昨日、2022年5月16日、ノートさんが退役した。
これを書いてるのは当日の夜であり、やっぱり寂しさを禁じ得ない。…まあ、記事ではこれからも登場するとは思うけど(笑)。
ノートさんがウチにやってきたのは2010年3月13日のこと。
先代の「蒼い弾丸号」ことインプレッサHX-20Sからの乗り換え。この趣味を始めて間もないタイミングで、より不向きな車に乗り換えたわけで(笑)。まあうなるほど金があれば、探索用マシンでも買うところだけども。
ナンバーは隠したままにしておくけど、実は先代機と同じ番号にしていた。
そんな、彼にとってはバッド・タイミング(笑)でウチに来てしまったがゆえに、
納車6日後にはこんなところに連れてこられてたり(笑)。
これは、和歌山県新宮市の初代・越路隧道。この翌日には魔境・白倉林道に突っ込んだし。
以降、何度も探索にお供してくれた。わたくしのこの趣味におけるキャリア(謎)は、ほぼまるまるこの車と共にあったので、思い入れも強くて。
先日の紀伊半島でのラストラン、実は先代の青い弾丸号もそのラストランは紀伊半島だった。2010年2月21日のこと。
そのラストランで撮った一枚の写真がこれなんだが。
これは奈良県上北山村、国道425号瀧トンネルを望む場所で、この背後には巨瀑・カクレ滝が落ちている。
この写真が気に入っていて、ノートさんのラストランを紀伊半島でやることにしたのは、ぜひ同じ場所で写真を撮りたいというのもひとつあった。
そんなわけで最終日にここへやってきたのだが…
季節の違いを計算してなかった(笑)。
車の向きこそ違えど位置はほぼ一緒なんだが、植生が旺盛で瀧トンネルは全然見えなかった。まあいい。それはそれで。この場所で撮れたことが大事だ。しょっちゅう通行止めになってる場所でもあることだし。
そして本日。
最後のオドメーターは
まだこんだけしか走ってなかったんだな~。
わたくし普段ほぼ車に乗らないサンデードライバーなので、時々買い物や用事で使うくらいで、ガッツリ乗る時といえばほぼイコールで探索へ行く時だった。
それがそうしばしばでもないので、結局このくらい。なのでエンジンなんかは全然好調だったし、問題はほぼなかった。唯一、無茶させすぎてよくお腹を打ったためにフロア底が傷んでいて、車検の際にちょっと強化してもらったりとか。
そんな感じで、まだ当面乗り続けるつもりだったんだけども…まあちょっとした展開があって、今回お別れして新しい相棒を迎えることになった次第。
実はお別れの前日である5月15日に、大阪は堺市まで新しい相棒を迎えに行っていた。まあ今の仕事場が堺市で、前のオーナー(親族です)もあっち在住なので、仕事終わりに受け取って滋賀まで乗って帰ってきたってわけで。
わたくし的に、どうしても前回と同じように、去り行く相棒と新しい相棒を一緒に写真に収めたかった。気持ちの上で、魂移しの儀式、的な、てきな。
つうわけで、ノートさんを持っていく前に、
魂移し。
初お目見えとなる我が新しい相棒、フォルクスワーゲン・ゴルフ。さらにこの趣味に不向きな車になりましたぞ(笑)。
奥様が撮ってくれた一枚。
つうわけで、ノートさんの魂は新しい相棒・フォルクスワーゲン・ゴルフに引き継がれた。つもり(笑)。
まあとにかく、
2010/3/13~2022/5/16。
12年と2ヶ月と3日間、本当にありがとう、ノートさん。
封鎖前の湖北隧道前にて。