廃村・狂小屋とその奥探索記【5】(岐阜県揖斐郡揖斐川町櫨原) | 穴と橋とあれやらこれやら

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初めまして。ヤフーブログ出身、隧道や橋といった土木構造物などを訪ねた記録を、時系列無視で記事にしています。古い情報にご注意を。その他、雑多なネタを展開中。

【4】より続く。

【序】を含めると今回第6話になるが、こっからようやく本番って…(笑)。

 

 

 

 

 

時刻は7時42分、進軍開始から1時間20分。

 

ここからようやく本番、旧来の林道上を辿っての、狂小屋への道程となる。

今や現世と切り離されたこの道、廃道となった際の名称は「町道扇谷奥山線」だった(かなり後に改めて触れる)。しかしそれ以前、かつての名称は「徳山村道狂小屋線」だったようだ。

 

 

ここで確認しておく、現在位置はコチラ

 

 

ゼンリン地図だと橋が描かれている。おっちゃんはああ言ってたけど、やっぱりあの土管は橋の名残なんだと思われる。

 

 

 

 

 

 

 

スクショももう一度。

現在地はちょうど中央付近、道は扇谷左岸に移動した。

 

この先の路盤状況が読めない。大きな障害はなさそうと見ているが、果たして。

 

 

 

 

 

 

 

 

この常世の道で、まずはかわいらしく迎えてくれたのが、

原付の草ヒロだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

メーカー名とか探したんだが、わからなかった。

あんま見たことない感じだが…。いつからここにいるのかね、君は。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その先の右カーブで、

まずはこの道の美しさに感動。気づけば、進軍開始前に気にしていた濃霧はすっかり晴れ、天気予報どおりの快晴になった。

 

そして、原付草ヒロに続いてわたくしを迎えてくれるあのシルエットは…

 

 

 

 

 

 

 

 

待っててくれてありがとう!(違

カーブミラーだ!

 

この日、何本かのカーブミラーと出会い、漏らさず写真は撮ったと思うが、こと渡渉地点から最初のこのミラーは、(勝手な思い込みだが)迎えてくれた感があって、なんか嬉しく、愛しく感じたんだな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このカーブを過ぎると、

ぴったりと扇谷に寄り添う道に。めっちゃ好きな感じの道だ~。

 

ここまでだけで、今日の探索は素晴らしいものになると確信した。凄いものを見つけるとかじゃなく、自分の気持ちの中で(フラグ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

対岸に見える、意味ありげな平場。

ああいうところも、探してみれば何か人の痕跡が見つかるのかもしれないな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

思った以上にしっかり道が残っていて嬉しい限りだが、

当然この程度の綻びはある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あるんだが…

ここにもあるなあ、四輪のタイヤ痕…。キワキワに…(笑)。

 

やはりドアホウのOFF車乗り(笑)で、ここまで突っ込んでくるヤツもいるようだ。狂小屋への道だけに、キ●ガイを呼ぶのか…(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だがしかし!

四輪もここまでだ。

 

先に書いとくと、ここは平場が広がっているのだが、その先で道はぎゅっとすぼまり、シングルトラックに転落している。よって、キ●ガイどももここであえなく転回させられた…はずだ。

 

 

 

 

 

 

 

ここはこのように、

扇谷の小さな氾濫原となっている。かつては何かに利用されていたような、そんな雰囲気も感じる場所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、先ほど書いたように、

この先、道はグッと狭くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こういうね、

わかりやすいシングルトラックに。やはりここには四輪の轍は見られない。

 

だがもちろん、ここもかつては車道だったわけだ。死んでしまったけれど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなところに、

新たに迎えてくれたのは…。

 

 

 

 

【次回】に続く。