廃村・狂小屋とその奥探索記【6】(岐阜県揖斐郡揖斐川町櫨原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【5】より続く。

 

 

 

スピンオフの草ヒロが迎えてくれた、ちょうどその前には、

右上に上るスロープがあった。

 

ちなみに直進する狂小屋方面、どえらい激藪に見えるが、それはそう見えるだけ。

 

 

 

 

 

 

上を窺ってみると、

なんかある。これは見に行かないと。

 

 

 

 

 

 

 

スロープ上からすでに、

かつての生活の痕跡?が点在していた。

 

「すでに」と書いたのは、この上の平場全域にいろんなものが落ちてたから。

 

 

 

 

 

 

 

で、上がってみると、

そこにあった建屋は完全に倒壊していた。これって定住していた住居じゃないような。簡易な別荘とか、作業小屋と倉庫とか、そんな感じのものだと思う。

 

 

ここでは5分ほどウロウロした。この先もけっこういろいろ撮影したんだが、まあ記事では割愛する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つうわけで、狂小屋への道に復帰し進軍再開。時刻は8時ジャスト。

先のカーブには本日二本目のカーブミラーが迎えてくれた。

 

 

 

 

 

 

そのカーブの外側には、

溜池?が。この上にあった建屋と関係は…ないとは思うが。

 

 

 

 

 

 

 

カーブを立ち上がったところで、

川を渡って常世に足を踏み入れてから、初めての看板があった…いや、落ちていた。

 

 

 

 

 

 

これはあれか、

「不法占有」とは…水資源開発公団が、買い上げた土地の元の所有者に向けて掲示したものなんだろうか。新たに小屋をかけたり、畑の耕作をやめなかったりとか、そういう感じの?

 

 

 

 

 

 

 

実際、このあたり

こういう田畑があったっぽいんだな~。櫨原あたりから耕作に来ていたような場所っぽいし。

 

まあ、知らんけど。

 

 

 

 

 

 

その先で、

草ヒロのところで少し離れていた扇谷が再び近づいてきた。

 

上の木のあたり、なんとなくお地蔵様でもありそうだ…と期待しながら接近したが、残念ながらなかった。つうか、結果的にこの日はお地蔵様や古い道標など、道の来歴を語ってくれそうなものとは出会えなかった。ちょっと残念。

 

 

 

 

 

 

ここで小さな発見。

道の下に…わかるだろうか。ささやかな水路が。おそらくは、さっき通過してきた田畑への導水用だと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

そうそう、ここらで続きのスクショを。

下部に、上の写真の川沿いのカーブがある。

 

 

 

 

 

 

 

そのカーブを立ち上がったところ。

どうも下手な写真では伝えきれないのだが、このあたり、道の美しさは最高潮だった。

 

 

 

 

 

 

 

まさに「萌えるような緑」の中、

自然に還りつつあるその姿が最高だった。

 

ここなんかは、車道であったことを改めて思い出させてくれるような景だ。

 

 

 

 

 

8時7分。「あの世」に入ってからもスニーカーで進軍を続けていたが、ここで再度長靴にチェンジした。朝露に濡れた下草によって濡れてしまったためだが、濡れる前に履き替えろよ、って話やけどな。

それを含め、ここで5分ほど休憩したっけな。水分補給とかも。

 

 

 

 

 

 

 

進軍再開後ほどなく、

本日三本目のカーブミラー。

 

 

 

 

 

 

このあたりからしばらく、

道はぐんぐん登る。小さく「折りたたまれた」扇谷の屈曲部へと分け入っていくのだ。

 

実はその屈曲部、渡河ポイントと並ぶ事前からの懸念エリアなのだった。近づいてきたな…。

 

 

 

 

 

 

 

 

道はぐんぐんと高度を稼ぎ、扇谷の攻撃から逃れる。

ここなんか、現役時代には車で通るのがけっこう怖いポイントだったんじゃないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

そんなエリアにおいても、

癒しのカーブミラー(笑)。本日四本目!

 

ここまでのところ、路盤は健全そのもの。このまま無事に通してくれればありがたいんだが…。

 

 

 

 

 

 

 

なにしろ、

こんな地形だからして、もしも路盤が抜けてたりしたら、かなり厳しいことになるだろう…。

 

 

そんな不安を抱えて進むわたくしを、この険路で待ち伏せしていたのは…

 

 

 

 

 

次回に続く。