沼部隧道 (東京都大田区田園調布~田園調布本町) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

2021年10月30日、家族で東京に行った際の自由行動(笑)で最後に訪ねた物件をご紹介。

 

 

 

飛鳥山下跨線人道橋などいくつか訪問後、ズズズーイと移動しまして、東急東横線多摩川駅で下車。

現在地はこちら。2.3mの高さ制限標識に反応した。まずは前菜登場~。

 

 

 

 

 

そのまま線路沿いを進むと…

あったー。

 

 

 

 

 

こちらが今宵のお題、

沼部隧道。

 

実際は東京都道・神奈川県道2号東京丸子横浜線の下を抜ける暗渠または架道橋的な構造物なのだが、「隧道」と呼ばれている。ままある話。

 

 

 

 

 

タテの線模様にデザインされた独創的なコンクリートポータルが何とも言えない。

アーチ環は本物の切石っぽい。

 

ちなみに本隧道は1934(昭和9)年製であり、土木学会選近代土木遺産B物件である。

 

 

 

 

 

洞内の巻き立ても総コンクリートだが、

もう一点見逃してはいけないものがあると予習してきていた。

 

 

 

 

 

洞内にあるこちらのマンホール、

これがなんと、東京「府」時代のマンホールなのだということだ。調べてみると、中央の紋章、確かに東京府章だった。

 

東京府は東京市を府庁所在地とし、この両者を統合して東京都となった1943(昭和18)まで存在した府だということだが、そんな昔のマンホールが現役でいるなんで凄いなと。素人目ではそこまでの古さは感じられないのだが、つるつるに摩耗した感じは確かにある。

 

 

 

 

 

抜けて振り返り。

同じ意匠のよう。なんとなく街燈もマッチしている感。

 

 

 

 

 

ちょっと引いて。

うむ、いい感じだ。

 

 

 

 

 

あとは、

旧六郷用水散策路をのんびり歩いて、東急多摩川線の沼部駅まで歩いた。

 

そういえば、昔は東急目蒲線って名称だったよな。いつ変わったんだろう。だいぶ前か。

 

 

 

 

最後におまけ。

 

旧六郷用水散策路で見かけた、

疑わしい石アーチ(笑)。

 

 

 

 

 

本当に石アーチなのか、あるいは貼りつけなのか。

残念ながら確かめるすべがなかった。撮ってたらガン見もされたし(笑)。

 

 

 

 

以上。