STAY HOMETOWN@滋賀第七弾。今宵ご紹介するのは、甲賀市にあるささやかな…けど案外?知名度の高い隧道であります。
ここにも過去何度か訪問して毎度楽しませてもらってるのだが、
まずは初訪問時となる2009年8月3日(この日のネタで記事にしているのは、この後訪れた滝山田隧道、へつじ隧道)の写真でスタート。
県道132号から岩尾池という灌漑用溜池(いや、アースダムか?)へと曲がったところ。現在地コチラ。
ここから岩尾池の東岸に東海自然歩道が伸びていて、その途中に今宵のお題隧道がある。
きれいなところだが、ここで注目なのが
自然越流式の洪水吐。
時々見るけど、
これめっちゃ好き。
東海自然歩道は洪水吐にそって進んでいくのだが、
振り返ってよく見ると…おっ。
洪水吐が東海自然歩道をくぐるカルバートに扁額が。
「昭和二十九年三月竣功」だそうだ。
ここからは、二度目の訪問となる2014年8月16日(この日のネタで他に記事にしているものナシ…)の写真を中心に構成。
岩尾池を右に見て進む、気持ちのいい道。
ちなみに、県道を外れてからはダートとなっている。
歩くこと数分で、
「気配」が。
左カーブを立ち上がると、
いらっしゃいました~。
以下二枚は、初訪問時の写真。
五年経ってるわけだが、全然変わってなかったな。
お名前は、
大澤隧道。
「昭和二十七年十月竣功」とある。岩尾池のカルバートよりも一年半ほど早いということになる。
現在は東海自然歩道となっているわけだが、この道本来はどういう目的で開削されたのだろうか。岩尾池自体は明治年間に造られたようだが、昭和半ばまで存在しなかった道なんだろうか?
だから、調べろよと(笑)。まあ、気が向いたら…
地味に珍しい、谷積み?のポータル。
他にどこで見た?と考えると、パッと出てこないわ。
では、洞内へ。
型枠痕がビッシリ。場所打ちコンクリートですな。
抜ける手前で
鉄板の構図。
左側にのしかかる折れ枝。右側には転がってるし。ここ…つうかこの道、いつも枝がめっちゃ落ちてるんよね~。
【後篇】に続く。