【4】より続く。
あれが「千人場」か?
予備知識として、「千人場の滝」とは、「千人ほども人が集まれるような岩場がある」ことに由来しているというのを見ていたので、ここがそうだろうな、と。いやあ、いいところだな~。
おもむろに接近して、サイド気味に。
美しいじゃないの~。これは、食事場所はここで決まりですな(笑)。
もう少し登ったところで、気になってきた。
右岸の、あの窪み。
接近する時に、いわゆる隧道ではないことは視認できていたので、目的のブツではないのはわかっていたが、明らかに人為的に掘られたもののようなので、なんなんだろうな~とね。
つうわけで、ワープ。
ここは、なにか置かれていたのか?さほど奥行きもないし、謎なスペースだった。
穴の奥から望む、千人場。
余談ながら、コチラへ渡ってくる川床、おっそろしく滑りやすかった。コントのバナナの皮に匹敵するレベル(笑)。
さて、千人場の散策を続行。
奥に滝が見えてきた。
これまた予備知識として、千人場の滝には「一の滝」と「二の滝」があるらしく、あれがそのどちらかだと思われた(帰って調べたところ「一の滝」だった)。
ド素人ゆえに岩の種類とかはわからないが、
このテラス状になった広大な岩場、確かに千人程度なら全然集まれそうなスケールだ。ソーシャル・ディスタンスが保てるかは微妙だが(笑)。
特に気になったのは、これ。
人為的に掘られたと思しき、水路?の痕跡。本記事三枚目の写真の左端にちょっとだけ見切れているのがこの水路?の続きで、小さな段瀑になっている区間をバイパスするような造りになっていた。
これもやはり、材木流しに関連する遺構なのだろうか?一本ずつ流す、いわゆる「管流し」なら、このサイズでも流せる…のかもしれない。けどなあ。それ以前に一の滝をバイパスさせるほうがよほど材木流しには効果がありそうだが、そういう痕跡はないしなあ…。
そう、一の滝を見たときに、
これをバイパスするのが、目的の隧道なんじゃないか?と思って注意深く周囲を観察したのだが、どうもそんなものはない。
てことは、目的地は一の滝よりも上流ってことだな、と判断した。
ならばまずは、
この千人場と一の滝を堪能しようかね。
滝についてもド素人だが、
小ぶりながらも、詫び寂びを感じるいい滝だな~と思った。
ここで、千人場周辺の動画を撮りましたので、よろしければ。
「千人」のスケール感や位置関係など、こちらをご覧いただいた方がより伝わるかと。
さて…。
とりあえずは堪能した。
また後でここで食事をする予定なので、まずは遡上を再開し、ターゲット確保に向かおう。
というわけで、
(笑)。
いやいや、
さすがにこれは登れませんので。
これは登ってからの見下ろしだが、
左岸側にこのような、お助けロープと鎖が設置されていた。
ロープは信用できないと思ったので、基本的に使わず登った。降りるときは鎖だけありがたくお世話になったけど。
落ち口から見下ろす、
一の滝と千人場。
さて、遡上再開。
あとどのくらいかかるのかな~、と考えていた。
あえて制限した「予習」の感じでは、そんなに距離があるような感じではなかったが、
…と思っていたら。
はうっ。
【6】に続く。