2021年1月3日、里耀洞訪問を終えたわたくし、この日のもうひとつのターゲットにやってきた(小ネタですけどね)。
つうわけで、現在地はこちら。
念のため地理院地図をはじめ複数の地図を参照してみたが、自分の立っている場所がまさに滋賀・三重県堺であったようだ。これは三重県側を向いて撮っている。
いきなり余談で申し訳ないが、今回記事にするプチ探索前半を終えて車に戻ってきた際に「従是東三重縣管轄」の石柱を見つけているのだが、その位置はノートさんの左後方、国道に県境サインが出ているいるところのほど近くだった。実際、以前はあのあたりが県境だったんだろうか?あるいは単に設置しやすい位置を選んだらたまたま生じたズレに過ぎない?
…という余談はまあ措いといて、
150mほど滋賀県側へ移動したところ。遠くに先ほどの県境付近が見えているここ。
例えるならば、塗り絵の下からはみ出した下書きのような。そんなちょっと異様な感じで、旧道が残っている。以前からここが気になってたんですな~。
遠目にはまだ車両で入っていけそうに見えるかもだが、
この通り。もはや車道としては用をなしていない。路面に置かれた小さな棒はたまたまなのか?なんかイイな。
おお~。
ちょっと雰囲気ある~。
現道を振り返ってみると、
標識が倒れているのを発見。かつてはここもそれなりに酷道だったはず。
短いストレートが終わると、
とたんに廃ムードが充満する。
まるで現道から見える範囲だけでも必死に体裁を整えていたようなテイで、
前半とのギャップがすごい。
やがて、
忘れ去られたカーブミラー登場。ここもイイなあ。
で、この先最終パートが…
一番ひどかった。冬場だから楽勝だったが、季節によっちゃ突破不可能レベルかもしれない。
そしてほどなく、
現道へ…つうか、元いた場所へ。向こうにノートさんがいるのが見えるだろうか?
現道に復帰して、振り返り。
こっちからだと、よくわかりませんな。
たかだか100mちょいの廃道だったが、状況変化のグラデーションが面白くて、なかなか楽しめた。お手軽だったが、それは季節を選ぶかな。
ちょっと整理しとこうかな。
ちょうどノートさんと同じような位置に停まってる車がありますな(笑)。こうして見ると、車を停めていたスペースは、旧道部分の「のりしろ」であることがわかる。
また、この駐車スペースから北に分岐しているのは、今回辿ったプチ廃道の本来の続き、いわば桜峠の旧々道である。少しだけ辿ってみたが、何があったかはこの連載の最後にでもスピンオフとして紹介するつもり。…いや、期待はしないで(笑)。
さてこの桜峠、他にも旧道が残っているので、続いてそちらを探索したが、それは【次回】に。