【2】より続く。
予想しているべきだったかもしれないが、全く予想してなかった軽トラの登場。
この写真は、軽トラが通過していく前…だったかもしれない。遠くからゆっくり走ってくるので、抜かれるまで数分かかったからね。
いいところで軽トラが現れて…ってのはしばしば探索の素晴らしいアクセントになる(例えばこれとか)。この時もまさにそんな気持ちだったが、ただ一点、一応ここ「関係者以外立●●止」(笑)とゲートにあったのが気になった。
なので、軽トラがやってきた時には何か言われるかも…と覚悟しながら一礼したが、幸い何も言われず(ただ、ガン見されたけど・笑)に通過していった。ほっと一息。
しかし…と、軽トラを見送りながら考えた。「あの軽トラ、どこへ(どこまで)行くんだろう?」
この軽トラ団、以降また登場する。
7時14分、
ここまででもっとも広くなっているカーブがあり、
立ち上がった先で
おっと、先ほどの軽トラのおっちゃんたちが停まってるぞ。
何を見てんのかな?と視線を移すと…
おおおっ!あれは航空写真で見て最初の目標物と捉えていた、対岸に残る建物だ!
そうそう、スクショはコチラ。
下のほうに…わかりますよね?
そしてこれを見れば、このあたりから対岸に道型が現れ始めるのに気づかれるだろう。そう、ついに扇谷は徳山ダム湖のバックウォーターを脱し、「いろんなもの」が出てくるのだ。いよいよキター!
対岸の建物をズームしてみたら、
うーん、倉庫か?住居ではないよなたぶん。思いのほか古くないぞ。
そして、これは帰って見返してから気づいたのだが、カーブミラーが立ってるな。あの場で気づけばさらにテンション上がっただろうが。
とりあえず、この場所の地形から、ストレートにあそこに向かうのは不可能。これまでの道のトレースを続ける。おっちゃんたちもいなくなったし、進軍再開。
結局あそこには行かなかったのかって?行きましたともさ。まあ最終話近くになるので、また後日。
で、ここだ。
先のスクショの状態と比べずともわかる。ここ、近年に壮絶に抜けたようだ。
この勾配を考えるに、元の路盤を高巻く形で道を付け直したと見える。さっきの広~いカーブは、工事事務所とか資材が置かれていた名残かと。
そもそもこの道、事前調査によればこの先そうそう奥まで続いているわけではない。非常に状態のいいこの道、わざわざこんなきれいに治すかね?いったい何のための道なんだろう?
改めて、ゲート脇にあった看板には、こう書いてあった(現場では完全に忘れてたが)。「公有地化事業による作業路改良及び作業路改良に伴う発生処理」と。それって、この現場のことなのか?
要は「作業路」ってことなんだが、知りたいのは「どういう作業のためなのか」ってことなんだが…まあさっぱりわからん。ちなみに、もちろん状況的に、徳山ダム完成後につけられた作業路に違いない。
さて、ここから再度、
対岸を見下ろしてみる。
そして右のほう、
わかりますよね?
こうしてみると、
あの建物、けっこうキワキワで湛水域の上にいるんですな~。
さて、大規模な補修個所を過ぎると、道は元の姿に戻ったが、多少「荒れ」のテイストが増えてきた。
こことか、
右から左へのヘアピン頂点から撮ったものだが、
洗い越しというよりは、もはや沢と一体化し、
本来の橋?カルバート?らしきものは破壊されていた。ここも道を付け直したみたいだな
これを過ぎると、
ようやく「本来はこのくらいでしょ」な路盤状態に。
いや、これでも十分すぎる。いかにここに至るまでの路盤状態がとびきり良かったか。おなかの弱いノートさんでも、余裕で進んでこれたであろう極上コンディションだった。
まもなく、
道は急勾配で下り始めた。帰りは辛そうだな…。
そして、7時26分。
…あっ。
【4】に続く。