなので大したことは起こらない。期待せずお待ちを。