【4】より続く。
【序】を含めると今回第6話になるが、こっからようやく本番って…(笑)。
時刻は7時42分、進軍開始から1時間20分。
ここからようやく本番、旧来の林道上を辿っての、狂小屋への道程となる。
今や現世と切り離されたこの道、廃道となった際の名称は「町道扇谷奥山線」だった(かなり後に改めて触れる)。しかしそれ以前、かつての名称は「徳山村道狂小屋線」だったようだ。
ここで確認しておく、現在位置はコチラ。
ゼンリン地図だと橋が描かれている。おっちゃんはああ言ってたけど、やっぱりあの土管は橋の名残なんだと思われる。
スクショももう一度。
現在地はちょうど中央付近、道は扇谷左岸に移動した。
この先の路盤状況が読めない。大きな障害はなさそうと見ているが、果たして。
この常世の道で、まずはかわいらしく迎えてくれたのが、
原付の草ヒロだった。
メーカー名とか探したんだが、わからなかった。
あんま見たことない感じだが…。いつからここにいるのかね、君は。
その先の右カーブで、
まずはこの道の美しさに感動。気づけば、進軍開始前に気にしていた濃霧はすっかり晴れ、天気予報どおりの快晴になった。
そして、原付草ヒロに続いてわたくしを迎えてくれるあのシルエットは…
待っててくれてありがとう!(違
カーブミラーだ!
この日、何本かのカーブミラーと出会い、漏らさず写真は撮ったと思うが、こと渡渉地点から最初のこのミラーは、(勝手な思い込みだが)迎えてくれた感があって、なんか嬉しく、愛しく感じたんだな~。
このカーブを過ぎると、
ぴったりと扇谷に寄り添う道に。めっちゃ好きな感じの道だ~。
ここまでだけで、今日の探索は素晴らしいものになると確信した。凄いものを見つけるとかじゃなく、自分の気持ちの中で(フラグ
対岸に見える、意味ありげな平場。
ああいうところも、探してみれば何か人の痕跡が見つかるのかもしれないな。
思った以上にしっかり道が残っていて嬉しい限りだが、
当然この程度の綻びはある。
あるんだが…
ここにもあるなあ、四輪のタイヤ痕…。キワキワに…(笑)。
やはりドアホウのOFF車乗り(笑)で、ここまで突っ込んでくるヤツもいるようだ。狂小屋への道だけに、キ●ガイを呼ぶのか…(笑)。
だがしかし!
四輪もここまでだ。
先に書いとくと、ここは平場が広がっているのだが、その先で道はぎゅっとすぼまり、シングルトラックに転落している。よって、キ●ガイどももここであえなく転回させられた…はずだ。
ここはこのように、
扇谷の小さな氾濫原となっている。かつては何かに利用されていたような、そんな雰囲気も感じる場所だった。
で、先ほど書いたように、
この先、道はグッと狭くなる。
こういうね、
わかりやすいシングルトラックに。やはりここには四輪の轍は見られない。
だがもちろん、ここもかつては車道だったわけだ。死んでしまったけれど。
そんなところに、
新たに迎えてくれたのは…。
【次回】に続く。