2016年5月13日、堺での仕事の通りすがりで見つけてしまった。
いやいやいや、なんだあれ!?
土手?から煉瓦製の門が生えてるとか、どういうことなんだねキミぃ~!現在地こちら。
でもまあ、このパターンは知っている。これはアレだ、水利施設だ。
と予測しながら案内看板を見ると、
「旧天王貯水池」。アタリだった。
旧天王貯水池は、堺で初めての上水道施設のひとつとして明治43年(1910年)に建設し、昭和37年(1962)まで使用していました。
建設にあたっては、当時堺で盛んに作られていたレンガが使われました。
正面入口は、水道施設の先進地であったヨーロッパで用いられていた建築の古典様式にならい、「凱旋門」風のデザインです。内部は点検用の通路をはさみ、両側に貯水槽が作られています。それぞれの貯水槽は5区に区切り、半円筒のヴォールト天井としています。
貯水槽の周囲には土を盛り上げて、直射日光などをさえぎることで、細菌の繁殖を防ぎ、水質の安全をはかりました。
そのデザインと施工技術の優秀さはもちろん、堺における上水道の歴史の一端を知る上で重要な建物です。
なるほど~。
帰ってから調べて知ったことだが、内部の見学会など折々におこなわれているとのことで、これは見てみたいな~。
初見で気づいてたが、この旧天王貯水池、
国登録有形文化財の指定を受けている。
改めて、「凱旋門」風正門を。
うーむ素晴らしい。なぜかアップでの全体像を撮ってなかったのだが。
記事を書くにあたり、扁額に何か書いてある、と気づいてアップで切り出してみたら、
「浄水池」と刻まれているようだ。至近で見れば、揮毫者なんかもわかるのだろうか?
あとは、こうしてちょっと角度を変えるくらいしかできなかった(笑)。
撮り方によっちゃ、映えスポットとして若い方にも人気が出そうだが…入れないからダメか(笑)。
最後に。
ここは南海高野線の堺東駅東口からさほど遠くない場所。堺東駅の東口といえば、以前ご紹介したとおり風情ありまくり(笑)なので、ぜひ併せてご賞味あれ。
しかしこれ、テーマ分けに困るなあ。