2010年12月27日、第八次三重県探索の序盤に記録したトンネル。いつもとは違う意味で、「今となっては…」な物件である。
まずはこちらから。
新八鬼山トンネル、南側坑口。場所はコチラ。
地図を見ていただくとこのトンネル、将来的には紀勢自動車道の一部となるであろう高規格道路・熊野尾鷲道路に位置している。
とてもこんなとこで撮影できるようなトンネルじゃないのだが、当時は尾鷲南インターから三木里インターまでしか…っつうかこの新八鬼山トンネルだけが供用されており、かつ三木里インターと接続する県道も未整備で大した通行量もなかったため、まだこんなことができた(してよかったのかどうかは疑問だが・笑)。
で、これも今どうなのかは知らないが、
緑看には「道路トンネルの長さ三重県一」と書かれていた。その長さ、3992m。
どうだろう、これ以上長いトンネル、三重県内にできたかなあ。たぶんまだタイトルホルダーだと思うな。石榑トンネルは三重県単独じゃないし。
ルーティーン通りに銘板。
これまた、今ではこんなんとても撮ってられないやつ。
ましてや、こちらとか。
洞内側壁にあるからね、絶対ムリ。
でね、こんなん見つけたん。
並走する、もう一本のトンネルを。
明らかに小ぶりで、
かつ鉄扉で閉鎖されている。
ちゃんとこっちにも銘板があった。それによると、
避難坑!これは珍しい。
いや、ここ最近の長大トンネルには避難坑って付き物だとは思うが、こうして本坑と並行してちゃんとしたポータルがある避難坑って、現在に至るまでここでしか見たことないかも。よく見ると、本坑より43m短いのね。
全体では、
こんな位置関係になっております。
なにぶんこれ10年前の写真なので、今でもこんなにセキララに見える状態なのかは不明だが。
最後にこちら、
北側坑口。さすがにこっちではパッと停めて一枚が精いっぱい。いわゆるヒット&アウェイ(笑)で立ち去った。
ちなみにこの日の最後を飾ったネタが、懐かしの鳥越隧道であります。
以上。